ハードにしろソフトにしろ、新規にモノをつくる仕様の打ち合わせをしていると、だんだん複雑になっていく事が多い。
まぁ、設計しだすと、あの場合、この場合というのが気になりだす。特に、プロトタイプなどを作ったあとの仕様見直しなどになると、もう仕様・機能追加のオンパレードになる。
こういうときに、気をつけなくてはならないのは、設計の根本となるアーキテクチャが変わるのかどうかだ。得てして、目の前の事象に対応する何かに注目しすぎで、骨格を揺るがすような改版をしてしまうことがある。
ソフト系な話のときに、僕はいつも情報の生成〜消失までのライフサイクルと、その情報への操作に着目して思考整理している。システムの中で、類似な情報が同時に複数存在することはないか? オプジェクトに対する操作は、一箇所に集約できているのか?などは、特に気にしている。
ハードでもそうだけど、基本はシンプルにだ。物事を整理するには、結局は、修飾的な部分と根幹を、きちとん分けてとらえることが必要と思っている。
そんなわけで、こういうスキルがあるのかないのかは、人を採用するときに重要な点なのだが、それを見極める良い方法はないだろうか?
いろいろと考えていたら、一例としてある新聞記事を渡して、その内容から、事実の部分、解説の部分、事例の部分、比喩の部分などを、分けて説明させる方法を思いついたので、今度やってみようかしらん。