参加しているIEEE802 Interimでは、はじめて802.19のミーティングに参加してみた。
というのは、今回は3GPPからLAA(Licensed-Assisted Access) to Unlicensed Spectrumのプレゼンがあったからだ。はっきり言って、肝心なとこの説明がなくて、上位層の概念しかないので、僕的には100%ダウトだ。
まぁ、IEEE802に来てプレゼンするので、とても気を使ってるのかWi-Fiとのフェアネスを強調しているんだけど、 そもそも、Unlicensed Spectrumというのが、運用者をあらかじめ特定出来ないという前提が理解されているとは思えなかった。逆にいえば、Unlicensed Spectrumなんだから、別にLTEのフレームを吹いたって構わないというのも、一理ある。それでも、3GPPとの間でこういう議論ができる背景は、やはり電波資源の不足がなさせることなのだろう。
いづれにしても、キャリア系のコントロールの世界と無線LANの自律分散が、互いにリエゾンしながら、人的な行き来もして、こういう議論ができることは、良いことだろう。
電波行政が基本的に規制と許認可だけな文化の国では、こういう活動は出てこない。実際に、ITSと802.11の干渉問題なども、建設的な意見で共存方法を探るのと、監督官庁に陳情だけして保護政策を求めるのでは、大きな違いが出てきている。
しかし、結局最後は外圧で規制緩和とかになるのなら、最初から建設的にこういう議論の場に参加するほうが有効ではないだろうか?
今夜は、Vancouverに詳しい仲間の先導で、Rodney's Oyster というオイスターバーで会食。珍しくサンプラーはなくて、直接に種類を指定するのだけど、West Coast産とEast Cost 産から三種類ずつ選んで堪能。日本でいう牡蠣フライもなかなかに美味だった。
ホテルにもどった後、いつものTGub(uisce beatha)で、Tomintoulの16年を、一杯ご馳走になって就寝。