今日は、UCSDにおいて、New Approaches for the Promotion of Innovation, Science and Technologyに参加。元東大総長や前日銀総裁も参加されての講演とパネルは、なかなかに深い内容だった。
朝の起業についてのパネルディスカッションの議論を聞いて、ふと湧いてきた疑問は、起業家精神っていうのは天性のものなのかどうかだ。もし、天性のものだとするならば、大学生や大学院生の年齢の人間に対して、教育で企業家精神を持つように変えるんだなんていうのは、まったく上から目線の奢りだろう。
ただし、天性ではあっても、その種は誰にでも多かれ少なかれあるものだとするならば、後天的にそれを成長させるということに可能性はある。この場合、どうやって個々人のもつ起業家精神の種を成長させるかが教育者が考えることで、変えるとかではなく成長を促すという感覚が重要なのではないだろうか?
なんでもそうだけど、何かをサポートするには、効率をあげるための道具やシステムを提供することと、先人の知験を知らしめて参考となさすことではないだろうか?
となると、起業を促して新産業を創出するなんて議論をするのには、起業したことのある人が参加することが重要だろう。今日の議論には、あまり起業経験者からの意見が聞けなかったのがちょっと残念だった。
夕方、EverySenseの取締役と日本でのハッカソンで優勝した学生さんが到着し、三人でダウンタウンのローカルブリュワリーで地ビールを堪能。そのあと、昨夜と同じ会場での交流会にも参加して解散。