朝、同僚を甲府の駅まで送ったあと、大学で打ち合わせ。過去、3年間工学部四年生を対象とした全学共通科目として、ベンチャービジネス論というのを非常勤で教えてきた。
前期だけなので、全体としては90分x15コマで、毎週一コマだ。最近多い、スタートアップしようとか、起業家になろう的な内容ではなく、企業と社会の関わり方や、会社の形態とか関連法令などからBS/PLの読み方や、会計の基礎的なものまでを、一通り体系的にプログラムに入れてある。その上で、最終的にはワークショップとして、グループでビジネスコンセプトをまとめる事をしてもらっている。
しかし、四年生の前期ということは、まぁ就活なわけで、いまさらベンチャーの話をされてもね....と思う人は多いことは否めない。そんなことから、ひとつの方法として、もっと若い年次に対象を広げ、かつ起業家支援的な大きなグランドデザインの中に位置付ける実践目的とするか、長期的な視点で知識としての蓄積を中心にするか、再考するべきと考えていた。
そこで、今日は学科担当の先生にお願いして、この辺りの方針について、再確認をさせていただいた。まぁ、いまの段階で大きな変更はできないけど、そのなかでもできることから変えて見ようということになった。
それにしても、非常勤講師でも、大学院生対象に特別講義するのと、学部生相手に、半期ないし通期で授業をするのだと、負荷が随分違う。そのうえ、単位を出す以上は、学生に対する責任も大きい。だから、大学生の貴重な時間をある意味使うので、まず彼らにとって本当に役にたつ講義なのかを真剣に考えないといけない。そういうことを考え出すと、本当にこの授業を続けていくことについて、いろいろと悩んでしまう。
しかし、僕の周りには名刺にxx大学非常勤講師という肩書きを持つ方が何人もいるけど、あまりこういうシラバスや講義の意味的な話を聞くチャンスがない。みなさん、どうしてるんだろう。
昼過ぎに東京に戻って、事務仕事をしたあと、夕方から来客と会食。この中途半場な飛び石の休みは、なんで振り替えられないのさ。