今朝は、幕張メッセで開催されているCEATECの会場で行われたIoT推進コンソーシアムの総会からスタート。この総会の活動のなかで、データー流通推進協議会の設置について、アナウンスをさせていただいた。
この協議会は、今年の春先に行われたIoT推進コンソーシアム データ流通促進WG データ連携SWGがとりまとめた、「データ流通プラットフォーム間の連携を実現するための基本的事項」 と、総務省情報通信審議会のIoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方」(平成27年諮問第23号)に関する情報通信審議会からの第四次中間答申にて報告された、データ取引市場等SWG取りまとめのそれぞれの審議結果を受けて、安心・安全なデータ流通の社会基盤の仕組み実現するのが目的だ。
ぼくは、EverySenseとして両方のSWGの構成委員として参加していたことから、この結果をうけて民間としての枠組みをつくることの呼びかけをさせてもらい、賛同いただいた企業の方々に参加していただく発起人会を設置した。
このような経緯からも、発起人会の議長も務めており、今日その結果として正式に対外的なアナウンスをして、会員の募集というプロセスに入ったわけだ。
この協議会では、クロスレイヤーでかつ国際的な展開も視野にいれて、規範文章(Normative text)を作ることも意識している。なので、かなり挑戦的ではあるが、議事運営もすこし堅苦しく行なっている。
とはいえ、いまのところは、大まかな意思決定のために採決で票が割れることはなくて、全会一致な合意で進んできた。しかし、今後はより詳細な運用基準や技術基準の策定になると、評決による意思決定が必要な場面も出てくるだろう。
逆に、そういう場面が出てこないとしたら、日本的シャンシャン会合になって、実用的に利活用されない制度しか残らないかもしれない。
いづれにしても、11月27日の設立総会に向けて、ひろくデータ流通に関わる関係者の入会を呼びかけてるので、ぜひ興味のある方には参加いただきたい。
なお、「オープンなデータ取引市場」実現の取り組み:データ流通推進のための取引市場の要件,課題と実装事例という論文で、EverySenseの取り組みに限らず、データ市場のあり方についてもまとめているので、こちらも入会する人の参考になると嬉しい。
夜は、発起人会のメンバーとの懇親会。思ったよりスワローズファンが多くて嬉しい。あっ、もちろんスワローズファンでなくても入会できます。