久しぶりの仙台から早朝に帰京して、そのまま武蔵小杉の某社で打ち合わせ。1986年頃 務めていた会社は、ここの工場で製造しているCRTを使ったモニターデイスプレイを製造していた。そして、その営業担当だった僕は、ほとんど毎日のようにここに通っていたのだ。今は高層ビルになっているけれど、昔は三角屋根の工場で、武蔵小杉よりは向川原の駅が最寄りだった。
あの頃は、製品の品質の問題とかで出荷が遅れたりすると、製造や運送の関係者の間を飛び回って、なんとか段取りをつけて、納期を守るなんてのがよくあった。そんな時は、電車で先乗りして、工場内の搬入の段取りなども調整したりで、すっかり守衛所の方達とも顔見知りになってしまった。
その後、僕は技術開発系に戻って、マイコンの組み込みソフトやゲートアレイ、はたまた衛星からの電波到来角度の検出装置なんていうのの開発で、別な事業部の方とのお付き合いはあったけど、ここの現場に来たのは本当に何十年ぶりだ。
しかし、ものつくりの工場のある現場っていいなぁ。