朝、内風呂を2つ堪能してから朝食をいただいて、渋温泉を出発。近くにある地獄谷野猿公苑に行く。はっきり言って、ニホンザルなんて、我が家の庭や屋根で遊んでるので、それだけならわざわざお金を払って見る気はしない。ここの場合には、そんなお猿の入浴シーンが見れて人気というので、とりあえず来てた見た。
しかし、今日は気温が比較的高かったし、もともと毛皮着てる子達なんで、温泉の湯船には誰も入っていないで、周りで毛繕いしたりしてるだけ。「ちゃんと、肩まで浸からないとダメでしょ!」って、怒る親猿もいない。しかも、まったく人馴れしちゃっていて、無防備にお尻をこちらに突き出して、風呂の縁から温泉を飲んでいたりする。「押すなよ...絶対押すなよ....」っていう、某グループの熱湯風呂コントが脳内再生されてしまったので、ついついちょっと後ろから押したくなったけど、そこはグッとこらえて見学。いやー、あれ押したらどうなるんだろう....
それにしても、ここの観光客は圧倒的に外国人。しかも、アジア系より欧米系が多くて、駐車場の係の人が言うには、八割が外国人らしい。外国でも、国内の人が少ないのに外国人が多い観光スポットって、ちょっと珍しいのではないだろうか。
麓にもどって湯田中から長野電鉄の小布施で途中下車。小布施は、葛飾北斎が晩年に長く逗留した場所で、北斎美術館があり、その周辺の街並みが綺麗に整えられて観光スポットとして賑わっている。私有地の庭を解放する「お庭御免」の文化が伝えれてるけど、正直ちょっとこれは作り上げた感が否めないなぁ....昼は、桝一市村酒造場のレストランで、利き酒セットとイワナの焼きおにぎり茶漬け。電車旅のいいのは、昼間から飲めることだわ。
それにしても、野猿公苑と違って、こちらではまったく訪日観光客を見ないのも、なんだすごい住み分けだわ。
小布施の駅からは、飯綱山や妙高などの山々が綺麗に見えて、なかなかの景色だった。