今週は、IEEE802 Plenaryの会議が、日本時間の23時くらいから明け方まで連日開催される。とてもとても、これらに全部参加して、朝から夕方までも日本の会議に参加するなんて無理筋すぎる。とはいえ、投票権の維持には、75%には参加しないとならんのもきつい。
そんな、802の会議で今朝(日本時間の01:15-03:15) のWNG(Wireless Next Generation)は、いきなり本題ではなくて、運営ポリシーで一騒ぎあった。このWNGは、常設委員会で新しいネタを発表する場所なので、 特定の標準仕様書を策定するTG(Task Group) と違い、比較的にIEEEの活動に不慣れな人も多く参加する。
今日の議題は一つで、5G関係のアライアンスからか5G over 802.11的な提案だったのだが、この発表資料がIEEE802.11のルールに沿ったテンプレートになっていないこと、Copyright表記があることが、参加者から指摘された。Policy & Rule では、全ての資料は公開が前提でありCopyrightを主張する資料の提出はできないので、その点がまず指摘された。
これに対して、発表者がそれではCopyrightを消しますと言ったのだが、それでも提出資料はIEEEの会員に公開されるので、そういうことをする権限が発表者にあるのかということが指摘された。
というわけで、この発表は停止して、リスケすべきという意見もあった。最終的には、WGチェアの提案もあり、このアライアンスが正式にリエゾン関係にあることから、テンプレートに合わせCoopyrightを消した上でIEEEの共有ファィルサーバーに発表文書をアップロードするという条件で発表が継続された。
ちなみに、議事録をとるセクレタリーもよく知っている仲間なので、チャットでやりとりした意見のサマリーを議事録に入れといたらと提案しておいた。
こういうやりとりは、なかなかに外野としては面白いし、それ自体も勉強になる。
それにしても、流石にこういう働き方は、体にきついなぁ。かつてのリゲインじゃないけど、とても24時間働けませんがな....