仕事で藤沢にある事業所に行き、帰りに湘南新宿ラインの二階席を利用してみた。 東海道線は、学生時代に通学で利用していたし、大崎から池袋の山手線外回りは、毎日通勤で利用している。 ところが、不思議なもので視線が高くなると、見慣れたはずの景色がまったく違ってみえる。 新川崎から大崎へ抜ける間は、線路が比較的高いところを走ることもあり、薄暮のなかに町並みが遠くまで広がって見渡せて、なんとも不思議空間が広がっていた。 山手線の区間も、いつも見ている景色を、ちょっと上から見下ろすと、見えなかった雑踏やひとつ先の街角がみえて実に新鮮だった。 仕事では、視点と視座を変えて、物事を考えるように心がけているけれど、まさに視座がかわるだけで、違ったものが見えてくることを再認識した。