春の訪れとともに、田植えや耕作の準備が忙しくなりつつある。 今日は、堰きさらいといって、農業用水路に冬の間に溜まった落ち葉や土砂を掻い出して整備する作業があった。 これは、水利組合といって、同じところから取水した水をつかう複数の集落の農業従事者による組合が管理していて、その組合の指示のもとに各集落が受け持ち区間を分担して行う。 この用水路は、僕の住んでいる集落から、海抜的には低い方へ流れていくのだけれと、途中山の周りを回りこむようにして、山を超えた反対側の集落にまで供給されている。 朝8時に集合して、一時間ちょっとの共同作業ののち、アンパンと牛乳をもらって解散となる。 午後は畑を貸してくれている方が、自分の畑をトラクタで鋤くついでに、こちらの畑も鋤いてくれた。 これで、来週辺りから、畑も作付けの準備に取り掛かることになるのだけれど、今年は猿が村にやたら出没しているので、なにをどう作るかは悩みどころだ。