米グーグル、無線通信参入を検討というニュースが、日経にでていた。 グーグルが無線通信に使われる周波数の取得を検討していることを明らかにしたというニュースで、近く予定されている競売に参加するというものだ。 たしかに、これだけでもインパクトのあるニュースだろうけど、せめて、何の為の周波数なのか、携帯事業用なのか無線LANのようなものなのか、Wi-Maxなのかとか、もう少し取材をしてから記事に出来ないものだろうか? 最近は、電波関係はやたらと複雑化しているし、新しい技術がどんどん開発されているし、制度もどんどん変わっているのだから、もう少し基本的なことを把握したような報道があるべきではないだろうか。 さすがに、この前のBWAの免許制度などでは、”無線で光通信なみの回線が実現できる”などのキャッチーなタイトルをつけた報道は無かったようだけど、メディアの(とくに記者クラブなネタ)の浅い報道根拠には閉口させられる時がある。 悪いことに、ちょっと技術ネタが好きな非技術系の評論家とかは、すぐこういうキャッチな報道にのって、新しいものを人よりも早くしってるぞ的な知ったか論評をしてくれる。 技術報道は、もちろん難しい専門用語ではなく、非技術系の人にもわかり易く報道されるべきだけど、あまりにキャッチなことだけを取り上げる表層的な報道は、時に技術の進展を妨げるものではないだろうか。