夏休みになって、都内のJRの駅にはポケモンラリーをする親子連れがやたらと目立つ。 車内の吊り広告をみたら、この企画も10年目だそうだ。 いまや日本発のアニメは、世界中でブレークしているけれど、グッズやスタンプラリーのような企画、専門店の運営まで行っているという点で、ポケモンは圧倒的な経済効果を創出しているのだろう。 我が家もご多分にもれず、子供が小さい頃はポケモングッズとカードが溢れていたけれど、さすがにもう卒業したようだ。 しかし、一時のブームの凄さからは、こんなに息の長いものになるとは思っていなかったのだけど、ピカチュウのサンバイザをつけて、駅を走り回る親子連れを見ていると、まだまだ続きそうな感じだ。 アニメも、いろいろなジャンルがあって、最初にジャンルを確立した製品というのは、なかなか他の追随を許さないのだろう。 電子機器などでは、イノベーションのジレンマではないけれど、モジュール化によるコモディティ化と常に戦っていく必要があるけれど、アニメのような創作物は、マネはできても、それを超える価値の創造は簡単ではないのだろう。