以前に京都で一緒に仕事をした淡海ネットワークセンター (淡海文化振興財団)常務理事 兼 事務局長の浅野さんが、NPO楽っ子の事をBlogで取り上げてくれた。 彼女は、今はNPO支援や社会起業家の支援などを行っているようで、かつて一緒に仕事をした時も京都のNPOの事務局だったけど、その活動力と洞察力というか社会観みたいなものには、いつも歓心させられる。
任意団体としての設立当初にいろいろとお手伝いをした情報通信政策フォーラムも、最近NPOとなったし、知り合いの大学の先生がNPOを立ち上げたりと、分野こそ違えど最近はNPOに関わる知り合いがとても増えてきた。 世の中では、NPOというと、なんかボランティアとか無償事業のように捉えられている面もあるけれど、法人としての要件は企業と変わらない。 つまり、各種の登記事項や会計はあるし、法人税、地方税だって固定分はしっかりと課税される。 ということは、当然ながらNPOだって事業収支で黒字化しなければ、事業の継続に関する疑義が生じるわけだ。 PTAとか同好会などの任意団体とかを運営していると、「この際NPOにしようか」なんて話題が出てくることは良くあるのだけど、その多くはNPOにするメリットやデメリット、要件事項の認識以前のもので、課税されないらしい、法人格があると便利らしいなんていう、イメージに拠るものだったりする。 社会起業をすることは、普通に起業することと、基本的には同じであり、ともするとより大きな社会的責務を負うことも、啓蒙していく必要があるだろう。
プロ野球セリーグが開幕した途端、いろいろと驚かされた。 まずは、TYS(Tokyo Yakult Swallows)の開幕三連勝で、これはスワローズファンとしては、嬉しい限りなんだけど、まぁ中長期的な視点であまり浮かれないようにしないとだ。 もう一つは、新聞にデカデカと広告が出ていたのだけど、ソフトバンクの携帯で、スワローズコラボモデルがあった。 ソフトバンクがスワローズ携帯ってありなのか? と思って、よくよく調べたらコラボルタという会社が、ソフトバンクの携帯をベースに、オリジナルで企画販売しているわけだ。 車のチューンアップではないけど、普及台数が一人一台を越えたいま、持ってて当たり前の携帯には、こういうビジネスが出てくるのは必然なのだろう。
これからは、KDDIのLTE採用か発表されて、いよいよ携帯の完全グローバル化が進むので、こういうサードパーティビジネスも、それなりの市場としてプレゼンス確立が進むかもしれない。
2.5GHzの地域WiMAXで使う基地局の技術基準適合証明を取得した。 この周波数は、いま申請を公募しているのだけど、我々が取得した技術基準適合証明が第1号ということは、製品が十分に市場に無いことが判る。 したがって、申請中の各社はというと、メーカーから掲示されるカタログデーターを基に必要な計算や事業計画を策定し、申請することになる。 技術基準適合を取得してるかどうかの違いは、申請後に予備免許、工事、落成検査というプロセスになるか、予備免許=免許となるかの違いだけど、まぁ予備免許取得後に技術基準に適合した製品で落成検査をすればいいので、それ自体は対した問題ではない。 むしろ、問題なのは、暗中模索のなかで、伝送距離も不確定なのに、場所取り的に免許を申請するという、電波利権神話に踊らされる事業者がいることだろう。
JR東日本が山梨デスティネーションキャンペーンというのをはじめた。 キャチコピーの一つが、”週末は山梨にいます”ということで、春の訪れとともに、山梨県内でいろいろなイベントもはじまった。 JR中央線沿線(春日居町)の桃畑のライトアップなんていうのも始まって、JRの車内アナウンスがあった。 先週からは、甲府−塩山間で、SL(D51)の運行がはじまったりと、なんだか賑やかになってきた。 昨年は、大河ドラマの風林火山でいろいろと観光キャンペーンをしていたけど、今ひとつだった感じで、今度は団塊の世代狙いなのだろうか。 山梨といっても、富士五湖の辺りと八ヶ岳方面とかなり広範囲で、それぞれに四季折々の楽しみがある。 というわけで、僕は今週末も山梨にいます。
先週に続いて、猿の一つ覚えじゃないけど、昼は生パスタ。フェットチーネではなくて、2mmのタリアテッレ用カッターを使ってみる。 腰もあるんだけど、なんかラーメンぽい。 やっぱしフェットチーネのほうが、感じがいいということで、一通りの実習は終了。
同僚で、以前に飲食店をやっていたYさんに言わせると、卵をいれるのは邪道だそうで、セモリナ粉と水と塩で打つべきだとか。 ネットでいろいろ見てるけど、みんな卵入れてるし....そうじゃなくても生地が馴染むのがなかなか大変なので、水だけというのは、かなり難しいのではないだろうか? 加水率がどのくらいかも予想がつかない。 遅い昼だったけど、午後からは久しぶりに畑に出て、植え付けの下準備。
同じ地域にある通所作業所で、いつもお世話になっているSさんが、味噌の販売パッケージにスタンプする手作りハンコを持ってきてくれた。 Sさんは、ハーブ園の管理やブルーベリーの栽培、ジャム作りと実に多才で、このハンコ作りは、ほとんどプロですね。 これで、またお味噌のイメージもアップかな。 NPO楽っ子の進めるグループホームも、この4月からひとり入居者が増えた。 これで、ようやく定員7名に対して、2名の利用ということになる。 障害のある子は、実に多種多様なので、無理せずに、それぞれの選択子の一つになれれば幸い。
地域Wi−MAXの無線局の申請を行った。 所管の関東総合通信局にいったら、顔見知りの某コンサル型SI会社の人がやはり申請にきていた。 本日が〆切なのだけど、はたしてどの程度の申請が上がったのだろうか? 特に、制度の本来の趣旨であるディジタルデハイド解消型は、どのくらいあるのだろうか? 丁度、数日前に知り合いのCATV局の方から、申請をだしたというメイルをいただいた。 この局の場合には、デジタルデバイド対策として、小さな集落が対象のようなのだが、話をきいたら非見通しだそうで、あらあら大丈夫? と思ってしまった。 今回は公募期間なので、重複するエリアで申請があった場合には、比較審査となるためいくつかの資料が申請書に添付された。 この中で、調整対象区域の算出などは、各社が電波資源をどう捉えているかが如実に現れるだろう。 大きな電力の局を申請したとろこで、結局は与干渉領域を広げるだけで、被干渉領域は広がらないはずだ。 ところが、親局の電力による伝播範囲=被干渉領域=排他的占有領域なんていう勘違いをしている人も多いようで、場所取り的な申請なのかどうかは一目瞭然だろう。 まぁ、なるべく多くの人が使えるようになって欲しいものだ。 ところで、今回は、技適を取得した機器で申請したおかけで、申請料は¥3,550/局となった。
ローカルで使っているインクジェットプリンタの紙送りの調子が悪く時間がかかってしょうがない。 ということで、プリンタークリーニングシートなるものを使ってみる。 最初に2回くらい通しただけでは、残念ながら効果がでなかったのだけど、再挑戦でしつこく5回くらい通したら、ばっちり効いて快適になった。 紙送り不具合は、即修理依頼かとおもっていたけど、こういうメンテナンスで何とかなるのはありがたい。
NPO楽っ子の紹介と説明で、長男の卒業した光の村養護学校秩父自然学園にいく。 行きは近所に住む長男の同窓生のお父さんの車に同乗させてもらった。 丁度、通り道の近くに三井入間アウトレットパークがオープンした関係で、ちょっとした渋滞があったけど、特に遅れることなく久しぶりに西武秩父方面から大滝村に着いた。 最近は、もっぱら山梨側から雁坂トンネルを通ってきたので、荒川村とかは、なんとなく懐かしい。 帰りは、西武秩父まで送ってもらい、西武秩父−東飯能−八王子と、西武線とJR八高線を乗り継いで八王子にでて、そこから中央線本線で韮崎まで帰った。 西武秩父−東飯能も東飯能−八王子も、それぞれ各駅停車で小一時間ということで、まさに各駅停車の旅。 箱根ヶ崎から福生にかけては、線路横の横田基地とその周辺にある関係施設なとが今でも米軍キャンプの匂いを残している。 青梅線の中神の方は、Yumingの"ランドリーゲートの想いで"という唱で話題になったけど、ここの景色もやっぱし、二駅揺られても金網が続いてて、基地の大きさが実感できる。 在日米軍については、いろいろと問題が露見しているけど、沖縄や横須賀だけでなく、東京にも未だこんな広大な基地があるのだ。 昔は、基地とかアメリカに憧れて、ベース近くのニコラスにピザを食べにきたりしたけど、あれは若いから出来たんだろうな、いまはとてもそんなチャラけた気にはなれない。
地域WiMAXの公募期間が終了し、地域WiMAXに係る無線局免許の申請状況について総務省より報道発表があった。 申請した事業者は、41社ということで、東北インテリジェント通信を除けば、全てCATV事業者となった。 このうちの多くは、条件不利地域というよりは、地方の都市部であり、モバイルサービスを前提にしたもののようだ。 地域発の移動体通信サービス事業がどう発展するのかは、とても興味深いものがある。 全国をカバーする認定事業者に対して、このバンドは帯域幅が少ないので、面的展開をどのようにするのか、ビル影や室内、地下街など移動体として利用者を満足させるような置局展開が可能なのか等などの課題が想定される。 一方で、地域内の公共通信や災害時のアドホック利用など、地域内に閉じる自営通信手段は、外部依存性が少なく地域で運用、管理ができるという点では、重要なインフラ手法なので、こういう分野での利用が促進するという期待がもてる。 また、今回の申請をみていると、どうも比較審査となるエリアはほとんど無い様だ。 認定事業者でさえも、いまだ技術やデバイス面では不確定な部分が多いWiMAXに対して、地域免許的な発想で先行した事業者と、技術や事業モデルを吟味してから参入する後発者のどちらが有利になるのかも、ひとつのウォチポイントだろう。
社外取締役を勤めるCATV会社UBC:(株)上野原ブロードバンドコミュニケーションズの開局式典が催された。 ここは、市も出資する第3セクタ型の事業会社で、市が敷設した伝送路をIRUにより賃借し、CATVとインターネットアクセスのサービスを展開する。 また、これらの受益者負担サービス以外にIP告知端末を各戸に配置し行政連絡などの同報型の音声サービスを行っている。 このため、CATV、インターネットサービスへの加入有無に関わらず、原則市側の負担で全世帯に光ファイバの引き込み、成端箱、告知端末の設置までが行われる。 今回は、全三期事業計画(上野原市全域10,255世帯)のうち第一期・二期計地域である上野原市の一部(秋山地区、西原地区、巌地区、甲東地区、棡原地区、大目地区、大鶴地区、島田地区、上野原地区の一部)6,500 世帯を対象とする地域で、サービス提供を開始し、そのお披露目となった。 この事業のユニークな点は、中心市街地だけでなく中山間地域を含めて全域をカバーしたことであり、最近地域情報化とかブロードバンドゼロ解消でよく言われているラストワンホーム(最後の一軒)問題までも解消しているところだ。 しかも、一芯の光ファイバーを使い、波長多重によるTV配信とGEPONによるブロードバンドアクセスを共用し、トータルコストの低廉化を実現している利点もある。 東京から車で90分以内で移動できる場所で、豊かな自然に囲まれている山間部で、ブロードバンドもディジタル放送も楽しめるというのはとても魅力的だ。 産業面でも、高速ブロードバンド整備により、工業団地の誘致が進んだようで、情報通信の社会基盤としての重要性を再認識させられた。 今回の式典では、この地域を選挙区に持つ衆参国会議員が全員出席し、上流の県や監督官庁も出席され、産、官、民が情報通信、放送という社会基盤整備に対して、共通の課題認識で取り組んでいることが伺えた。 これからは、いよいよ利活用の促進という利用者にとって目に見える成果につなげていくこととなり、より重責を感じる。
地域WiMAX用の機器の展示が日本CATV連盟の会合の会場にて行われ、協力している会社が出展しているので見学してきた。 5社くらいが基地局や端末局を展示していた。 驚いたことに、このうちの数社は、皆台湾製のCPEやカードを展示しているのだけども、それらの製品のうちいくつかは、残念ながら日本の技術基準に合致していないし、今後も修正される予定がない製品だ。 特にDL/ULの比率が全国展開する認定事業者との干渉回避に必要な条件に変更できないという致命的な問題があり、現実問題として日本では利用できない。 出展している会社の人と立ち話をしたら、なんとその事実関係を知らない。 さらには、カード型端末などでも、家の中まで浸透して利用できると思っている人までいる。 きっとこういう人達のセールストークを鵜呑みにして、免許申請をしちやった事業者もいるのだろうな....合掌
取引先の人とUKからのお客さんとの会食で、八王子にでかける。 いままで、ほとんど下車したことのない八王子なのに、この一月あまりの間に、4回も出没している。 昨日は、夕方駅を降りたらば、大学生の集団が駅前に沢山いる。 観察してみると、サークルなどの新入生歓迎コンパのようで、案内の紙をもった子とかが、交差点のところに立っていたりするけど、一つだけてなくて相当数のグループがいる。 八王子は、首都圏の大学が沢山キャンパス移転していて、なんと専門学校と大学をあわせて、25くらいの学校があるそうだ。 今日などは平日なんだけど、この調子だと金曜日は、凄いことになるんだろう。 昔は八王子は、織物の街であり、街道沿いの宿場町だったのだろうけど、いまは完璧に学生の街となったと実感。 そんな街でちょっと不思議だったのは、駅から見渡せる範囲に、マクドナルドが無いことだ。 普段からY!のMobilepointを使っているので、Mcがあれば100円のコーヒーでメイルチェックをしているので、ついつい駅前とかではmマークを探してしまうのだけど、こんな大きな駅なのに駅から見える範囲にないのは実に不思議。 もっとも、最近はイーモバイルのお陰で、あまり困らなくはなったけど。
家族の誕生日なので、表参道ヒルズに寄ってS and O奈良美智さんGoodを買う。 表参道には長い事来ていないくて、表参道ヒルズが出来てからはじめて歩いた。 青山通りとの交差点近辺は、仕事でよく通るのだけど、原宿駅から明治通り、青山通りの間なんて、本当に久しぶりだ。 昔の低層の原宿プラザもなくなり、同潤会アパートもヒルズになり、街は大きく変わったんだけど、表参道のもつファショナブルな景色は、あまり変わっていない気がした。 ただ、ちょと驚いたのは、街を歩く人のなかに中高年の女性が沢山いることだ。 丸ビルも東京ミッドタウンもそうだけど、可処分所得の多い人たちの観光スポット化していることを感じる。 こういう客層にあわせたのか、昔のマンションメーカー的な小さなアパレルではなくて、大手のお店が軒先を並べるようになったのは、ちょとつまらないかもしれない。
部屋聞き用のオーディオソースにとiPod nanoを入手。 ノートPCにつないでセットアップをする。 ノートPCには、CDドライブが付いていないので、一瞬大丈夫か?と思ったのだけど、セットアップ用のアプリなどは全てネットからダウンロードなので、まったく問題がない。 お陰で製品のパッケージも小さいし、極めてシンプル。 Appleは、こういう割り切りが実に凄いと思う。 昔、iMacを購入した時も、CMのコピーのとおり、本当に開梱して使えるようにセットアップできるまであっという間だった事を思い出した。 これに比べて、日本のノートPCとかは、とにかくいろいろなマニュアルやらCDやらが着いてくる。 もちろん、簡単スタートアップのようなマニュアルも付属しているし、それなりのツールも付いてくるのだけど、あまりサクッという印象がない。 最初からインストーラーはネットからダウンロード、取り説も必要最小限、でも簡単に使い始められるというのは、本当によく考えている。 最近はPlug&Playでいろいろな周辺機器があるけれど、ちょっと引っかかると手に負えないような泥沼に入り込むものもあったする。 製品メーカ各社には、是非Appleのヒューマンインタフェイスを勉強してほしいものだ。
大学の研究室の後輩かつ社員であるO君の結婚披露宴に出席する。 彼は、とても生真面目で、人柄も良いのだけど、ちょっとおとなし過ぎるところが気になるタイプだ。 そんな彼の披露宴は、彼が学生時代から参加しているというHIPOファミリーという7カ国語を話す活動の仲間が沢山集まって、ともて家庭的で和やかな披露宴だった。 披露宴の後の二次会も、子供連れの家族での参加者が沢山いて子供達がお祝いの歌を歌ったり、彼が趣味で参加しているゴスペルの仲間と彼がゴスペルを披露したりして、ともて盛会だった。 普段会社では見れない彼のプライベートな世界とその中での彼の人望にとても歓心されられた。 普段は、終電まで会社で仕事をしていることも多い彼が、プライベートでは、こんなに沢山の人との共通の趣味や活動をしているというのは、ちょっと予想の範囲を超えていた。 仕事や会社という狭い世界の中だけでは、文化や教養は偏ってしまうもので、こういう別な側面を持っているというのは実に素晴らしいものだ。 久しぶりにアットホームなパーティで楽しかった。
岩手県立大学を、今年度の研究の打ち合わせのために訪問する。 東京-盛岡は、新幹線で2時間半だし、そこから岩手銀河鉄道で、滝沢にある大学までは、30分くらいなので、十分に日帰り圏内だ。 そして、この東京から3時間くらいのとこには、雄大な岩手山があって、いまは桜がちょうど良い具合に咲き誇っている。 この辺りは、染井吉野と八重桜が同じか、八重のほうが先に咲くのか、八重桜の濃いピンクと残雪の岩手山のコントラストがとても綺麗だ。 最近は、すっかり田舎慣れしていて、山や林、田畑が見える景色が当たり前のようになっているし、その上で個々の木々や植物などの細部に目がいくようになってきて、道端の山菜とかも気になってしまう。
情報通信政策フォーラムのセミナー「ユビキタス時代の電波政策:VHF/UHF帯の電波利用方策」に参加。 第1回は情報通信審議会・情報通信技術分科会・電波有効利用方策委員会の委員を務められた服部武先生が委員会の検討内容などについて講演をされた。 僕もこの委員会のWGに参加していたけれど、その進め方が、まったく旧態依然のもので、途中で嫌気がさしたことがある。 今回も、ネットワーク系な人から、電波を帯域免許とするとか、水平分離してはという意見や質問がでたが、服部先生は、電波が互いに干渉することや、自らが輻射している周波数は、他の利用を検出できないなどの特殊性から、それほど簡単ではないという回答をされた。 しかし、これらの話は、たぶんに連続波、連続通信を前提としたものであり、パケット交換による離散通信時代には、そぐわない。 もちろん、パケット交換だからといって、電波が互いに干渉しなくなるというのではないが、パケット無線は、離散通信であり、一定の長さの送信をしたら、かならず受信になるので、最大連続送信時間=最大パケット長の時間だけは、他の電波利用の干渉を検出できないだけなのだ。 しかも、ディジタルのStore&Foward通信なので、再送により情報は損失しない。 再送により発生するのは、遅延時間であり、遅延時間の許容性を決めるのは、電波の特性ではなくて、アプリケーションなのだ。 超高速な即応性が必要なアプリケーションは、遠隔操作などのようなものに限定される。 実際、音声会話などは100mSec程度の遅延は許容されるし、画像のモニタリングなどでも、実時間に対する遅延として、数mSecなんてものは必要ない。 こいういう、ディジタルパケット通信という上流の利用形態を考慮せず、慣習的に電波は特殊だと言って、旧来の電波屋さんだけで電波の議論をしているのでは、いつまでたっても世界で競争力のある技術は出てこないだろう。
インテルの販売代理店から製品で使ってるネットワークプロセッサやフラッシュメモリなどのロードマップの説明を受ける。 昨年來のフラッシュメモリービジネスの再編などにより、一部製品は供給メーカーが変わるし、代理店が変わるそうだ。 インテルは、昔からカニバライズ戦略で、自分達のペースでチップを入れ替えるし、その都度一方的な通達をもらうセットメーカーは、製品の設計変更を強いられる。 一方で、メモリー市場では、その消費の多くがiPodに依存しているし、任天堂などのセットメーカーの影響力が強いのも明確で、じつに複雑な食物連鎖があるわけだ。 結局のところ、製造ビジネスは、数の力が全てなんではと痛感した。
ここ数日、ネット規制法案に対する反対声明や反対声明そのものの有効性やらの話が色々と盛り上がっている。 広義な言論や表現の自由と、これまたよくわからん有害情報という言われるものの規制との戦いなんだろうけど、ひたすら泥仕合になるんだろうなということだけは、感覚的に根拠も無く感じる。 そんな中、ある人がPVの多い彼個人のBlogで、類の声明に署名している人を偽善者と批判した記事を書いて波紋を呼んでいる。 僕は、書かれた人も書いた人も知っているし、双方とも私からみれば、素晴らしい能力のある人々なので、とても残念でしかたがない。 記事やコメントの中で取り上げられている事柄については、事実と事実誤認という主張があっても、当事者じゃなければ、ことの真相は判らないけれど、すくなくとも読んでいてすっきりするものではない。 Blogの場合、コメントなどにより双方向に情報を発信できるのだけど、スパムや荒しの影響もあって、Blogを書いてる側が、コメント欄の検閲が出来るのが現状なので、Blogだけでは第三者に真相は判らない。 そこで、異なる主義、主張、意見を持つ者が、互いに論戦をするのであれば、Web上での公開討論のような場所があっても良いのかもしれない。 両者を認証する第三者が、Blogでそういう場を提供すればいいのだろうが、レフェリーも議長もいないと永遠に終わらないかもしれない。 第三者の陪審員みたいなのを置いたとしても、今度はその陪審員の公平や主観の担保が出来ない。 それでも、当事同士が自由闊達に論戦を張る場所を提供しておけば、観客は観戦しながら自分の主観で評価を下すだろうし、つまらないと思えば観戦さえしなくなるだけで、誰にも迷惑をかけないから良いかもしれない。 まぁ、互いに主張があるならば、皆の前でどうぞ気の済むまでご自由に戦ってください、勝敗の判定は、当事者と観戦者が主観的にきめるだけなので、結論はでませんというわけだ。 自分に害の及ばない他人の喧嘩を楽しむというのは、あまり良いものじゃないだろうけど、結構人はそういうのが好きだったりする。
給料日に銀行のATMの前が長蛇の列になるのは、もう昔の光景のようだ。 最近は、コンビニや駅にもATMがあるし、提携関係によっては、コンビニのATMでも手数料がとられなかったりで、銀行に行く必要は本当になくなっている。 しかし、この手数料というのは、実に複雑で、時間と提携関係によって、いろいろと変わるので、その多少を気にして、覚えておくのも容易ではない。 ところが、最近知ったのだが、クレジットカードなどによるキャッシングの場合は、時間に関わらず引き出し手数料ではなくて金利だけが付加される。 このため、自分の銀行のATMが近くになかったり、時間外で手数料を取られる場合など、一旦キャッシングをして、翌日とか短期間の間に、手数料のかからないATMで現金を引き出して返済をすると、金利<手数料となるというのも不思議なものだ。
去年の春先にアスパラの箱栽培キットなるものを買って、一通り収穫が終わったあとに、玄関脇の花壇に株を植えておいた。 先週までは、なんの変化もなかったので、枯れてしまったのかと思っていたのだけど、今週見たらしっかりと食べれるくらいの大きさの芽が二本と、まだ小さい芽も数本でていたので、早速長いのだけ摘んでパスタにいれてみたら、ら、やわらかくて美味しい。 本当に、春先の草木の伸びというのは、早いので驚かされる。 アスパラの株は結構長持ちするそうなので、これはなかなかありがたい。 もうひとつ、オレガノもしっかりと越冬したらしく、新しい葉が伸びていた。 こちらも、ドライにして調味料としてトマト料理などに使うのでありがたい。
夏野菜の苗を定植する。 いつもは、ホームセンターで買っていたのだけど、新聞の折込を見たら安かったので、JAの直売所”よってけし”で昨日購入しておいた。 ホームセンターとかでは、デルモンテとかの有名な育苗会社の苗が多いのだけど、JAにはあまりその類はない。 価格は軒並みホームセンタの半分くらいと安いけど、見た目はそんなに差が無い。 もっとも、苗の良し悪しが判るほど目が肥えているわけではないので、なんともいえないけれど.... 昨日は、生憎と小雨が降っていたので、晴れるのを待って今日定植をし、きゅうりのネットなども張っておいた。 とりあえずは、定番のきゅうり、かぼちゃ、ナス、トマト、ししとう、ピーマンを植える。
普段使っている300Bのシングルアンプに、時々ノイズが入るのが気になっていたので、ソケット周りの清掃をしたりしたけど、あまり効果がない。 メインアンプ単体で不定期に入るので、入力ボリュームが開いてる時(入力インピーダンスが高い時)に外部から飛び込んでいるようで、電源回という感じでもない。 ドライバの6SN7をロシア球からWestingHouseのものに変えてみたけど、球による差異はなく、むしろハムバランスが悪くなったので、ハムバランスの調整などをしてみたが残念ながらこちらは球のうち一本のヒーターに問題があるみたいで、ロシア球に戻す。 ラインアンプでボリュームコントロールをするし、パワーは十分あるので、当面はメインの入力ボリュームを中点くらいにして様子をみることにする。
通信用の最長一致を高速に検索する半導体を製品化したベンチャ企業との打ち合わせに出席する。 VCからの依頼や個人投資家などから、技術系のベンチャ企業の評価依頼や相談などを受けることが多いのだけど、今回もその類だ。 この類の技術系ベンチャの典型なんだけど、確かに技術的には、それなりに特長もあって面白いんだけど、そのビジネスモデルは、その技術を使った製品を開発して、製品販売でROIを計るというものだ。 しかし、残念なことに、製品市場の分析や販売方法や戦略といったものが、まったく精査されていない。 あくまでも、技術屋の思い込みの範囲でしかないのだ。 そして、このフェーズでの投資でありがちな、市場分析や感触をつかむためには、まず試作品を作る為の先行投資が必須というパターンなっている。 試作サンプルを数千万も投資して作る前に、その数分の一以下の予算と頭と情報収集で、市場分析や販売戦略を立てることをすべきだろうなと思うのだが、当事者には何を言っても通じないことが多い。 それをやるのも、まずはモノが....ってことに固執するわけだ。 今回は意思決定者が、技術研究投資マターと割り切って、まずは勉強してみたらという範囲に限定をした結論を出されたけど、その辺りの意思決定者判断力の素晴らしいさには敬服するものがある。
調子の悪かった6SN7を交換してもらうために、アキバに出かける。 休日のアキバなんて、実に久しぶり。 駅前はメイドさんやらコスプレイヤやらで、御祭り騒ぎ状態。 電気街と反対のヨドバシカメラなどがある方のロータリーでは、インディなバンドとかが路上ライブをして、CDを売っていたりするし、本当に活気があるというか、なんというか.... そして、なんといっても、外国人の観光客の多いこと、こういう光景をみると、アキバがオタク文化の発信拠点として世界的に認知されているということを実感する。 しかし、こういう御祭り騒ぎとは対照的にラジデパとかは、人が閑散としていて、部品屋もシャッタが降りたままのところも目立つのが、ちょっと残念。
かつての部下と久しぶりに一献。 彼は、知り合いが設立しした会社の社長に就任し、その後積極的な事業展開で会社を成長させたのだけど、諸々の要因が重なって残念なことに、今年の初めに民事再生手続きに至った。 最終的には、収益事業部分を上場会社に事業譲渡とし、そこで再出発することになった。 ということで、彼の新しいスタートを祝して、彼の会社の創立者であった知人と三人で会食。 ここ暫らくご無沙汰していたので、事の顛末の詳しいことはわからないが、それなりに経営者として苦難な道のりを歩んできただろうことは想像に易い。 彼は、僕よりも一回り以上若いので、これから何度でもチャレンジできるだろうし、これまでの経験が良い糧になるはずだ。 元々とてもハングリー精神を持っているタイプなので、きっとまた積極的に面白いビジネスをしてくれると期待して散会。