以前に京都で一緒に仕事をした淡海ネットワークセンター (淡海文化振興財団)常務理事 兼 事務局長の浅野さんが、NPO楽っ子の事をBlogで取り上げてくれた。 彼女は、今はNPO支援や社会起業家の支援などを行っているようで、かつて一緒に仕事をした時も京都のNPOの事務局だったけど、その活動力と洞察力というか社会観みたいなものには、いつも歓心させられる。
任意団体としての設立当初にいろいろとお手伝いをした情報通信政策フォーラムも、最近NPOとなったし、知り合いの大学の先生がNPOを立ち上げたりと、分野こそ違えど最近はNPOに関わる知り合いがとても増えてきた。 世の中では、NPOというと、なんかボランティアとか無償事業のように捉えられている面もあるけれど、法人としての要件は企業と変わらない。 つまり、各種の登記事項や会計はあるし、法人税、地方税だって固定分はしっかりと課税される。 ということは、当然ながらNPOだって事業収支で黒字化しなければ、事業の継続に関する疑義が生じるわけだ。 PTAとか同好会などの任意団体とかを運営していると、「この際NPOにしようか」なんて話題が出てくることは良くあるのだけど、その多くはNPOにするメリットやデメリット、要件事項の認識以前のもので、課税されないらしい、法人格があると便利らしいなんていう、イメージに拠るものだったりする。 社会起業をすることは、普通に起業することと、基本的には同じであり、ともするとより大きな社会的責務を負うことも、啓蒙していく必要があるだろう。