ここ数日、ネット規制法案に対する反対声明や反対声明そのものの有効性やらの話が色々と盛り上がっている。 広義な言論や表現の自由と、これまたよくわからん有害情報という言われるものの規制との戦いなんだろうけど、ひたすら泥仕合になるんだろうなということだけは、感覚的に根拠も無く感じる。 そんな中、ある人がPVの多い彼個人のBlogで、類の声明に署名している人を偽善者と批判した記事を書いて波紋を呼んでいる。 僕は、書かれた人も書いた人も知っているし、双方とも私からみれば、素晴らしい能力のある人々なので、とても残念でしかたがない。 記事やコメントの中で取り上げられている事柄については、事実と事実誤認という主張があっても、当事者じゃなければ、ことの真相は判らないけれど、すくなくとも読んでいてすっきりするものではない。 Blogの場合、コメントなどにより双方向に情報を発信できるのだけど、スパムや荒しの影響もあって、Blogを書いてる側が、コメント欄の検閲が出来るのが現状なので、Blogだけでは第三者に真相は判らない。 そこで、異なる主義、主張、意見を持つ者が、互いに論戦をするのであれば、Web上での公開討論のような場所があっても良いのかもしれない。 両者を認証する第三者が、Blogでそういう場を提供すればいいのだろうが、レフェリーも議長もいないと永遠に終わらないかもしれない。 第三者の陪審員みたいなのを置いたとしても、今度はその陪審員の公平や主観の担保が出来ない。 それでも、当事同士が自由闊達に論戦を張る場所を提供しておけば、観客は観戦しながら自分の主観で評価を下すだろうし、つまらないと思えば観戦さえしなくなるだけで、誰にも迷惑をかけないから良いかもしれない。 まぁ、互いに主張があるならば、皆の前でどうぞ気の済むまでご自由に戦ってください、勝敗の判定は、当事者と観戦者が主観的にきめるだけなので、結論はでませんというわけだ。 自分に害の及ばない他人の喧嘩を楽しむというのは、あまり良いものじゃないだろうけど、結構人はそういうのが好きだったりする。