地域WiMAXの最初の免許公募が終わって、やく一ヶ月が経過した。 最近、監督官庁から、いくつかの追加資料の要請などがあり、その用意などを進めている。 しかし、一番の問題は、この仕組みで、どれだけのサービスができるかの実証がまだない。 広義のWi−MAXという意味では、2.5GHzでいつくかの実証実験が行われたけれど、最終的な技術基準に合致し、全国バンド事業者との干渉要件もクリアしたものでの実証は、まだ行われていない。 しかも、いま審査中のものは基地局であり、予備免許or免許が下りても、子局側の免許が下りない限り通信実験はできない。 子局側は、基地局側の免許or予備免許を受けた人に対して、免許受付を行うことになるので、受付そのもののスタートにまだ時間がかかる。 さらには、電波利用料を考えると包括免許の申請になるだろうから、子局の技適取得は必須となるので、メーカーの対応が重要になってくる。
さらに、基地局免許を申請した事業者の中には5Wという大電力で申請した事業者もあるようで、こういう事業者は本当に5Wの大電力、高価な機器を置局するのかも興味がある。 予備免許後に変更申請をすれば良いなどと考えている事業者もいるようだけど、比較審査を行っている性質上そのような変更は出来ない。 ましてや、電力という法令の指定事項の変更というのは出来ないわけで、そういう事業者は、変更を一旦取り下げて、再度免許申請を行うことになる。 この辺りも含めて、地域WiMAXについて、インプレスでルートとユビテックによる地域WiMAX戦略という対談記事が公開された。 とりあえず、全4回のうち2回目までが公開されています。