名古屋で開催されたITRCに参加。 「オープン時代における大規模組織のアイデンティティ管理」というセッションの「戸籍の電子化にあたっての名前表記問題」は、戸籍の電子化を行った企業の方の発表で、戸籍の電子化に伴う複雑さがともてよくわかった。 今でこそ、名前に使える漢字などはある程度統一されているが、戸籍はその歴史が古く、手書き時代もあるために、漢字のコード化においては、字体の確定に相当の手間が掛かるし、手書きの判読の困難さ、誤字の可能性など、本当に膨大な時間と費用が費やされているようだ。 また、戸籍は自治体単位での管理ということで、合併にともなっては、自治体によって採用しているシステムが異なるため、電子化されている場合でも、その統合にまたコストが発生しているようだ。 さらには、なんと住基台帳とでは、漢字のコード化や判定ルールが、これまた異なるそうで、双方の互換性がないそうだ。 近い将来、コンビニなどで住民票などが受け取れる電子政府とか自治体サービスの実現が期待されているけれど、こんな非効率なことをやっていたら、財政の効率が良くなるわけが無い。 ネット利用と電子化で、情報の流通が容易になるのだから、コード化のようなシステムは、全国で統一してどこかにサービス拠点を置けばよいのではと思ってしまうのは、素人考えだろうか?
なぜか、この記事がシステム更新時に消えてしまったので、再記述しました。 オリジナルはとってないので、内容はかわっていますが、大筋は一緒だからいいでしょ。 人間って、わずか数時間でも、表現などか変わってしまうものだ。