Yozanが上場廃止になった。 創業期には、WCDMAのチップ開発というお題目で注目され、その勢いで上場したけれど、結局のところそのビジネスは陽の目を見なかった。 その後も、PHSやポケベルの残務事業的な部分を買収して、無線LANとの組み合わせによる通信サービスを表明し、そして最後は4.9GHzの無線を使った事業をWiMAXと称して展開するなど、常に技術的な裏づけに疑問符がつくようなビジネスをしていたように思う。 それでも、一般投資家などには、技術が斬新であったり革新的であるかのような見せ方をし、上場を辛うじて維持してきたので、よくここまで持ったなというのが、正直な感想だ。 4.9GHzの事業展開の時には、彼らが802.16ではないものなのに、”WiMAX”という呼称を使って広報活動をしたのだけど、インテルの技術者などがその著書の中でこれを取り上げたり、地域お越しや地域医療などを進めていた、そこそこに署名な人たちが、これまたWiMAXという言葉を一緒になって連呼していたけれど、これらは同様に”WiMAX”という言葉を使って金を集めたり、話題を集めることが目的だったようだ。 今回の上場廃止が、いささかなりとも社会的な責任を論じられるのであれば、このような周りで囃し立てたというか、一緒になってプロパガンダした連中も、それなりに責任を感じてほしいものだ。