トップ 最新 追記

Mano Blog

Health | MISC | NPO | PC | インターネット | 仕事 | | 電波 |

2008-09-01 番組制作

_ [仕事] 番組制作

    CATV事業者は、自主chという放送枠があり、そこで自主制作番組を放送している。 今日は、制作担当が企画した二つの番組の制作企画と、既にシリーズとして制作して放送している英語教育番組の新作の社内オーディションがあった。 上野原ブロードバンドコミュニケーションズでは、男子社員二人と女子パート社員一人が制作に従事しているのだけど、女子パート社員のWさんは、アメリカ人で、地元の小学校で英語を教えている。 カメラの取り扱いなどについては、専門学校を出ている男子社員が詳しいのだろうけれど、番組の企画、内容につていは、Wさんの作品が圧倒的に質が高い。 彼女は、自ら企画し、脚本を書き、小道具をつくり、出演し、撮影、編集までの全てを行っている。 スープの中から英語の文字が浮かび上がってくるシーンなどは、実際にスープを作ってその中にプラスチックのアルファベット文字のブロックをいれて浮かばせるなど、とてもよく出来ている。 こうやってみてるいと、創作性というのは、テクニックではなくて、クリエイタの創造力が圧倒的なことが、とても良くわかる。 この差は、結局のところ感性の差なので、とても簡単に埋まるものではない。 こういう環境で、技術系な制作屋は、どこに向かうべきなのかは、とても考えさせられる。 大手のように、制作と技術が分業できるのならば良いのだけど、地域CATVなどではとても無理な話だ。 結局のところ技術屋の創造性が開花するのを待つよりは、創造性のある人に技術を習得してもらうほうが良いだろう。 ということで、住民ディレクタ活動などを積極的に取り入れていく必要性を再認識する。


2008-09-02 掛け違い

_ [仕事] 掛け違い

  新しく展開する通信事業の付加サービスについて、監督官庁との間で取り扱いに関する意見調整をしている。 簡単にいえば、そのサービスが通信なのか放送なのかという解釈の問題なのだけど、まぁなかなかすんなりといかない。 今回のケースでは、当初こちら側の人間が説明した内容が、曖昧というか肝心な点に注意を払って説明をしていなかった事に起因している可能性が高い。 ということで、こちらとしては、追加の補足説明などをしたのだけど、やはり最初に聞いた話でアクションを起こした方からすると、”だって xxxだって言うから、こうしたのに...”となる。 それによって、結論が出ていない状態なので、新たな補足説明(補正)は、有効なはずだけど、やはり心理的には納得いかないかもしれない。 最初の説明の不備は、明らかにそこで使ったサービスの呼称が悪かった。 そもそも、サービスとしては、一種類しかないのに、その利用形態/利用者によつて、異なる二つのサービスがあるような説明を、二つの呼称を使って行ったのだから、誤解を招いてもしかたがない。 しかし、これは、サービスの根幹をきちんと理解し、その肝を外さないように、説明していれば済んだ事なのだ。 最近は、思考の整理に図を描いたりしない人が多いけど、そういうことを、きちんとやってくれれば大分変わるのになぁ... 頭を使わないメッセンジャーが多すぎる。


2008-09-03 WiMAX立ち上げ支援

_ [電波] 地域WiMAX立ち上げ支援

  地域WiMAXの免許を取得したものの、ビジネスもでるが描けないとか、ネットワーク系の相互接続が見えないなどで、実際に落成が出来ないのではと危惧されている事業者がいるようだ。 そもそもの問題は、技術もそうだけど、根本的にビジネスモデルの話なのだけど、皆で渡れば怖くない的な発想で、共通基盤さえできればなんとかなると思っている業者もいるようだ。 貴重な電波資源を割り当てて、制度を作ったのに有効に活用されず死蔵するというのは、電波行政として問題になる。 そんなわけで、総務省は協議会を作って立ち上げ支援をしようということらしいが、機器の相互接続をしたところで、ビジネスモデルが描けるかは別な話なので、かなり高いハードルではないだろうか。 そもそも、ローミングとハンドオーバーの区別も付いてない人が多いようなので、そのあたりもきちとん啓蒙すべきだろう。 都市型CATV事業者を躍らせて、モバイルサービスを押し付けたベンダは、どうやってこの一連の状況を収集させるのだろうか? 本来のこのバンドの目的である条件不利地域の有線代替的利用や地域の自営通信網利用を進める事業者以外は、素直に免許返上して撤退したほうがいいかもしれない。

  地域WiMAXの技術基準の策定では、モデル3といって一対一の幹線的利用を想定したアンテナ利得が設定されたのだけど、これなんかは誰一人として免許申請もしていない。 このモデル3のアンテナ利得を許容するために、技術検討の作業班は相当な時間を消費したのだけど、これを協力に取り入れたいといった某電話会社さんは、使う予定もないのだろうか.....


2008-09-04 ハードウェアベンチャ

_ [仕事] ハードウェアベンチャ

  ハドウェア系のベンチャー企業の代表をしているF君と久しぶりに会う。 F君は彼が学生の時からの知り合いで、僕の会社の最初の主力製品である無線ルータの回路設計などを一緒にやってもらったコテコテの技術者だ。 彼は彼の友人と8年前に起業して、ネット系の先端的なハードウェアを開発、販売している。 いくつかのメジャーなVCが株主になってIPOを目指して頑張っている。 不幸にも今年の夏前に創業社長が事故で急逝してしまい、いまは彼が社長も勤めているのたが、やはり経営よりは技術な人なので、ちょっと岐路に立っている。 僕もそうだったけど、ハードウェアを開発して、製造して、販売するというビジネスモデルは、製造原価と販売価格が明確で、結局のところ何台売れるのかという話になる。 新規性の高い製品の場合は、マーケティング情報が少ないというかマーケットを創造するという部分が必要で、これはなかなか投資家への説明が難しい。 仮に最初の製品が市場創造出来たとしても、その市場が無尽蔵に成長するわけではないので、成長、持続性をどう描くかがさらに厳しい。 そうなると、技術の本質のところで普遍性の高いものをどれだけ持っているか、それの適応力がどれだけあるかが評価するべきなのたけど、なかなかそんな技術評価を財務畑の人に期待することも難しいようだ。 結局のところハードウェアベンチャは、製品ポートフォーリオをどれだけ柔軟に広げられるかだろう。 彼には、ぜひ ここで一踏ん張りしてもらいたいものだ。


2008-09-05 吉田のうどん

_ [インターネット] 地域情報化

  富士吉田で開催された地域ネットワーク連携シンポジウム 2008 in 山梨に参加。 山梨開催なので山梨セッションがあり、上野原のFTTHの解説をする。 主催はITRC:日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163委員会RIBB:地域ネットワーク活動分科会で、ほとんど顔なじみのメンバーだ。 RIBBは、どちらかというと、各地域のバックボーンをなんとかしようと始まったのだけど、ここ数年は地域情報化としての足回りや利活用の話が増えている。 ITRCのメンバーは、その前のJAINなども含めて、日本のインターネットを立ち上げてきた人達で、30年近くもネットワーク活動をしていて、今日はRIBBの歴史を振り返る話も多くあったし、利活用という意味ではシリアの子供と日本の子供の遠隔授業を通した美術の共同制作の話など、とても参考になった。

ちょっとおかしかったのは、地域情報化の講演の中で、ITRC関係者が深く関わったりした事例について、後援者の方がその経緯や背景までを知らないらしく、先進的事例のように紹介していて、下手すると仕掛け人だったりする人が聴衆だったりしたのがあったことだ。 どうも、地域情報化というのは、”俺が村が一番だぞ”的な情報発信者が多くて、それに飛びつくメディアも、きちとん背景とかの周辺までの取材はしないので、独りよがり的なことになるようだ。 そんなわけで、内容のニュースに新しものも無く、歴史的事実の誤認が目立ったりした。 ITRCの人達みたいに、昔から自分でネットを構築したり活動してきた人の発表は、事実に基づいてるのだけど、地域情報化というキーワードだけで、これらの伝承をもとに社会学や経済学を研究している人は、ともすると表層的な薄っぺらな話に陥りやすいのかもしれない。 事件や事故だと、裏取りなどもきちんと調査するのだろうけど...

_ [] 吉田のうどん

  昼は、みんなでタクシーに分乗して、有名な吉田のうどんを食べにでかける。 まずは、うどんマップを眺めていたメンバの判断で、駅の近くにある美也川にて、肉天うどんとコロッケを注文。 味噌風味の出汁に吉田の特徴である固めの麺。 さぬきとは対照的なしっかりとしたのど越しに驚く。 出汁汁には、キャベツが入っていて、これも吉田のうどんの必需品だそうだ。 さぬきスタイルよろしく当然のようにハシゴで、うどんMAPから選んだのは、暖簾も看板もないという白須という店。 向かうタクシーの中で、運転手さんからメニューが冷たいor温かいの二種類であること。 全てセルフであることなどを教わりながら移動。 確かに、暖簾も看板もないバイパス沿いの民家なんだけど、玄関を入ると仏間までの三部屋くらいあけ広げた和室にテーブルが並んでいて、やたら広い厨房が横にあって、ご夫婦と娘さん?の三人体制で、忙しそうにしている。 丁度、鍋が一度空いたあとで、注文を受けれるタイミングではなかったらしく、ちょとお茶でも飲んで待っててとのこと。 素直にテーブルでお茶を飲んでいたら、ひと段落した段階で、厨房から声をかけてくれて、冷たいのを頼む。 出来てきたのは、茹で上げたうどんとキャベツが皿に盛ってあり、あとはだし汁がどんぶりに入ったという、とてもシンプルなもの。 天ぷらとか薬味は、辛子味噌がテーブルにあるだけ。 見た目も実際もボリューム満点で、うどんの硬いのとキャベツのシャッキとした歯ごたえが絶妙のハーモニーで、出汁は鰹の香る醤油だし。二軒目なのと量が多いので、ちょっと躊躇したけど、あっさり完食。 ここは、なかなかお勧めです。


2008-09-06 父子ペア

_ [MISC] 父子ペア

  大学の同期のAさんが経営者の異業種交流会の仲間と、4家族8人で泊まりにきた。 今回は、父親と子供さんという組み合わせで、最年長の子が中一で、あとは小学生以下。 お互いのお父さんは、もちろん顔見知りなのだけど、子供同士はほとんど初対面らしい。 用水路で沢蟹をとったり畑や周辺の山で虫を追いかけたりしている間に、あっという間に仲間になってしまうのが、子供の良いところだ。 彼らにとっては、ロフト部屋は秘密基地だし、ジャグジーはほとんどプール状態のようで、見ている方がうれしくなるくらい、次から次へと新しい遊びを見つけてよく遊んでいた。 夕飯の後は、周辺を懐中電灯をもって散歩したり、花火をしたりして、結構遅くまで元気に遊びまわって就寝。 どうやら、お父さんチームのほうがお疲れかも。


2008-09-07 朝作り

_ [MISC] 朝作り

  山梨の集落では、早朝、朝ごはんの前に草刈や畑仕事などをする事を、"朝作り"と呼んでいる。 共同作業の時間を決めるときに、"朝作りにするか"などと言われて、最初はピンと来なかった。 またまた折られた猿落君の支柱の補修と、大根とカブの種まきを朝作りでやってしまおうと外に出たら、昨夜から宿泊している子供達は、結構遅くまで起きていたのにも関わらず、すっかりお目覚め。 それならばと、体験学習よろしく、種まきを手伝ってもらった。 もっとも、昨日のうちに畝は作ってあったので、直に終わってしまったけど、まぁこんな経験もいいでしょう。

 なにやら、木工工作で車を作ろうという企画で、父親チームが用意してきた材料があったのだけど、どうも思惑というか設計が???だったらしく、急遽自由課題になり、さらには途中から用水路で流して遊ぶ船作りに変わり、朝食までのあいだ子供達は夢中で大工道具と格闘して、こちらも朝作り。 朝食後、用水路でひとしきり遊んで、昼からは近くのおいしい学校で蕎麦作り体験ということで、みなさん帰っていった。 二日間、幸い天候に恵まれて、それなりに楽しんでいってくれたのではないだろうか。


2008-09-08 Hawaii

_ [] Kona@Hawaii

  IEEE Wireless Interim に参加するため、夜のフライトで成田を出発する。 今回のInterimは、ハワイ島のKonaで開催されているので、ホノルルで乗り換え。 ハワイは、数年前にTVのインターネット配信の関係で、知り合いの会社と打ち合わせに来たことがあるが、その時はホノルルでの滞在中 事務所以外のどこにも行けなかったからまったく土地勘がない。 そんなわけで、ホノルルの乗り換えに3時間以上の待ち時間があったのだけど、どこにも動けず空港のロビーで仮眠。 Konaでは、先着している同僚が迎えに来てくれて、そのまま会場入りし、夕食抜きで夜のセッションまで参加する。 コスト削減のために、今回は2ベッドのコンドをシェアしているのだけど、同僚に聞いたらフルキッチンがあるとの事。 会場を出たのが9時過ぎだったので、この時間からレストランを探すのも大変だし、明日は早朝からプレゼンで、その作戦会議もありなので、結局スーパーで食材を買って、パスタ、サラダ&スープで済ます。 アメリカって、ちょっと町から外れると、美味しいものもないので、セルフで料理をつくった方がコスパが良いんだけど、リゾート地のため食材が高いのと、島のためか生野菜が今ひとつなのがつらい。

_ [電波] IEEE802Interim

  今日は、802.11TGsとVHTのセッションに参加。 TGsは、いわゆるメッシュネットワークで、既にドラフトの詳細のすり合わせになっているので、新しい情報もない。 

  ナイトセッションのVHT(Very High Thoughput)は、6GHz以下と60GHzでの利用の提案があり、60GHzにつては伝搬系の測定結果などの報告がロシアの人と日本のNICTからあった。 いづれも、べたな伝搬な測定結果であり、基本的には無線の下位層のみ着目していて、システムとしての考慮などは含まれてない。 この辺りが、やはり、無線、無線しているところの限界なのかもしれない。 しかも、いくつかの提案を互いに玉虫色的にSCOPEに入れていく傾向があり、この辺りはちょっと先行きに不安が残る。 


2008-09-09 WNG-SC

_ [電波] IEEE802.11 WNG-SC

  IEEE802.11 WNG-SCで、高速移動体のプレゼンを行う。 今回は、PHYの測定データにフォーカスした話に留めたけど、WNG(Wireless Next Generation)の性質から、もうすこし全体的なプロポーズにつなげて行くことが良いようだ。 従来から進めている高速ハンドオーバーなどについて、以前はTG−Uでの提案をしていたのだけど、時間がかかっても、SC−>SG−>TGという本流で再度提案することに価値がありそうだ。 今回の発表も会社で孤軍奮闘しているM君が行ったのだけど、彼の継続的な参加により、3年目にしてようやく道が見えてきた感じだ。 日本の他のメーカとも共同戦線が張れるように調整してみるか。


2008-09-10 WiMAXの評判

_ [電波] WiMAXの評判

  今回参加している802.11 Interimでは、WiMax 802.16が同時開催ではないので、WiMAXな人は少ない。 それでも、年に3回開催されるPlenaryセッションは、802.16も参加するので、ここに来ている専門家や研究者たちも、802.16にアクティブな人とは互いに顔見知りだし、16の情報もいろいろと持っている。 そんなわけで、話の中では16の話題も当然でるのだけど、案の定というかなんというか、あまり評判は思わしくない。 キャリア系は、基本的にキャリア主導ですすめるLTEに傾注しているし、実際に16eを世界で主要なキャリアは採用しなかった。 そして、技術的な評判も「固定またはノマディックに使うのは良いけど、移動体は無理だよね」と版で押したような評判を言う。 じつは、日本でも、見識のあるというか無線をわかっている技術者からは同様の意見を沢山聞く。 確かに、一時は評判というかプロパガンダが凄くて、こんな事を言う人は少なかったが、最近はようやく化けの皮が剥がれてきたようだ。 伝聞でしかないが、一番派手に推進していた大手半導体メーカーIの研究者さえ、この現状を認識しているとのことだ。 もし、それが事実だとしたら、技術者、研究者としては、あまりに情けないというか悲しいものだ。 自分が信じられない技術をマーケット戦略などという言葉でごまかして、誇大に市場を煽ったとしたら、一時は評価されたとしても、長期的には信用もポジションも失うだろう。 実際に、ここ数年来、無線ネタで技術の本質を知らずに、または隠して、派手に話題を振りまいた関係者の多くは姿を消した。


2008-09-11 コンサルタントの秘密

_ [仕事] コンサルタントの秘密

  今週参加しているIEEEのミーティングでは、各TGで標準化の議論、作業が繰り広げられているのだけど、その核となっているのはコンサルタントという人達のようだ。 彼らは、クライアントである企業や省庁のいろいろな帽子を持っていて、セッション事に着替える。 IEEEでは、セッションへの出席が管理されていて、一定の時間出席をしないと投票権がなくなる。 そこで、WEBベースの出席管理システムが会場にはあり、参加者がWebから参加するセッションを選択することで、出欠管理がされている。 このシステムでは、個人のID(メイルアドレス)を入力すると同時に、所属する機関を入力する。 投票権は基本的に個人に与えられるので、コンサルタント達は、参加するセッション事に、どの組織の立場で参加しているかを、ここで明示的に入力する。 個人投票権の管理だけなら、別にこんなの入れなくてもいいだろうけど、セッショングループとしては、どこの立場の人が参加していたかを把握したいのだろう。

  ここで活躍している(暗躍?)コンサルは、クライアントからフィーをもらって、そこの利益代表として参加するのだが、中にはこういう活動が好きでボランティア的に参加している人がいる。 とあるセッションで活発に発言していた人は、どうやら有名人で、とにかくいろいろなセッションで、議論を引っ掻き回しているらしい。 伝聞によると彼は純粋なボランティアだそうで、スポンサーがいない分自由かつ純粋に議論が出来るようで、周りからは混乱を楽しんでいる人物として疎まれているようだ。 さらに、コンサル同士は、横の連携があって協調して標準化の時間をかけ、自分達の仕事が無くならないようにしている節があると言う人もいる。 また、つねに新しいクライアントやネタを探しているので、新しい提案とかがあると、そこにうまく取り付くらしい。 こんな話を聞いてると、ちょっと悲しくなるんだけど、それでも標準化作業では、彼らは公判を進める弁護士みたいなもので、必要不可欠な存在なのかもしれない。


2008-09-12 アーキテクチャ

_ [仕事] アーキテクチャ

  IEEE 802.11のARC SCというセッションでは、802.11のハードウェアアーキテクチャを整理しようという試み議論されている。 しかし、どうもアーキテクチャ設計をした事のない人の議論なのか、フロー図を作成しながらの議論が混乱している。 そもそもの混乱は、図示化するにあたって扱ファンクションブロックのシンボルはデータ、コントロールともに共有としている上に、その機能と形状の明確な定義を最初に行っていないことだ。 さらには、コントロールフローとデータフローを単純に二種類の矢印で示すだけであり、参照関係なのかアクティブな入出力なのかなどもわからない。 まぁ、この辺りっていうのは、チップ屋の実装の話なので、無理にIEEEであわせるものでもないのにね...

  午後に出席したTGpのセッションは、かなりエキサイティングで、最後の最後までもつれて、72%で提案が合意に至らないなんていう光景をみるに至った。 国際標準化の熾烈な争いを垣間見た気がした。


2008-09-13 Kona->山梨

_ [] Kona->山梨

  早朝にハワイ島のKonaを出て、ホノルル経由で成田にもどり、特急を乗り継いで夕方山梨に戻る。 幸いに若干成田に早く着いたので、明るいうちに山梨に着き、さっそく畑のチェック。 どうにか今週は、猿に入られた形跡がないようなので一安心。 最近は、時差のある海外に出張することがなかったので、比較的時差の少ないハワイなのに、帰国してから頭痛が酷く、夕食後早々に仮眠してしまった。 

_ [インターネット][PC] Chrome

  周辺の人が皆早くて快適というので、Google Chromeを使ってみた。 描画が早いと評判だけど、そんなに重いサイトとか見ないからか、あまり感激するほどのことはないな...


2008-09-14 日中印

_ [MISC] 日中印

  午前中は区の財産区といって共有財産として所有している山林の草刈作業に出かける。 ちょうど我が家の裏手にある山の中腹に、檜が植林されていて、その檜の周辺の下草を刈る。 この山の中に入ったのは初めてだ。 檜は製材できるくらいになるには、少なくとも60年くらいはかかるそうで、今回整備したところのは、まだ15年くらいなので、若くて細い。 その後、区域内の道路の補修や公民館の木の手入れなどで、結局は昼まで出労となった。

  今日は、上海人T君とインド人Sさんが来日したので、やはり元同僚の日本人のMさんの車で泊まりに来た。 ひととおり、いつものパターンでバーベキューなどをして一献。 泊まりで気楽というこもとあり、普段あまり飲まないMさんもしっかりとワインを空けていた。


2008-09-15 遭遇

_ [MISC] 秋茄子とさつまいも

  朝、知人を見送りに行った時に、猿を見かけたので、これも何かの暗示かと思い、ちょっと時期は早いけど、さつまいもを掘る。 やはり、時期的に早いので沢山はないけど、まぁまぁの大きさのが収穫できたので、猿に取られるよりは良しということで納得。 秋茄子は嫁に食わすなと言うけれど、秋になったら暫定剪定した茄子が一気に大きく育った。 夏に比べて、虫の影響も少ないので表面が綺麗な茄子が沢山とれる。 大きい割には実も柔らかいし、アクも強くない。 本当は、夏場も毎朝、虫取りをするとこうなるんだろうけどな..

_ [MISC] 遭遇

  午後、畑の草刈をしていたら、自分の居るところと反対側の柿の木に動くものが.... ちょっと、土手の下にいたので死角になっていたのだけど、土手の上側に上がったら、猿が六頭くらい慌てて木から下りてきた。 草刈機のエンジンを吹かして威嚇しながら、追い払ったら山のほうへと逃げていった。 サツマイモを朝収穫しといて良かった..


2008-09-16 金融破綻

_ [MISC] 金融破綻

  サブプライム問題に端を発した一連の金融破綻は、リーマンの破産という判りやすい形で最初のピークを迎えた。 仕事の関係で、PEやREITに勤める知り合いも沢山いるのだけど、きっとどこも大騒ぎなんだろうな。 調子の良い時の彼らの羽振りの良さも相当なものだけに、こういう状況になるとその落差が激しい。 それにしても、一時ずいぶん話題になったMSCBとかの金融商品の仕組みを次から次へと開発して、金を集めて運用していた外資にさんざん振り回された日本の金融機関が、これからどう動くのかはとても興味がある。 かつて、バブルの後に買い叩かれた日本が、今度は米国を買い叩きにでるのだろうか? なんとなく、そんな余裕は日本にはまだない気がする。


2008-09-17 秋田料理

_ [] 秋田料理@銀座

  元同僚が転職した先で知り合った同期の人が僕の知り合いだったということで、久しぶりに皆で一献。 銀座にあるなまはげという秋田料理の店をアレンジしてくれた。 田舎の座敷風の席とかまくらの形をしたテーブル席がある店内は、早い時間から結構賑わっていて、お目当ては、なまはげショーということだ。 秋田弁のアナウンスが流れて、店内が暗くなると三人のなまはげが現れて、各テーブルを回ってくる。 恐ろしいお面とは別に、ここのなまはげさんは結構良い人で、携帯での写真撮影に応じたり、ご相伴に預かったりとサービス満点なのが笑える。 料理は、新鮮な野菜から始まり、子持ちのハタハタ、きりたんぽ鍋、わっぱ飯といった、秋田料理が満載。 久しぶりに会った面子というのもあり、結局二回目のなまはげショーが終わるまで、腰を落ち着けて飲んでしまった。 画像の説明画像の説明

2008-09-18 Rawデータ

_ [仕事][PC] Rawデータ

  仕事で使っているシステムでは、諸々の設定をGUIで行うのが標準になっているのだけど、ある程度大量のデータをやりとりするは、バッチ処理的な仕組みがほしい。 ベンダーに確認させたらCSV形式によるエクスポートとインポートがサポートされているという。 そこで、外部でスクリプトやエクセルなどにより、データ処理することを担当に検討させていた。 ベンダーも含めたミ−ティングの結果、CSV形式でエクスポートしたものをエクセルに取り込むとデータが化けてしまうので使えないと報告された。 どうも、言ってることが???なので、実際のデータと何をしたのかをヒアリングしたら、CSV形式ファイルをエクセルに読み込んで開くと数字列に対してゼロサプレッション(上位桁の無駄な0を省く)がされることが問題だということだった。 CSV形式のファイルのRawデータをテキストエディタで確認すると、きちとん上位桁の”0”も出力されているので、単純にエクセルというアプリに取り込む時の処理の問題であり、それは取り込み時に指定すれば解決できることを教えたのだが...こんなことさえ、何人もが雁首そろえて知らなかったというのは、ちょっとびっくりだ。 CSV形式のファイルは、Windows + Officeの環境では、デフォルトでExcelに関連付けされていて、さらに数値列はゼロサプレッションで取り込まれるので、単純にファイルをWindows上でクリックして開くとこういう現象になる。 

  さてさて、一連の問題は、CSV形式というのがどういうものかを把握していないことによる。 この結果、Rawデータを確認するとということができていないため、切り分けもできない。 様々なアプリケーションを、それぞれのインタフェイスを介して利用するのが圧倒的な現在、本当にRawデータがどうなっているのか、それをアプリがどう処理するのかというのは、どんどん見えづらくなっていて、こういうことが起きるのだろう。 組み込み系でも、高級言語でのソースデバッグ環境が当然となっているので、ちょっとハードで確認したり、レジスタを覗いたりすれば解決することが、なかなか解決しないことは多々ある。 こういう、表層的な技術(というか使い方)しか知らないと、問題解決能力は伸びないだろうな。 ということで、今回の担当君は、ひとつお勉強をしてくれただろうか?


2008-09-19 指定消滅

_ [] 指定消滅

  夜JR東の駅ネットで予約していた指定券を、自動券売機で発券しようとしたら”取り扱い出来ません”と表示され、発券されない。 仕方がないので、窓口に行って発券を頼んだら、窓口のほうでも発券できない。 雨で中央線が止まっているのかと思ったら、運行障害は特に出ていない。 係りの人が別の部屋に確認に行って、ようやく原因が判明。 予定の列車が車両のトラブルかなにかで、車両変更になったため、全ての指定席がキャンセルとなって自由席扱となり、指定券の発券ができないとのこと。 当然、クレジットカードで決済されている分は、取り消し処理となった。 かなり時間を費やしてしまったので、このまま新宿に行っても自由席で席があるかは微妙なので、結局今日は東京にいて、明朝山梨に行くことにした。 しかし、券売機のほうで、こういう場合にはきちんと説明が表示されて、自動的にキャンセル処理がされれば良いのに、そこまでは対応が出来ていないようだ。


2008-09-20 チップス

_ [MISC] チップス

  畑の夏野菜の耕作した後を整理する。 ゴーヤを数本収穫したのだけど、あまり人気がないので、ゴーヤチップスを作る。 揚げ物ついでに、先週収穫したサツマイモや沢山あるジャガイモもチップスにする。 こういう揚げ物をするには、IHの温度管理はとても使いやすくて、焦げたりせずに綺麗なチップスができるのが嬉しい。


2008-09-21 雨....耕作中断

_ [MISC] 雨....耕作中断

  昨日の朝日の天声人語に「煮て焼いて漬けてまだまだ茄子(なす)の花」という投稿俳句が引用されていて、爆笑してしまった。 我が家では、ここのところ正にこの状態で、朝、昼、晩と茄子を食べてる。 野菜は、家庭で食べる分だけといっても、なかなか収量が管理できないので仕方がない。 今年は、一番生活のリズムに合ってるは、オクラなんだけど、これでも一株増えれば、事情が変わってくる。 株数が少ないと何らかの障害で取れなくなったら終わりだし、多すぎると同じものを毎日食べることになるし... しかし、食品偽装だなんだで、食の安全が問われている時に、こういうのは、贅沢な悩みでもある。 

  午前中に少し畑の整理をしたのだけど、午後から雨が降り出してしまい、予定していた白菜などの定植は中断。 大根と小カブは、先々週に遊びに来た子供達が種まきをしてくれたものが、本葉四枚くらになって間引きをし順調。 ただちょっと少ないかな...


2008-09-22 文言

_ [仕事] 文言

  仕事の関係で行政と文章のやり取りをすることがよくある。 今もひとつ通信・放送に関わる行政判断に関して、いろいろと意見交換をしているのだが、こういう場合には文章の一字一句というか文言がとても重要な意味をもつことが多い。 各種の委員会とかでは、報告書や議事録に記載する内容はもちろん、使う表記、文言について参加者の合意をとるのに苦労することもある。 口頭の場合、ひとつのセンテンスが、きちんと文体を成して終了することは稀で、阿吽の呼吸というか、その時に雰囲気などで、相互に理解することが多い。 ところが、これが議事録や報告書、質疑のメイルなどの文章になると、周辺状況を含まず文字が一人歩きするので厄介だ。 というわけで、対外的な文章では、かなり文言などに神経を使う。 ところが、以外とそうでもない人も多くて、自分で書いた文章に対して、深く考えていないとしか思えない文章をいただくことがある。 でっ、あれ こんなの出したらきっと相手はこう勘違いするだろうなというのに、毎日お目にかかる気がする。


2008-09-23 晴れた...

_ [MISC] 晴れた...

  久しぶりに晴れたけど、畑はドロドロで、白菜などの定植はちと無理なので来週に延期。 それでも、柿の植えてある果樹畑の方の草刈は、なんとか終わらせることができた。 去年は、成り年だったのか、柿の実が沢山だったのだけど、今年はちょっと少ない気がする。 もっとも、収穫してつるし柿にするには、かなり手間がかかるので、まぁそれを考えると少ない方が嬉しいかも。


2008-09-24 大阪

_ [] 大阪

  久しぶりに大阪に出張となる。 大阪は、どうしても日帰りコースということもあり、リピートしていくような馴染みの店がまったない。 今夜は、久しぶりに知り合いと会食となったので唯一知っている老舗のすきやき屋はり重に行く。 ここは、じつは子供の頃(多分小学生になる前)に、当時大阪に勤務していた父親に合いに来た時に連れて来てもらった店で、数年前に取引先の人と来て玄関を入った瞬間に「あっ、ここ来た事ある」と思い出した店だ。 おそらくは、40年以上も前の事なんだけど、店の作りとかも不思議と覚えていたものだ。 そんなわけで、久しぶりにゆっくりとした会食をということで、訪れたけど、相変わらずの雰囲気でとても和めて幸せ。


2008-09-25 オリンピック不況

_ [MISC] オリンピック不況

  以前にいろいろとお世話になった証券会社の方が、最近親会社に中途入社した人と懇意ということで、久しぶりに一献。 彼は、ネット関係の企業などを中心に新興市場での公開を沢山してきた人で、業界のことにとても詳しい。 今日は、久しぶりにお会いしたんだけど、相変わらずにパワフルで、話が楽しい。 たまたま、話が中国の話になったら、途上国がはじめてオリンピックを開催すると、その翌年には大型不況に見舞われるのが前例で、北京後の中国も来年の3月くらいまでが、どん底の不況になるのではとのことだ。 東京オリンピック、ソウルオリンピックは、ともに翌年に株価暴落、国内不況となったのは事実だ。 オリンピック景気で一時的に建設ラッシュなどにより出稼ぎ者などが増えるのだけど、建設がひと段落した後に、なかなか元に戻れない人が多く、仕事不足、人あぶれとなり、暴動なども発生するとう説だ。 というわけで、ちょっと中国市場に注目かな。


2008-09-26 秋来る?

_ [MISC] 秋来る?

  上野原で役員会があり、その後みんなで夕食をして、各駅停車の小淵沢行き終電で日野春まで帰った。 今日は日が落ちたら急に寒くなったのに、この時期ではまだ電車は暖房が入ってないので、とても寒かった。

いよいよ、秋の訪れが本格的という感じだ。 まったく、暑さ寒さも彼岸までとは、良く言ったものだ。


2008-09-27 事業計画

_ [仕事][NPO] 事業計画

  長男の卒業した学校の後輩の保護者が、グループホームなどの設立などについて相談に来た。 もっも基本的なことなのだけど、子供達に将来どういう自立/自律をさせたいのかという点が、なかなか学校に通っている時には、見据えきれず、いろいろと暗中模索となっているようだ。 しかも、それなりの複数の人が"皆で"というパターンでは、多種多様な知的障害があるので、とてもまとまらないだろうというのが、感想だ。

  さて、NPOだろうがベンチャだろうが、事業計画を立てるのは一緒なのだが、どちらの場合にも収入に対する計画の精度がとても重要なのだけど、これは実に読みつらいのも事実だ。 これに対して、支出や仕入れというのは、ある程度の精度で調べられるので、それなりのものを書いてくる人が多い。 収入/売上計画の精度を上げるには、やはり市場の過去と今後に対する十分な調査と客観的な判断が必要なのだけど、これに対し計画を作る人の期待感があふれちゃってる場合が実に多い。 まぁ、計画している人は、惚れていない事業をやるわけではないので、期待感があふれるのは仕方ないのだけど、盲目的になってしまうのは危険だ。 この位の客は集まるとか、このくらいは少なく見積もっても売れるという思い込みではなく、こういうやり方で、こういう市場で、これだけ売るというよな、ブレイクダウンしたマイルストーンを持つことも大事なことだ。 もっとも、アントレプレナーの多くは、そんな積算を凌駕するくらいの情熱で、走り出してしまえば、多少のことは乗り越えていくのも事実なんだけど、人の話を聞く立場だとやはり客観的判断をまず見てみたくなる。 自分じゃない時って、結構冷静に聞けるし、分析できるもんなんだよね。

  というわけで、今日のご相談も、僕のアドバイスで、その辺りの現実を少し理解してただけたら幸いかな。


2008-09-28 卵かけご飯

_ [] 卵かけご飯

  昨夜は、長男の学校の後輩の保護者以外に、元部下がの若者(?)3人遊びに来ていたので、今朝は8人での朝食となった。 昨日、元部下達が買い物に出た時に買ってきたもらった卵で目玉焼き。 この卵は、白州にあるおっぽに亭こっこというところで使っている平飼の鶏卵で、黄身がもっこり。 ここは、卵かけご飯を出す食堂らしくて、白州は水も名水として有名だし、お米も近くの武川米なんかは献上米だそうだから、それだけでも十分に美味しいそう。 ということで、若者チームが帰りがけに食べに行き、結果を報告してくれることになった。


2008-09-29 IEEE報告会

_ [電波] IEEE報告会

  今月行われたIEEE802.11 Interimの報告会が、モバイルブロードバンド研究会主催のMBA研究会で行われます。

  詳細はMBAのページにありますが、概要だけ以下に転載します。

  2008年9月初旬、ハワイでIEEE 802 Wireless Interim Sessionが開催され、IEEE802.11Working Groupが開催されました。セッションでは、日本からの参加者もあり、幾つかの提案や議論が行われました。この研究会では、セッション後時を移さずに、実際に参加した日本の研究者を招聘し、最新状況などを解説致します。 IEEEのセッションは定期的に開催される標準化会議であり、日本の関係業界の国際戦略に関わるものです。当協会では可能な限り継続的にこの報告会を開催し、広く企業、研究者の皆様にこれらの標準化状況の情報を提供し、モバイルブロードパンドの普及発展を期しています。


2008-09-30 ねんきん特別便

_ [MISC] ねんきん特別便

  ねんきん特別便が会社から配布された。 幸いに記録漏れだとか記録違いはなかった。 この特別便では内容を確認して、住所氏名等を記載して、返信することになっており、返信用の封筒も入っている。

  しかし、記載する用紙の大きさに対して、封筒がやたら小さくて、単純に一折すれば良い形状でもなく、用紙側に折り目があるわけでもない。 また、住所や氏名の欄も、そもそも送付しているのだから、内容に修正があるのか、あった場合には、それを記載するというような方式にすれば良いのに、すべて一から記載することになっている。 さらには、返信用の封筒にも住所、氏名は書かないとならない。 まったく、こういうところを見ると、これを受け取った人に対する配慮がないというか、創造力が欠如しているのが、とてもよくわかる。

  結婚などで、性が変わった人は、その内容を記載する欄もあるんだけど、一度分だけなので、これで足らない人は、別に便箋などに書いてくださいというのは、ちと笑えた。


この日記は、FaceBookにフィードしているので、ツッコミはそちらだけで受け付けることにしました。
過去の日記
2008年
9月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30