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2008-09-05 吉田のうどん

_ [インターネット] 地域情報化

  富士吉田で開催された地域ネットワーク連携シンポジウム 2008 in 山梨に参加。 山梨開催なので山梨セッションがあり、上野原のFTTHの解説をする。 主催はITRC:日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第163委員会RIBB:地域ネットワーク活動分科会で、ほとんど顔なじみのメンバーだ。 RIBBは、どちらかというと、各地域のバックボーンをなんとかしようと始まったのだけど、ここ数年は地域情報化としての足回りや利活用の話が増えている。 ITRCのメンバーは、その前のJAINなども含めて、日本のインターネットを立ち上げてきた人達で、30年近くもネットワーク活動をしていて、今日はRIBBの歴史を振り返る話も多くあったし、利活用という意味ではシリアの子供と日本の子供の遠隔授業を通した美術の共同制作の話など、とても参考になった。

ちょっとおかしかったのは、地域情報化の講演の中で、ITRC関係者が深く関わったりした事例について、後援者の方がその経緯や背景までを知らないらしく、先進的事例のように紹介していて、下手すると仕掛け人だったりする人が聴衆だったりしたのがあったことだ。 どうも、地域情報化というのは、”俺が村が一番だぞ”的な情報発信者が多くて、それに飛びつくメディアも、きちとん背景とかの周辺までの取材はしないので、独りよがり的なことになるようだ。 そんなわけで、内容のニュースに新しものも無く、歴史的事実の誤認が目立ったりした。 ITRCの人達みたいに、昔から自分でネットを構築したり活動してきた人の発表は、事実に基づいてるのだけど、地域情報化というキーワードだけで、これらの伝承をもとに社会学や経済学を研究している人は、ともすると表層的な薄っぺらな話に陥りやすいのかもしれない。 事件や事故だと、裏取りなどもきちんと調査するのだろうけど...

_ [] 吉田のうどん

  昼は、みんなでタクシーに分乗して、有名な吉田のうどんを食べにでかける。 まずは、うどんマップを眺めていたメンバの判断で、駅の近くにある美也川にて、肉天うどんとコロッケを注文。 味噌風味の出汁に吉田の特徴である固めの麺。 さぬきとは対照的なしっかりとしたのど越しに驚く。 出汁汁には、キャベツが入っていて、これも吉田のうどんの必需品だそうだ。 さぬきスタイルよろしく当然のようにハシゴで、うどんMAPから選んだのは、暖簾も看板もないという白須という店。 向かうタクシーの中で、運転手さんからメニューが冷たいor温かいの二種類であること。 全てセルフであることなどを教わりながら移動。 確かに、暖簾も看板もないバイパス沿いの民家なんだけど、玄関を入ると仏間までの三部屋くらいあけ広げた和室にテーブルが並んでいて、やたら広い厨房が横にあって、ご夫婦と娘さん?の三人体制で、忙しそうにしている。 丁度、鍋が一度空いたあとで、注文を受けれるタイミングではなかったらしく、ちょとお茶でも飲んで待っててとのこと。 素直にテーブルでお茶を飲んでいたら、ひと段落した段階で、厨房から声をかけてくれて、冷たいのを頼む。 出来てきたのは、茹で上げたうどんとキャベツが皿に盛ってあり、あとはだし汁がどんぶりに入ったという、とてもシンプルなもの。 天ぷらとか薬味は、辛子味噌がテーブルにあるだけ。 見た目も実際もボリューム満点で、うどんの硬いのとキャベツのシャッキとした歯ごたえが絶妙のハーモニーで、出汁は鰹の香る醤油だし。二軒目なのと量が多いので、ちょっと躊躇したけど、あっさり完食。 ここは、なかなかお勧めです。


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