丁度、昼ちょい前に、九段下から神保町に向かっていたら、目の前に今荘という、古い鰻屋に出くわす。 前から、何度も前を通って気になっていたのだけど、いつも営業時間ではなかったので、なかなか入るチャンスがなかった。 昨夜、某Barで鰻屋の話をしていたら、しっかり鰻食べたい病が発病していたので、すかさず暖簾をくぐってしまった。 メニューは、肝吸い付きの鰻重2,000円のみ、カウンタと大部屋にテーブルが5つくらいの店で、かなりの年季なので、お世辞にも綺麗と言えない店構え。(まぁ、鰻屋はそんなもんだ)
肝心の鰻は、炭火でがばっと焼いた感じ。 蒸しもしっかりしているので、中はジューシー&ふっくらではある。 好み的には、もう少し表面がパリッとした焼具合がいいなぁと思う。 ビジネス街の大量消費型鰻屋のなかでは、価格もお高めなので、全体の出来としては、割高感が否めない。 そういえば、話題の偽装鰻は、どのくらい市場侵食しているのだろうかと気になってしまった。
春先にホームセンタで買ってきて花壇に植えた苺の苗は、あまり期待していなかったのだけど、ここにきて急成長し、中粒の実がついた。 先週、家族が食べたら美味しかったというので、ちょっうど良い感じのを僕も食べてみたら、甘さもばっちりでかなり美味しくて、ちょっと幸せ。
知人のIさんが、近くのゴルフ場でゴルフをするということで、昨夜から泊まりに着ている。 彼は、アマチュア無線を使ったパケット交換網を全国レベルで普及させ構築を推進した人で、インターネットの黎明期には、自宅にUNIXマシンを置いて、それを色々な人達にUUCPで開放したりしていたそうだ。 彼らのグループPRUGが、日本のインターネットに果たした役割は、かなり大きい。
Iさんは、白ワイン専門で、シャルドネとブルーチーズなんかを持参してくれたので、昨夜は二人で3本空けたら、しっかり今朝はゴルフに遅刻したようだ。 それでも懲りずに、ゴルフ場で薦たからと勝沼の麻屋葡萄酒のシャルドネ樽熟成を沢山買って戻ってきたので、結局今日も二人でこれを空けてしまった。 ネット業界の人は、仕事柄 カリフォルニアに行く事も多く、シャルドネ好きな人が多い。 僕も、シャルドネ好きなんだけど、日本のシャルドネはあまり飲んだことがなかった。 このワインは、樽熟成でも、そんなにオークが強くない感じだし、ドライなシャルドネらしさもしっかりしていて、なかなか美味しい。 やっぱ、山梨産は白かな。
上海の市営企業からの招聘で、久しぶりに上海に行く。 去年の秋から就航した、羽田−上海(虹橋)へのシャトルフライトだったので、とても楽だ。 成田も浦東も街中へのアクセスが遠いから、結局のところ、2時間ちかく移動時間が短縮できる。 羽田発のシャトルだと、最初に就航した韓国便の場合も、仁川と金浦の差が大きいので同様だ。 これに対して、今年から就航した羽田−香港の場合には、香港側がランタオの国際空港なので、成田と羽田の差分が短縮されるのだけで、啓徳空港があればなぁと つい思ってしまう。 もっとも、香港から中国本土にスルーする人には、国境も24時間空いてるので、便利かもしれない。(仕事の人だけだな こんな深夜時間使うのは)
旧知の取引先のEさんとの夕食で、新天地にあるLe Plataneに招待してくれた。 ここのシェフは、シンガポールの李光耀のお抱えシェフだったそうで、比較的新しい店なのだが、結構人気がでているらしい。 ちょっと変り種で、フォワグラの小龍包なんていのうがあって、上海らしくて面白いので、シェアする。 ちょっと残念だったのは、蒸しすぎなのか、最初から皮が崩れ気味で、折角のスープが.....って感じだった。
Eさんは、長い付き合いの取引先の二代目社長で、まだ28歳の若手経営者だ。 彼のお父さんとは、家族ぐるみの付き合いで、先日も東京で一緒に食事をしたばかり。 Eさんと最初に会ったの、まだ彼が学生の頃で、アメリカで、大学とビジネススクールを卒業して、香港にもどり父の跡をついで、仕事を切り盛りしてる。 彼も父親に負けず劣らずの勉強家で、食事中の会話は彼が今取引を広げようとしている通信関係のビジネスに対する意見交換がメイン。 いつも、ノートパッドをもって、こちらの言う事を熱心にメモをしている姿と、ボルドーの赤が好きな所も父親そっくりで、なんだか微笑ましかった。 めずらしく、プライベートな話では、忙しすぎて彼女もいないので、日本にお嫁さん探しに行こうかなんていう冗談をいってたのが笑えた。 (かなりイケ面なのに、仕事しすぎかな)
五反田の目黒川沿いにあるミート矢澤のランチを食べる。 いつも、長蛇の列なので入る機会が無かったのだけど、ちょうど午後から外出で遅めの昼になり、前を通ったら3人くらいしか並んでいなかったので、思わず寄ってしまった。 店は、かなりの広さなのと、ランチはハンバーグかサイコロステーキの二種類しかメニューが無いので、そこそこに回転は早いようだ。 この店は、銘柄和牛のA5クラスを取り扱っていて、ランチのサイコロステーキはこれらの肉の切り落としを使っているそうだ。 確かに、一つ一つのピースは、上質な肉なんだけど、いろいろな部位が使われているので、脂が強いのやら軟らかいのやらがごちゃごちゃしていて、微妙な感じだ。 サラダとライス、味噌汁がついてるとはいえ、¥2,000のランチとしては、話の種に一度は良いかなってくらいで、並んでまでリピートする気にはなれない感じ。 まぁ、ハンバーグの方は食べていないので、もう一回は有りだけど。 それよりは、夜のディナーをちゃんと食べてみたくなったけど、実はこれがランチの狙いか。
最近、山梨にいる時は朝起きて、朝食前に畑に一度でかけて、草をとったり、収穫したりしている。 平日の東京の家では、なかなか起きないくせに、不思議なものだと家族には呆れられているけれど、自分でも不思議とそんな習慣になってしまった。 ということで、今朝もキュウリ、ナス、ピーマンなどを収穫し、除草を軽くしたのだが、家を出て直ぐにブヨに手の甲を噛まれてしまった。 ブヨの場合、直ぐに腫れたり、痒くならないので、そのまま果樹園でブルーベリーの収穫などもして戻ったのだが、朝食の後くらいから一気に痒みと腫れがでてきた。 ここ数年、朝、夕は気をつけていたし、免疫ができたのか腫れることが無かったのだが、久しぶりにしっかりとやられた。 腫れは、あっという間に手の甲全体に広がって、シコリも出てきた。 まぁ、これで少なくとも一週間は戻らないだろうな.... 三週間前に家族が足を噛まれたのたけど、その時も元に戻るのに二週間はかかった。 まったく、自然界は強いもんだ。
週末も今日も山沿いでは、強い夕立があった。 土曜日に東京で集中豪雨があった時、北杜市では殆ど雨が降らなかったけど、CATVは、ずっと帯状のノイズが入ったままだった。 アナログもデジタルも全てのチャンネルに発生していたので、共有部分の障害なのだろうけど、結構長い時間回復しなかった。 上野原市内でも、停電も発生したりして、既存の共聴組合系のCATVでは、結構な時間障害が発生したようだ。 幸い、関係しているUBCでは、障害は起こらなかった。 無線LANの仕事をしていると、天候の影響はどうかという質問は、よく聞かれる。 無線LANも、Wi−MAXも10GHz以下の周波数なので、降雨による減衰は、殆ど無視できる。 実際、150mm/hの雨でも0.1dB/kmとかで、まぁ150mm/hなんて雨は、記録上も日本では発生していない。 一方、風や土砂崩れなどによって、物理的にアンテナを取り付けている支柱が傾いたとかは、まま起こる。 豪雨による障害の発生という意味では、これも障害なのだが、豪雨による電波の減衰とは異なる。 こういう、認知された事象から、事実の分析、切り分けをし、原因メカニズムをきちんと把握して、対処することが、運用対応の迅速さにつながるのだが、けっこうこの切り分けが出来ない人が多い。 無線LANやWiMAX関係の人に「雨の影響はないんですか?」という質問をすると、その回答でかなりその人の本質的な力量が判ってしまったりする。
会社では、情報セキュリティの一連の管理に伴い、仕事で利用するPCには、全てQDNという資産管理ソフトの導入が義務付けられている。 このソフトは、普段は常駐(最近この言葉は使わないな...)していても、なにもしないのだけど、エージェントを起動すると、PCの内部情報をスキャンし、セキュリティ関わるいくつかの項目をセンタ側に通知する。 センタ側は、この内容を元に管理規程に沿った判断をし、その結果を再びPC側に送る。 結果として、その監査判定結果が、常時PCの画面に表示されて、第三者が簡単に確認できる仕組みのようだ。 恐らくは、自動&定期的にこの動作をするのが望ましいのだろうが、いまのところはPCの利用者が恣意的にエージェントの起動をすると、その都度監査情報の送出、判定、結果の受信などが行われるようだ。 どうでも良い事だけど、”QDN”ってソフトの名前がDQNに見えてしまうのは、ちとまずいな>自分。
7/13の日記へのつっこみは、行きがかり上日記の内容と違う盛り上がりになったしまったので、ちょつとこちらにネタ振りします。 インターネットの業界では、いくつかのコミュニティがあるんだけど、歴史が浅いので黎明期からがんばってる人達が皆現役だったりする。 そんなわけで、各地域毎にあそこの地域ならxx先生みたいな顔がつい連想できる。 僕の知り合いの多くはWIDE、ITRC、PRUGなどのインターネットコミュニティを中心に、それぞれの世界でアクティブな人がいる。 山梨の場合、ITRCのRIBなどでお付き合いのある県立大のYさんとは、この前もシンポジウムでお付き合いいただりした。 また、以前に山梨大にいらして、今は麗澤大学にいらっしゃるH先生は、業界の重鎮で以前に地域情報化の研究会などでもご一緒した。 しかし、残念な事に北杜市とかになると、まったくインターネットな人の顔が見えてこない。 また、Blogも八ヶ岳とかいうキーワードだと、いろいろあるんだけど、そんなにネットワークネタでは盛り上がっていない。 結局、地域のインターネットリテラシーというか盛り上がりって、とても属人的で、アクティビストがいるかいないかで、とても差がでる。 山梨県も、情報ハイウェイの整備をして、ディジタルコンテンツの配信とかもやってるんだけど、北杜市では、その一端さえも感じない。 というわけで、この前ツッコミみたいに、県内ネットオタな話題が増えるのは、ちと楽しかったりする。
今朝、畑に行ったら集落の人に、朝方猿が来ていたけど、大丈夫?と聞かれた。 ひととおり確認したところ、なんの被害も出ていない。 もっとも、かぼちゃは、全部獲られた後だし、ナスとかも食べれそうなのは収穫してあったので、目ぼしいものが無かっただけかもしれない。 まぁ、それでも、いちおう猿落君を設置後に、猿が来て被害が無かったということで、ちょっとは気が安らぐ。 はたして、これがどのくらいもつ事やら.....
パンチェッタやらベーコンやらを、定常的に自家製にしたら、やはりスライサーが欲しくなってしまった。 ミートスライサって、業務用の高価なやつが多く家庭用は少ない。 DeLonghiのSL-360というのが、家庭用としてお手頃な価格なのだけど、生産中止になったのか、市場在庫がない。 これより高いのだけど、ドイツのRitter社製のものが、ネットで販売されていたので、これを入手してみた。 早速、作り置きしてあるベーコン、チャーシュー、パンチェッタをスライスしてみたら、なかなか快適でご機嫌。 いままで、気にしていなかったのだけど、スーパーなどで売っている、加工品ではない普通のスライスされた肉って結構割高で、ブロックで購入して自宅でスライスするというのは、かなり経済的のようだ。
先日、中国在住のYさんと僕が、たまたま同じ本「深海のYrr」を読んでいる事が判明して、しばし本ネタでチャット。(僕が先に読了していたので、結果を教えるなと釘をさされた)
ちょうど、その後に余華の「兄弟」を読んでいると言ったら、彼が読みたい一冊として楊逸の「わんちゃん」を推奨したりで盛り上がっていたら、先週楊逸が中国人作家としてはじめて「時が滲む朝」で芥川賞を受賞したりて、結果的に何を読んでいてもミーハー読書になってしまう自分を発見。(^^);;
ところで、僕の世代は、全共闘世代よりはるかに下なので、学生運動は遠い昔のことで、歳の離れた兄弟の影響で、プロレタリアだブルジョワだなんて言葉は聞きかじっていても、まったく実感がなかった。 中国の文化大革命もまさにこれと同じで、映画ラストエンペラーや何年か前に北京で観た「紅色娘子軍」の再演くらいでしか知らないので、「造反有利」なんて言葉は知っていても、これまた実感はゼロ。 年代的には十分に物心のついた後で、浅間山荘事件の頃にも、まだ続いていたようなのだけど、浅間山荘事件のほうがはるかに実感としての認識がある。 まぁ、国外かどうかというので大きく違うけど、それでも当時それなりにリアルタイムで情報が入ってれば、もっと強烈に印象が残っていたかもしれない。 情報の流通があるのとないのとでは、将来的に人々の歴史認識や知識の蓄積に大きな差がでるんだろうなと痛感。 そういう意味では、この前のチベットの騒乱などは、いまの子供達にもそれなりにインパクトがあっただろう。 そんな背景からか、文革を知らない読者のために、余華の「兄弟」では、上巻 文革編の終わりに、見開きの2頁で簡単に、文革とは何かというのような解説が書かれていたりするところが、おもしろい。
とりあえず、ミーハー読書家としは、ブームとしての「蟹工船」も読まないと駄目かしら...
原油価格急騰のせいか、最近メディアでの新エネルギーの話題が多い。 昨日もWBSでは、メタンハイドレードのニュースが流れていた。 メタンハイドレードは、高任和夫の「燃える氷」でもメインテーマだし、最近読んだ長編SF フランクシェッツイングの「深海のYrr」でも、主要な題材だった。 一方、地熱発電については、真山仁の「マグマ」の主題になっていた。 これらの小説が書かれたのは1年以上前なので、今のような原油高騰の騒ぎの前なわけだが、きっと最近の新エネルギーネタで増刷をしているのではないだろうか。 そういう意味では、作家の時代に対するサキヨミ感は大したものだ。
東京にあるイタリアンレストランの質の高さは、イタリア人の知人とかがいつも賞賛している。 日本人はイタリアンが好みにあうのだろうか、店の数もとにかく多い。 今日は久しぶりに半蔵門のElio Locanda で、知人と会食。 ここは、店員さんの対応もきめこまかくて、料理の量などもこちらのニーズに小まめあわせてくれるのがうれしい。 場所柄なのか、いつも外国人の客が多いのも、この店らしい。 今夜は、食事をしている最中に、いきなり客室の電気が全部消えてしまって真っ暗になった。 なにかと思いきや、Birthdayなお客さんが居たようで、店員が小さなケーキを持ってきて、Happy Birthday ♪を歌って拍手ということだった。 なんと、今夜はそんなテーブルが二組あったようで、食事中二回もこの光景をみた。 アメリカとかでは、レストランで同様のシーンにお目にかかることが何回かあったけど、そういう時に回りのテーブルの他人も、大きな祝福の拍手や口笛で盛り上がる。 どこだか忘れたけど、以前に飛行機の中でも、機内アナウンスでパーサーかキャプテンが、その日が誕生日の顧客の名前を伝えて祝福したのに出くわしたことがあるが、そのときも周辺の連中が拍手喝さいだった。 でも、日本人ってこういうときの乗り方がわからないというか苦手なようで、けっこう戸惑ってる人が多い。 ということで、僕もご多分にもれず、こういう光景をみていると、関係ないんだけど、ちょっと気恥ずかしいような、こそばゆいような感じを受ける。 まぁ、シャイってことかしら。
地上デジタル放送の完全移行に向けて、NHKではアナログ波の映像にアナログ表示をつける放送を開始した。 地デジ移行は、基本的にはアナログ波と同様に電波を受信者努力により個別に受信することを前提としているので、現在アンテナを立てて受信しているエリアの人は比較的簡単に移行できるし、視聴可否の確認もスムーズだろう。 これに対して、中山間の難視聴地域などでは、いわゆる共聴組合による共聴方式をとっているところが多々あるが、このような地域では組合がデジタル化に向けた設備更新をするかCATVなどの他方式に切り替える必要がある。 しかし、普通の人はとりあえず毎日見ているTVが見れている間は、人身御供になって実験したりしないだろうし、共聴組合の多くは小規模で専門家がいるわけでもなかったりで、ズルズルとアナログ停波の日を迎える可能性があるような気がする。 さらには、アナログ時代には、過去の慣習から地域外再送信をしていたりしても、デジタルになったら圏外波が受信できないなどの問題も発生する可能性がある。 地デジ移行については、もっぱら空間波の受信に関しての啓蒙が先行しているけど、そろそろ地域毎に細かく移行方法などを確認していかなくてはならいなのではと思う。 移行日に全面停波するのではなくて、一年くらい前からアナログ波の番組や放送時間を減らして、利用者に啓蒙するくらいの措置もいるかもしれない。
docxなる拡張子の電子ファイルを頂いた。 僕の環境では、このファイルを開くことができないので、なんだろうと思ったらMSの2007 Officeが、新しくXMLベースのファイル形式がサポートして、それがデフォルトになっているそうだ。 そして、こらのファイルは、従来のOffice製品では読み書きできず、2007 Office System互換機能パックを導入する必要があるとのことだった。 というわけで、これをダウンロードして導入し、無事に開けました。
しかしさ、こんなバージョンアップで下位互換性がないなんていうパターンは、なんかとても久しぶりな気がする。 しかも、この互換性の悪さは、あまり啓蒙されていないのではないかな? どうも、Vistaでは、2007 Officeが標準的らしいのだが、このフィルを受け取ったのはまだ数回しかない。 ということは、VistaもOffice2007もあまり売れていないんだな。
日中は、いくつかの地域で猛暑日を記録するほどの暑さで、ハーブ園祭りを行った津金でもとても暑かった。 それでも、風があったので風の抜けるテントの下などは、かろうじて我慢できる感じ。 ハーブ園祭りのほうは、さすがの暑さと地域内での告知不足もあって、NHK甲府局で報道してくれたりしたけど、来客はいまひとつだった。 それでも、おいしい学校に来た人が寄ってくれたのと身内でそこそこにフリマとかお菓子とかを販売できた。 最後は、みんなでブルーベリーを摘んで、自宅用にお持ちかり。
天気は、夕方から雷鳴が鳴り響いて、雷光が時折空一面を青白く光らせはじめた。 稲妻の筋だけでなく、空一面が光るほどの雷光っていうのは、かなりの迫力だ。 それでも、わが家のあたりは雨が降らずに、ひたすら雷の音だけを聞いてた。 夜、上流のダムが放水をするためのサイレンが鳴って、アナウンスが流れたので、上流はかなり雨が降ったと思うのだが、こちらはまったく降らない。 畑のことを考えると、少しは降ってほしいのにと思っていたら、22時過ぎに強い雷雨がはじまって、一時間くらい強烈に降って、そのごもしばらく小雨が降った。 これで、一安心。
今日は、夕方に本当に凄まじい強風と雷雨があった。 花が咲き出した百日紅の枝が風の強さで折れてしまった。 花壇のトウモロコシも、すべてなぎ倒されてしまったが、まぁこちらは余った種を撒いたやつで、まだそんなに伸びていないので、雨が上がったあとに引き起こしして、割り箸で添え木をしてみた。 ショックなのは、畑のトウモロコシで、こちらは順調に育っていて、来週あたりには収穫ができるかなという状況で、猿との勝負もネットが今のところ効を成していたのだが、これらが倒れてしまった。 しかたがないので、ちょっと早いけど一部は収穫をした。 細くて実がまだ小粒なのだけど、十分に甘いので、とりあえずは合格点。 まったく、自然相手というのは、厳しいものだ。
最近、周辺の会社で若い人の離職が多い。 しかも、その多くが聞いてみると在職期間がとても短い。 昔は、三日、三月、三年と行って、まぁいきなり合わない職場だったら三日で駄目で、ちょつと仕事をし始めて実態が見えてきて駄目になるのが三月目で、これを越えるとそれなりに納得のいく仕事やスキルの習得を実感する三年くらいは在職するというわけだ。 ところが、最近の周りの離職、転職の人を見ていると、三月以上三年未満っていうパターンで、あれこの人 いまの職場で、何かをつかんだの? 前職で何してたのですか?と聞かれて、きちんと人に説明できる何かがあるの?って 思ってしまう。 一方で、世の中では派遣社員問題とか非正規雇用が問題になっているけれど、仕事に対して、お金を稼ぐ手段以外の目的やモチベーションがない人が増えているというのも、問題なのじゃないかなと思う今日この頃。
モバイル放送が2009年3月での事業終了を発表した。 この事業の開始にあたっては、地上局の制御装置の一部を設計納品したことがある。 仕事としては、機器の設計、製造、納品だったので、顧客の事業そのものについては、まったく関与していなかったのだけど、当時からこのサービスについては、???だった。 ただ、従来からの日本の会社にしては、めずらしく早い撤収決定には、いささかびっくりした。 先のHD DVDの撤退といい今回の件といい、東芝の意思決定は、スピーディになったなぁと思う。
先のWiMAXの技術検討の時に、モバイル放送との干渉回避のために、隣接バンドのスプリアス漏洩などについて、ずいぶんと厳しい制限を求められたことを思い出すが、あの技術検討からわずか1年後にこんなことなると、あの時の要求はなんだったんだという不満が残る。
とはいえ、こうなってくるとサービス終了後の跡地周波数がどうなるかは、ちょっと興味がある。 モバHOの25MHzとガードバンド5MHzで、30MHzが空き地になるのだけど、この隣接は、UQコミュニケーションズがWiMAXに利用しているので、彼らに30MHzを追加するか、他のWiMAX事業者に割り当てることになるのだろうか?
10年前に地域情報化のきっかけとなる無線システムの調査研究会を行った時の総務省の担当官が、何度かの異動をへて、東北総合通信局に異動になった。 ちょうど、今度の赴任先は、研究関係で直接にお付き合いをしている部門で、また一緒に仕事ができることになる。 というわけで、10年前に一緒に仕事をしたアンテナメーカーの知人と一緒にご挨拶に伺った。 仕事柄たくさんの方々と面識は出来るのだけど、やはり何らかの仕事を一緒に成し遂げたパートナーというのは、とても貴重なものだし、またこの人と一緒に仕事がしたいと思えるのは、実に楽しいものだ。
昨夜、知り合いのインターネット系の研究者であるHさんが急逝したという知らせを受けた。 彼とは、僕が無線LANの通信事業を手掛けた時に、その主要メンバーとして参加してもらい、その後もモバイルIP関係の研究や実証実験などを一緒に行ってきた。 最近は、NICTで新世代ネットワーク研究のプロジェクトの責任者として、極めて多忙な日々を送っていた。 つい、二週間くらい前に、Skypeで挨拶を交わしたのが最後になってしまった。 このとき、彼は”多忙なのは諦めました”とメッセージを送ってきたのだけど、過労がたたったのではないだろうか。 いまでも、僕のSkypeには、彼のコンタクトがアクティブで、その時の会話も履歴上に残っていて、この事実を受け入れて実感するには、少し時間がいるかもしれない。 日本では、数少ないインターネットのアーキテクチャを知り、そして実装も出来る優秀な研究者を失ったというのは、学会的にも大きな損失だろうし、僕自身はやりこの偉大なる友人と再び一緒に仕事が出来なくなってしまったことがとても哀しい。合掌
地域WiMAXの免許、予備免許を取得したCATV事業者の会合に出席する。 今日は、知人のお通夜に参列するため、冒頭のみの出席で、資料だけもらってきた。 しかし、資料をみてびっくりしたのは、どうやらまったくといって良いほど、IP周りやネットワーク周りの事の認知がされていないようだ。 WiMAXフォーラムでは、レイヤーモデルとしてASN=Accesses Service NetworkとCSN=Connective Service Networkを定義している。 ASNは、L2のハンドオーバーなどの無線局を集約する部分で、CSNはサービスのためのDHCPやAAAとかBillingとかHomeAgentを構築するL3レイヤなのだけど、ローミングをするのにこのCSNを共通化しようなんていうアイデアがあるようだけど、それって本気ですか? って感じだ。 モバイルIPは、v4にせよV6にせよ、三角ルーティングの問題と、HAの単一故障点という問題があるのに、それを共通の一箇所なんかに置かれたら、全国の事業者は、オーバーレイでも使ってそこにつなぐのだろうか? 離散的に分散する移動体サービスのローミングは、Radiusでつなぐのが一番簡単だろうに、どうもそういう概念もないのかもしれない。 高価なシステムを売るのが厳しいので、共有化をしようという発想かもしれないけど、CATV事業者の多くがこの辺りの技術に疎いことに付け込んだ、ベンダーの戦略なのかもしれない。 こんなことでは、地域WiMAXは、当初の設置目的の地域の公共サービスとかブロードバンドゼロへの利用ではない方向にひっぱられ、数年後には不良資産バンドになるのではと心配してしまう。