週末も今日も山沿いでは、強い夕立があった。 土曜日に東京で集中豪雨があった時、北杜市では殆ど雨が降らなかったけど、CATVは、ずっと帯状のノイズが入ったままだった。 アナログもデジタルも全てのチャンネルに発生していたので、共有部分の障害なのだろうけど、結構長い時間回復しなかった。 上野原市内でも、停電も発生したりして、既存の共聴組合系のCATVでは、結構な時間障害が発生したようだ。 幸い、関係しているUBCでは、障害は起こらなかった。 無線LANの仕事をしていると、天候の影響はどうかという質問は、よく聞かれる。 無線LANも、Wi−MAXも10GHz以下の周波数なので、降雨による減衰は、殆ど無視できる。 実際、150mm/hの雨でも0.1dB/kmとかで、まぁ150mm/hなんて雨は、記録上も日本では発生していない。 一方、風や土砂崩れなどによって、物理的にアンテナを取り付けている支柱が傾いたとかは、まま起こる。 豪雨による障害の発生という意味では、これも障害なのだが、豪雨による電波の減衰とは異なる。 こういう、認知された事象から、事実の分析、切り分けをし、原因メカニズムをきちんと把握して、対処することが、運用対応の迅速さにつながるのだが、けっこうこの切り分けが出来ない人が多い。 無線LANやWiMAX関係の人に「雨の影響はないんですか?」という質問をすると、その回答でかなりその人の本質的な力量が判ってしまったりする。