たまたま、以前に関係していた仕事の延長で、関連会社の人間が取引先との契約の協議をしていたところに出くわす。 製品を作ったり、開発をしたりする場合、仕入れや取引では、いくつもの契約を取り交わすが、メーカーは最終的に市場に対して大きな責任を負う。 これは、どんなに部品納入業者や販売店等と契約を取り交わしたところで、カバーできるものではない。 会社の看板があり、仮に自社以外に原因のある問題が発生したところで、説明責任も会社評価もこれを背負うのは、メーカーだ。
しかし、どうも昨今はメーカーとしての、社会的責任やブランドというもの対する矜持のない社員が増えている気がしてならない。 売上が上がるし、納入業者が一切責任を持つと言明しているので、問題が無いという単純な考えをし、かつその業者の与信等考えないというのでは、まったく話にならない。 こいうことは、新人教育や日頃の社風で育むしかないのだろう。