震災以後、僕の周りにはエネルギーに関係する研究をしている人が実に沢山いる。これは、当然ながら重点的な課題として、この分野が認知され、諸々の研究助成などが後押ししている事が大きい。
天の邪鬼な僕は、こういうムープメント(一過性ではないとは思うけど)には、ついつい距離を置いてしまうので、スマートなんちゃら系の領域には、自ら手を出していなかった。
今回、山梨県つながりで、中央コリドーのネットワーク委員会の中のエネルギーWGというWGの座長を引き受ける事になり、今日はその第一回の会合だった。
このWGでは、中央コリドー域で、エネルギー利用効率の最大化を計るための政策提言を取りまとめて、関連する実験プロジェクトを推進し、域内におけるエネルギー関連の産業セクターの創出と活性化を計るこを目的としている。
こう書くと、なにがなんだかなので、一応今日の第一回には、僕なりにもう一歩突っ込んだ具体的な事例のポンチ絵を用意して紹介した。詳細は、まだ公開できないけど、山梨に根強い文化的な習慣にヒントを得、エネルギーの地産地消を進める仕組みの実証をしようというものだ。
僕は重電関係は、過去にちょっとだけ絡んだ事がある。僕は、高校が電気科だったのだけど、電気科は、学外研修旅行で、長野県の梓川水系のダム見学が組み込まれていた。この旅行では、梓川水系の各発電所を見学して、宿泊は電気館(記憶がたしかなら)とかいう、ダム建設のために作られた施設の宿泊施設に泊まったりした。
また、文化祭の恒例展示として、揚水発電の展示をしていた。これは、先輩達から引き継いだ小さなフランシス形ポンプ水車を四階建校舎の一階に設置し、屋上に仮説プールを設置してデモするものだった。僕は、基本的に電気系はそんなに好きじゃなく、趣味的には高電圧といっても自然空冷管のプレート電圧どまりで、せいぜい3kv程度までだったから、あまり積極的に参加しなかった。
もう一つは、1986年頃につとめいた会社で、送電線交渉点評定装置 FL(Fault Locator)の担当だったことがあるくらいだ。この仕事の話は、後々通信事業に参入した電力各社の人たちと交流するときには、とてもよい共通のネタになった。
というわけで、電力計のお仕事は、比較的疎遠だったのだが、今回のWGを機会に、少しはエネルギー問題にも寄与できたら嬉しいな。
もっとも、会合のあとの懇親会は、エネルギーではなくて、お酒の地産地消で盛上がったけど。