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2014-02-01 清里寒いほどお得フェア初日

_ [] 清里寒いほどお得フェア初日

  今日は、今年の味噌仕込みの二回目の初日。幸い天気にも恵まれて、むしろ暖かすぎるくらい。

  会社の同僚二人が手伝いにきてくれたので、昼は今日から恒例の清里の寒いほどお得フェアが始まった清里にいき、ロックでカレー。残念ながら今日の気温は、氷点下を下回らなかったので、10%off。でも、いつも大人同士だともらえなかったマシュマロをもらったので、ちょっとうれしい。

  今日は、無事に大豆の煮込みも完了。温泉で煤を落とした後、NPOの仲間が唐揚げや煮込み理を作ってくれて、これに石窯ピザも加えて、ワインでスタート。

  後半は、七輪で椎茸、へしこ、からすみをあぶりながら、夕方仕入れてきた青煌の五百万石の純米生しぼり。製造年月日は、"2014年2月"。つまり、今日上層した、まさに出来立てということで、その香りにうっとりだった。

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2014-02-02 味噌仕込み完了

_ [NPO] 味噌仕込み完了

  昨日に続いて、味噌仕込みの二日目。ただし、僕は朝は集落の芝焼きに出労するので、ちょっと現場を離れる必要があった。ところが、ちょうどその時間に雨が本格的に降り出して、結局は集合して、即解散だった。

  味噌作りの方は、手慣れたメンバーでの作業のため、途中お昼休憩も普通にいれて、いつもより30分も早く3時前に、全ての作業を終了した。これで、1月の仕込み一回目と足して、合計6樽。 完成で約360Kgが、秋には出来上がる予定。

  仕込みの時に、庭の積み石のところに、松が芽を出してるのを発見。こんなわずかな隙間に、しっかりと根を張ってるのが不思議だ。

  はたして、ちゃんと育つのだろうか、しばらくちょっと観察してみよう。

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2014-02-03 代官山

_ [] 代官山

  朝、大学の事務にちょっと寄って上京。午後から代官山で知人と面談。ちょっと早くついたので、周辺を散策したけど、ずいぶんと賑やかな街になったなとびっくり。

  かつては、駅のホームが短くて、一部の車両がドアが開かないという、なんかとても取り残された感だった。おしゃれなスポットも、ヒルサイドテラスか、並木橋の小川軒くらいだったのにね。

  それにしても、T-Garden というのは、初めて一回りしてきたけど、なかなか楽しいな。電気自転車の専門店があって、Denchariっていうネーミングしてるのが、なかなか受けてしまった。


2014-02-04 立場が人をかえる

_ [仕事] 立場が人を育てるけど..

  今日は、朝一番の飛行機で、広島に移動して、東広島の某社で打ち合わせを1時間して、トンポ帰りで東京に戻った。幸いに、帰りはプレミアムクラスにアップできたので、昼食も機内で済んで効率的だった。

  東京にもどって、泉岳寺近くの某社で打ち合わせだったのだが、相手方のお一人は、十数年前に某通信事業をやったときに、お会いした事があるとのこと。いやいや、お恥ずかしい....

二つの打ち合わせとも、頭の上に?マークが灯く人はいなくて、こちらの話を理解いただけたので、とても良かった。

  夕方は、同僚らととあるプロジェクトのキックオフ飲み。同僚らと飲むと、どうしても社内の人物評価な話がでる。そのなかで、今日すこし判った事は、立場が人を変えるというのは、かならずしも良く変えるだけじゃないということ。

  若手を、それなりのポジションに抜擢することで、その成長を期待する事はよくある。ところが、逆に中間管理職になったとたん、そのポジションを守るために、とても保身的なヒラメ社員になってしまうこともある。

  若手のリーダーとして、なかなか良い仕事をしていた人を、トップと直接会話できるようなポジションにしたら、こういうパターンに落ちいったということらしい。技術系なんかだと、こうなっちゃうと社内調整に汲々として、結果としてどんどん技術力とか提案力が失われて、つまらない人になっちゃうというのは、確かに聞いていてあるなぁと思った。


2014-02-05 知財な日

_ [仕事] 知財な日

  今日は、たまたま朝から知財関係な打ち合わせが重なった。僕は、ベンチャー企業にとって、特許等の知財が必ずしも効果的とは思ってない。

  もちろん、請求項のとても少なくて強い発明ならば良いけど、屋上の上に屋上を重ねたような、請求項がいくつもあるようなものは、相当な数をもっていないと意味が無い。

  特許の維持管理費用は、決して安くなく、そのROIが見えるケースは、本当に稀だ。

  それにもかかわらず、VCとか金融の人って、直ぐに知財はどうなってますかと聞いてくる。なので、僕はROIがあわないので、独自技術を公知化する戦略ですというのが、いままで取ってきた手法だった。

  しかし、業種によってはこういう戦略が適していない場合もあるので、今日はその辺りの専門家と午前中に打ち合わせをしていた。

  まったくの偶然なのだが、この打ち合わせをしていた近くで、今度は別な案件につてい、クライアントと知財の打ち合わせとなったので、今日は知財の日ということにしておく。

  夕方、新幹線で大阪に移動して、元部下らと会食。関西は、なんか元気がいいなぁ。


2014-02-06 梅きた グランフロント

_ [] 梅きた グランフロント

  朝、ホテルで昔ルートの無線機の販売代理店をしてくれていた無線系SIの社長さんと久しぶりの再会。いまも、グループ会社と仕事をしてくれている。今日は、彼が最近取り組んでいる農業やセンサー系な話で、意見交換。

  その後、梅きた グランフロントのナレッジサロンで、某社のR&Dのベテランの方と面談。このかたも、最近は営農をされているということで、最近本当に周りに農業関係の人が多いな。

  それにしても、この梅きた グランフロントって、なんかとても活気づいてる。今朝は、10時にここにきたのだが、いくつものショップに開店前から人が並んでいた。帰りがけは、まだ11時くらいだったのだけど、話題の近大マグロや植物工場などのレストランも長蛇の列。

  全体として、平日の午前中にこんなに活気がある商業施設って、最近みたことがない。

  昼は、グランヴィアにある明石 菊水で、穴子の押し寿司。実家にお土産をとおもったら、いまはテイクアウトが出来ないとのこと、うーん残念だ。

  新大阪で、551をお土産に買って、新幹線の中で匂いをまき散らしながら東京にもどった。


2014-02-07 男鹿 なまはげ

_ [] 男鹿 なまはげ

  今日から二泊三日でブライベート旅行。初日は、東京から新幹線で秋田にいき、そこから在来線で男鹿。男鹿から地元の水族館を見学したあと、男鹿温泉郷に投宿。

  お目当ては、今日から開催されるなまはげ紫灯まつり。夕食後にホテルのバスで真山神社に送ってもらう。駐車場からかがり火に照らされて神秘的な山間の石段を上って境内にいく。

  19時からの神事ではじまり、神楽舞台での郷土風習の再現劇やら、太鼓演奏等が繰り広げられ、クライマックスは、山から下りてきたなまはげが、境内に焚かれた紫灯(せど)の周りをたいまつを片手に練り歩くのを、間近で見学。歩いた後に落ちているなまはげのきていた蓑の藁を拾うとご利益があるとのこと。

  さらに、なまはげご一行様と見学者が入り乱れて、撮影したりしたあと、再び神事が執り行われて、なまはげ山に戻って祭りも終了。

  もともと、男鹿に伝承するなまはげ文化は、大晦日に各家になまはげが来るそうで、この真山地区は、その伝統がしっかりと残ってるそうだ。

  このお祭りは、この伝承文化をとりいれて、地域の活性化につなげ、いまは東北の五大雪祭りの一つとして、多くの観光客を集めてるらしい。

  今日は、金曜日でそんなに人が多くなかったけど、明日、明後日は相当賑やからしい。

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2014-02-08 男鹿〜秋田〜不老不死

_ [] 不老不死

  朝、ホテルの車で男鹿駅まで送ってもらい、男鹿線で秋田に移動。秋田駅近くで、名物の稲庭うどんを堪能。次に乗車する特急まで、ちょっと時間があったので、コーヒーをとおもったら、駅前の道に茜屋珈琲店を発見したので、迷わずにここでお茶。目白の店が閉店したあとは、軽井澤の店くらいしか行く事がなかったので、久しぶりに茜屋ブレンドを楽しんだ。

  午後は、秋田から東能代まで特急で移動し、そこから宿の送迎バスで、今夜の目的地である不老不死温泉に移動。60km以上距離があるのに、無料送迎してくれるのは、なかなか凄い。

  ここは、海岸の露天風呂が有名なんだけど、さすがに撮影禁止なので、その映像はとれなかった。冬の日本海は、どんよりだけど、これは晴天の日に夕日みながら入ったらたまらんだろうなぁ...

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2014-02-09 社会インフラ

_ [][MISC] 社会インフラ

  大雪の影響が少し心配だったけど、10時に不老不死温泉から宿の送迎バスで東能代に移動し、特急津軽で秋田に出て、そこから秋田新幹線で東京に戻る行程は、結果的に数分の遅延だけだった。

  都内も、夕方にはおおむね通常運行されていたようで、無事に自宅に6時過ぎに到着。近所の投票所に知事選の投票に行き、この三日間の予定を全て消化。

  それにしても、この二泊三日の旅で、つくづく再認識したのは、日本の社会インフラの整備の良さだった。男鹿のホテルでは、ロビーにWi-Fiサービスがあった。不老不死温泉では、Wi-Fiは無かったけど、3Gは普通に使えた。

  鉄道も道路も、どんな山奥でもそこそこに整備されていて、その平均的な水準の高さは、やはり凄いと思う。

  地方の公共整備は、何かとやり玉にあげられることもあるけれど、昨夜みたなまはげみたいな風土文化を残しながらも、整備された社会インフラが一定の生活基盤を支えているのを見ると、地方を含めた総合的な国の豊かさがとても大事だと感じた。

  僕は、かつてさんざん地域情報化で、中山間や離島の情報インフラ整備に関わったけど、情報に限らず物流も、人の交流も、教育もそれを支える社会基盤があってのものだなと思う。

  もちろん、だからといって自然破壊や、行き過ぎた公共投資、短期的、浅慮な政策が許される訳ではなく、やはりバランスと継続的な見直しが重要なんだろう。

  ちょうど、今回は八郎潟の横を通ったのだが、八郎潟の歴史には農業政策だけでなく、国が地方に及ぼす影響力行使の、いろんな面での教えがあるのだろう。

  先週、読了した小説に出てきた、「湖の民」も八郎潟には、もういないらしい...


2014-02-10 標準化組織文化比較論

_ [仕事] 標準化組織文化比較論

  午前中に事務処理をしたあと、午後は某信用調査会社の調査員さんと面談。この類いの企業調査は、いままで経営した会社でも何回も対応してるので、先方の聞きたいであろう事を事前に整理しておいたので、さくっと終了。

  基本的に、大手2つの調査会社については、僕も利用する立場なので、きちんと対応している。

  午後の後半は、某独法の委員会に参加。諸般の事情があって、日程調整に苦労したのだろうが、年度内に所定回数をこなす必要があるようで、第一回と第二回を同日開催。 某省系でも、作業班と委員会を続けて開催なんていうのは、年度末とかによくあるけど、同じ委員会の同日開催というのは、稀なほうだ。

  しかも、各委員から関与している標準化団体(SDO)についてのプレゼンがあったのだが、これが12もあって、とてもじゃないが時間が足りない。ということで、第一回が1時間押しで、途中の休憩も短縮して、第二回も押し。結局、三時から始まって、途中10分の休憩を入れて、終わったの九時だった。

  もっとも、 ISO/JTC1 系の人、IEEE、IETFとそれぞれ異なるSDOで活動してる人たちの話を一同に聞けて、これはとても面白かった。

  やはり、SDOによって、かなり文化が違うので、これは文化比較論で一本書けるんじゃないだろうか。誰か共同研究しませんかね。

  当初の予定を変更して、9:45発のかいじ号で山梨に帰ろうとおもったら、なんと家の周りは65cmの積雪に覆われていて、かなり大変とのこと。普通にロンファーにスラックスなので、夜中に帰宅するのは、危険だろうということで、山梨には明日帰る事にした。

  遅くまで仕事をして頑張ってた知人を誘って、寒いのでおでんで遅い夕食。がんばれおでんくん好きな僕は、もち巾着が食べれない....でもガングロたまごちゃんとだいこん先生は食べてしまいました。

_ [MISC][仕事] 標準化組織文化比較事例

俺 「さて、来週のバーティのメニューを決めようぜ」

IETFさん「みんな適当に好きなもの作って、持ってくることで」

俺 「メニューかぶったりしたら困るじゃん」

IETFさん「とりあえず、MLに何持ってくるか投げとけばいいじゃん」

IEEEさん 「4時間前までにレシピ提出して、投票して決めないか」

ITUさん 「どの国から出席者くるのかリストつくって、各国一品だけな」

俺    「やっぱ、合同パーティは無理!」


2014-02-11 雪かき無理

_ [MISC] 雪かき無理

  土曜日の大雪から既に三日経過してるのだけど、あの雪の間不在にしていた事もあり、今日山梨の家に来たら凄まじく雪が積もっていた。

  我が家は、山側の公道から建物のほうに結構な勾配の私道でおりたところに玄関があって、その前側に駐車場スペースがある。

  ところが、昨夜先着した家人によると、敷地内の道は完全に雪で埋まっていて、とても車で降りて行けなかったらしい。しかも、山側の公道の法面に普通は一台くらい駐車できるのだけど、そこも完全に雪で埋まっている。そんなわけで、公道の入り口側から入ったあたりの私道の部分を雪かきをして、そこに車を停めて、雪中行軍をして玄関にたどり着いたらしい。

  今日の13時頃に到着したら、入れ違いで家人の車は外出していたようで、雪かきしたところで、猿が落ちてるドングリでランチ中だった。

  一旦、家にいって着替えて、駐車スペースを広げる分だけ雪かきをしたのだが、とにかく量が多すぎる。

  二つの建物の間と、斜面の下側の公道に出る部分は、近所の知人が留守中に一人が通れる分だけ雪かきをしてくれたとのことで、とりあえず生活の導線は確保できた。

  それにしても、中庭も本来の駐車スペースも、とにかく完全に埋まっているし、軽トラックなんてとても近くまで行けないので、もう冬眠しかない。

  この須玉と縁ができてから、十数年だけど、こんなに雪が積もったのは、はじめてだった。

  夕方も、猿達がすぐ横の林のなかで、なにやら遊びまわっていたけど、猿も雪が振ると駆け回るのか..

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2014-02-12 慰留

_ [仕事] 慰留

  元部下が退職をすることになり、その慰留交渉を頼まれることが、たまにある。しかし、そもそもその退職の理由にもよるけれど、既に当人が辞意を評してからの慰留交渉なんて、まず功をなさないということを僕に依頼してくる人は判っていない。まして、僕がその組織の人間ではなく、外部の人間だったら、生殺与奪の権利がないのだから、もっと厳しい。

  良い人材に安定して働いてほしかったら、日頃からのケアが一番大事なわけで、退職を希望する予兆というのは、必ずどこかにある。医療じゃないけど、それを早期発見して、会社と個人の共通の利益を探し、そこに協調するような人事管理をすることが肝要ではないだろうか?

  そもそも人の問題は、一律に論じれる問題ではないが、人事部というのは、いかに制度設計をして、労使ともによい就労環境を構築し、モチベーションを与えたり、創意工夫を促すことが目的なはずだ。

  ところが、ブラックとは言わないまでも、一方的な雇用側の都合を、いかに押し付けるかというような人事管理をしていると、おそらくは人事部門の中の人も疲弊し、定着率が下がるのではないだろうか。

 今夜は、久しぶりに、長い付き合いの元部下と指しで飲んで、楽しかった。


2014-02-13 Too Young

_ [MISC] Too Young

  今日は、都内で五つの打ち合わせ。午前中の打ち合わせのあと、ちょっとした報告のために、クライアント先に移動する途中で乗ったタクシーの運転手さんがなかなか面白かった。

 AMラジオから、ナットキングコールのToo Youngが流れてきたら、「大好きなんだよなぁ...」と、語り始めた。

  若い頃に、バンドでドラムを叩いていたそうで、ライブを見に行った時の話から始まって、ひとしきりスタンダードなジャズボーカルな話になった。

  僕の世代は、さすがにナットキングコールの現役世代じゃないけど、娘のナタリーコールが出した父との合成コラボのunforgettableなんかは、リアルタイムで聞いてたから、話が尽きない。

  しかも、レコード派のこだわりネタまで話が広がってしまった。やはり掘りがしっかりしてる昔の板の方がいいけど、針が減るのが早いみたいな、オタネタまで話していたら、あっという間に目的地についた。

  久しぶりに、タクシーの運転手さんと楽しい会話だった。

 午後も都内で三つの打ち合わせをして、最後は浜松町で九時に終了。さすがにお腹がすいたので、浅草で知人と合流して、昔ながらの洋食屋でお腹をみたし、ビューホテルの地下のバーで一献。ここのバーは、この四月で三十年の歴史に幕を閉じるそうだ。

  なんたが、今日は最先端な打ち合わせ以外は、一日レトロな気分だった。


2014-02-14 バレンタインデーは、かいじでお泊まり

_ [] バレンタインデーは、かいじでお泊まり

  今日は、午前中は埼玉で打ち合わせ、その後新宿に場所を移して、打ち合わせを五時過ぎまで。

  雪の影響か朝はあまりなかったけど、山梨に帰る特急の指定は、すべて販売中止らしく、駅ネットで予約ができなかった。

  しかたがないので、駅に直接行ったら、16:30発のかいじ号が、まだ出発してなくて、18:30に出発予定で、その後の特急は全て運休とのこと。あずさ回数券を持ってるのだが、指定は買えなく、とりあえす乗車して、車掌に相談しろとのこと。幸いに、座席は混んでいないないので、まずは乗車。

  雪の影響で、八王寺までに既に一時間以上かかったが、高尾を過ぎたら順調に走り出した。これで、甲府まで帰ることができるので、運が良かったとこの時は、喜んだのだけど....

  順調に走っていたのは、大月を過ぎで、笹子を抜けるくらいまでだった。その後は、踏切内での車の立ち往生やら、ポイント不具合やらで、かなりの途中停車。しかも、先行列車が同様に数珠つなぎとのこと。

  22:30頃にようやく山梨市市駅に停車したのだが、ここで完全にストップ。それでも、あと二時間もあれば、甲府まで行くかと思い、東横インに電話したら一部屋空いてるというので、一応予約して、なんとか宿も確保したのだが、これはまったく無駄だった。

  ということで、すてきなホワイトバレンタインデーは、かいじにお泊まりとなった。続きは、日にちが変わったので、あしたへ..

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2014-02-15 かいじ号脱出作戦

_ [] かいじ号脱出作戦

  甲府のホテルも予約したし、山梨市駅まで来てるから、あとは二時間もすれば、甲府に到着するなと思っていたら、軽トラやトラックが踏切で立ち往生したり、ポイント不具合だったりで、まったく運転再開しなかった。

  そして、明け方、雪の重みで、三基のパンタグラフが全て上がらなくなり、ついに停電モード。でも、ここに至るまでに、女性の運転士さんと指令の間の会話が、なぜか社内放送にだだ漏れだったんだけど、とても真摯な言葉使いとお客様を気遣ってる様子が伝わってきて嬉しかった。

  ところが、これとは逆に、駅のスタッフの人は、なんだかまったくやる気がないというか、誠意を感じない。代替輸送や避難所手配なども、出来ないというだけで、検討している様子も無い。

  明け方、駅前のコンピ二で食べ物を確保してきたら、その後に焼きそばパン一つと、ペットポトルのお茶が支給されたけど、これだって16時間も拘束されたあと。せめて、そういうものを用意してますとか、何時くらいに配りますでも言ってくれればいいのに、そういうのもない。

  一旦復活した暖房も、再び架線工事のため停電モードになったが、またしても一向に状況説明はなく、もう暫くお待ちくださいばかり。たまたま、コンビニに行った時に、駅員に聞いたら、平気な顔して今日は無理だと思いますと言われた。

  今日は無理とか、今夜にはとかいう、半日単位でもいいから、目論みをきちんと伝えてくれれば、こちらもそれなりに対処できる。多分に個々の保身のためなのか、車内に人に対しては、目処が立っていません、判り次第アナウンスします、暫くお待ちくださいだけ。

  その上、山梨市が駅近くの道の駅を避難所に提供してくれた事さえ、こちらから聞かないと教えてくれないし、まったく乗客の健康状態とかをケアしていないのには、呆れてしまった。

  僕が駅員から、今日は無理だろうというのを聞いたときには、既に日没まで半時間くらいだった。車内泊二日はつらいので、一つ隣の石和温泉まで歩いて宿を探すことを決断したけど、もうちょっと早く、その目論みを聞いてたら、昼間の暖かいうちに、甲府まで歩けたのにと思うと、ちょっとイラっときた。

  どうにか、七時過ぎに石和温泉のホテルに駆け込んだら、部屋が取れて、夕食も出してもらえた。

  ということで、かなりグタグタだったけど、今夜は、しっかり温泉旅行気分が味わえた。

  それにしても、朝から主にFaceBookで、いろんな人に心配してもらって、恐縮すこるとしきり。でも、なんだかとても心強くて、嬉しかった。

  ご心配いただいた皆様、私はすっかりひとり石和温泉の旅を楽しむ余裕モードに浸っておりますので、ご安心ください。

  もっとも、我が家は1.5mくらいの雪で、離散集落状態らしいので、明日は朝から甲府まで歩いて、車でなんとか自宅に行かねば。

  そういえば、電車のなかで、いろいろと日頃から偉そうな事を言ってる、あんな組織やあんなキャラに救援要請を試みたんだけど、どの組織も、どのキャラもまったく役立たない事が判った。(詳細は、Face Bookでね)

  まったく、これでいいのかよヒーローども!!!!

こうなったら、僕がローンレンジャーなるからなぁ!

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2014-02-16 二泊三日の帰宅の旅

_ [MISC] 二泊三日の帰宅の旅

  昨夜、投宿した石和温泉で、しっかり朝風呂につかり、朝食もいただいて、家を目指して出発。

  案の定、僕の乗っていたかいじ号の先にいた特急が石和温泉駅に停まったままだし、踏切も含めて線路は数十センチの雪に覆われたままだ。これなら素人だって、昨日の早い時間に運転再開できない事、早くても今日か明日というくらいの大まかな予測はつくのだから、ちゃんとその旨を知らせてくれれば良かったのにとつくづく思う。

  というわけで、今日の最初の行程は、まず甲府まで徒歩。約7kmくらい雁坂道をひたすら歩く。昨日もそうだけど、雪があまりぐちゃぐちゃじゃないので、比較的歩きやすく、一時間半くらいで、無事甲府駅北口の駐車場に到着。屋根のある立体駐車場なので、車が雪に埋もれていることもない。

  県内の道路は、沢山通行止めという情報があるが、裏道に入られなければ、そこそこに走れるだろうと思い、いつものルートを選択。確かに、双葉からの広域農道などは、すれ違いが出来ない状態のところが多いけど、思ったよりも順調に韮崎まで来た。

  韮崎のスーパーで、食料等を購入。既に肉や魚は少ないけど、野菜等はまだある。パンも少しだけ残っていたけど、小麦粉はたくさん売ってたので、小麦粉も購入。

  国道141号線は、除雪されていたのだが、さすがに須玉の町なかは、かなり積雪。それでも車が通れる状態。

  自宅のある集落までは、四つくらいのアクセスルートがあるのだが、一番道幅の広いルートは、長い下り坂もあるし、居住者が少ない地域なので、もしかしたらまったく車が通れないかもしれない。そこで、道が狭くても住宅が多いルートを選んだら、これが大正解だった。道幅の広いルートとの合流地点にきたら、道幅の広い方のルートは、完全に塞がれていた。

  集落の北側までたどり着いて、集落に入る道を進んだら、共有している精米所と倉庫のあたりまでたどり着いた。ちょうど、組の皆さんが総出で除雪をしてるところだった。

  とりあえず、倉庫前のスベースに車を置いて、我が家の下側まで、人が一人とおれるだけの確保された道を進み、そこから我が家へアクセス。まったく、除雪されていないので、ラッセルしながら進んで、ちょうど玄関から除雪をしてきた家人と合流。

  一旦、荷物を置いて、着替えて、スコップをもって、組の人の除雪作業に合流。暫くしたら、市から要請を受けた業者の除雪車が集落の反対側から除雪してきて、無事に車の通れるルートが確保された。

  車に戻って、除雪された道をとおり、自宅の山側にある公道側の入り口に到着。なんと、除雪は我が家の前までで、その先は数件の別荘しかないからと除雪もされなかったようだ。

  その後、埋もれていた家人の車を、公道に出れるようにして、夕方ようやく外界への導線も確保して、一段落。といっても、高速も中央本線も不通のままなので、東京にいつ戻れるのか....明後日は、いくつかのアポがあるので、明日できれば戻りたいけど、どうなることやら。

  結局、金曜日の18:30に新宿を出て、二泊三日の帰宅の旅になったのだが、ニュースをみるともっと大変な状況の人が沢山いて、僕はかなり幸運だったようだ。

  なによりも、FaceBookで、励ましてくれた多くの知人がいた事が、とても心強かった。もっとも、内容は、実に下らん..ry)....

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2014-02-17 ポジティブシンク

_ [MISC] ポジティブシンク

  先週の金曜日から昨日の帰宅までは、延べ約43時間と、12kmくらいの徒歩、車中一泊、温泉ホテル一泊という行程だった。これは、普通に、まあ災難でしたねという感じかもしれない。しかし、まだまだ今も列車内にいる人や、孤立してる集落の方達の事を思うと、僕はかなり幸運だった。

  というわけで、幸運の要因をまとめてみる。

  まず、徒歩の判断が出来たことが幸運だった。これは、駅員が何気なく発した「今日も無理だと思いますよ」という一言が判断のトリガーだった。何しろ、公式には、これを聞いた夕方五時近くの段階でも、その日の復旧は無理だなんていう情報は、一切与えられていなかったのだ。

  次の幸運は、宿が豊富な場所が隣町だった事だ。特急が止まった山梨市駅の近くには、四件くらいしかホテルがなくて、どこも早くに移動した人達で、満室だった。ところが、一駅歩いた隣は石和温泉という県内屈指の温泉街で、沢山の温泉旅館やホテルがあるので、躊躇せずに行けばなんとかなると判断できたし、実際に一泊二日でそこそこの大店に泊まれ、温泉で疲労回復も出来た。

  三つ目は、そもそも雪の予報で、革靴、通勤着ではなく、ジーンズ、スニーカーだった事だ。二日目は、石和温泉から甲府まで歩いたけど、スニーカーは、かなりグリッブよくて、歩きやすかったし、荷物もリュック一つだっかのが良かった。

  四つ目は、車が立体駐車場に停めてあったため、除雪などが不要だったし、車の中には先週の教訓からスノーブーツが入れてあったことだ。加えて、スバルの車の走破性能の良さは、甲府から北杜市に戻る道中の除雪の悪い道でも、まったく安心して運転できたことも良かった。

  最後は、集落の組の人達が集落から外部までの除雪をしてくれていた事だ。もし、一日早くに北杜市に到着しても、集落へは全くたどりつけ無かった。たまたま、僕が到着した日に、ぎりぎりの除雪が出来て、車で集落内まで到着できた。実際、組の人が僕が車で来たら、口々にどうやって来たのか、どのルートが来れるのかと聞いてきたくらいだった。

  全体を通して、とにかく幸運だったのは、携帯、PCなどで、多くの人達と、常にコミュニケーションが取れていた事だ。何気ない会話のなかで、ヒントを得て、宿を検索したり出来たし。なによりも、心が前向きでいられたの大きかった。

  というわけで、今回はしたくてもなかなか出来ない、とても良い体験が出来たわけだ。


2014-02-18 中央道復旧

_ [MISC][] 中央道復旧

  大雪で通行止めとなっていた中央道が、昨夜遅くに開通した。あいにくと、JRは未だ復旧していないので、今日は東京に車でいく事にした。

  ニュースやリリースでは、一車線規制とかIC規制がうたわれていたので、かなり時間がかかる事を想定していた。ところが、実際には全面が一車線規制なのではなく、かなりの部分で二車線が使えた。また、IC規制も上り、下りで分散されていた。

  というわけで、朝七時半過ぎに須玉ICから乗って、調布ICまでは、普段と30分くらいしか変わらない旅程だった。おかげで、今回の大雪でキャンセルしたのは、昨夜の飲み会くらいで、今日の午後のアポにも間に合った。

  高速は、やはり除雪については、重機も整ってるからなのか、この復旧の早さは、本当にありがたい。

  これで、物流も基幹系はなんとかなるだろうが、あとは個別の集落などへのアクセスが、一日も早く通行可能になってくれる事を祈る。

  天気予報だと、今週の南岸低気圧は、ちょっと太平洋側に逸れるようなので、もう雪が降らなければ助かる。

  今日、新宿駅にいったら、WEBとかでは消されていたあのキャッチコピーが全開で張り出されてた。


2014-02-19 英文レター

_ [仕事] 英文レター

  午前中の協議会では、某標準化団体にリクエストレターを出す協議をした。この中で、草案について、まず要求を明確にしようという意見が、僕を含めて数人からあった。この中には、ネイティブな人もいて、同様の意見だった。

  これって、日本と欧米の文化の違いなのか、とにかく日本人のレターは、長いし、要件があとにくる。

  日本のよくあるレターは、拝啓、貴社ますますからはじまって、状況説明、バックグラウンドの説明があり、最後にやっとお願い事項がでてくる。

  これに対して、英文レターだと、最初に要求事項がでてきて、そのあとに付帯的に説明がつく。

  この辺り、どっちがどっちというのはあるけど、ビジネスレターだと、僕は圧倒的に英文スタイルのほうが楽だ。

  今回は、結局提出する相手が英語圏団体なので、英文スタイルでまずつくるということで、合意した。


2014-02-20 Thunderbolt display

_ [仕事] Thunderbolt display

  Thunderbolt displayを手に入れたんだけど、古いMacMiniには、つながらない事が判明。というわけで、僕のMacBookAirで使う事にしたので、僕はニッコリなんだけど、Mac Miniのほうのディスプレイをどうしよう。

  今時、ディスプレイだけ買うのって、今ひとつな気がして、いっそテレビを買った方がいいかなと思ってちょっと調べてみた。

  解像度があったほうがいいので、フルハイビジョン対応で調べたら、三万円くらいから結構ある。これなら、TVを一台買っておくのが、潰しが効いていい。

  しかし、Mini Display PortとThunderboldって、コネクタ形状が一緒というのは、なんだかなぁだ。

  夜は、韓国の窮地の知人が来日したので、久しぶりに会食。たまに、メールや電話ではやり取りしてたけど、face to face は、えらく久しぶり。互いに、歳を重ねたけど元気で飲めるのは嬉しい。


2014-02-21 論文修正

_ [仕事] 論文修正

  某学会のジャーナルに投稿していた論文が、なんとか採録されることになった。というわけで、共著者の先生と最終稿への修正を協議して、反映される。

  僕は、いままでも学術関係の方との付き合いも多いし、研究会などのレベルで話をしたり、記事やら、技術報告などの類いを書いたりは何度かあったけど、課程に入ってこういう事をこの歳でするとは、昔はまったく思っていなかった。

  三年前に知人の薦めで、課程に入学して、それ以後は課程の学生という視点で、研究と論文の執筆などに取り組んできたけど、中に入ってみるとやはりいろいろと今まで知らなかったことを発見した。

  とりあえず、前に出した論文と、今回の論文等をまとめたD論の初稿は提出してるあるのだが、出来ればもう少し、このテーマの研究は深堀したいなぁ。


2014-02-22 まだまだ一車線

_ [] まだまだ一車線

  昼前に東京を出て、調布ICから中央高速で山梨に向かったのだが、八王寺から上野原くらいまで25kmの渋滞。 さらに、大月の手前から初狩の先まで、また渋滞。

  ということで、調布から須玉まで4時間もかかった。特に、事故とかではなくて、途中ところどころ除雪の作業やら、除雪できてないとこやらで、一車線になるために渋滞が発生していた感じ。

  須玉に着いたらさすがにだいぶ除雪は進んでいた。というわけで、ちょつと気になっていたので、明野のSunny Fieldに寄り道。 予想はしていたけど、馬場は雪に覆われていて、馬達も馬房にみんな入ってる。

  オーナーさんは、近くに住んでるのだけど、それでもここまで通うのに、除雪のない道をラッセルで来るため、相当大変だったとのこと。

  しかも、道路が除雪されるまで流通が駄目で、馬の飼葉が底をつきそうだったそうで、自家用車で途中まで引き取りに行ったりしたそうだ。幸いに、もう物流も回復したので、昨日あたりから馬も昼間は外に少しだしてるとのこと。

  しかし、これじゃ僕らは当面騎乗出来ないなぁ...あー馬乗りたいなぁ。

  我が家の周りも、各道とも除雪がされて、ところどころすれ違えるとこもあり、だいぶ良くなっていた。


2014-02-23 ブランデー梅酒

_ [MISC] ブランデー梅酒

  家の周りの雪は、かなり積雪が少なくなりつつある。といっても、まだ場所によっては50cmくらいはあるし、雪かきしてないとこは地肌は、まったく見えていない。

  しかも、屋根の雪が落ちて、デッキとかは、先週よりも雪に埋まってしまった。我が家の屋根は高さ的に、雪下ろしの出来る構造ではないので、自然に落ちるのを待つしかない。そして、ちょっと心配してたけど、想像していたとおり雨樋が壊れていた。

  とりあえず、家の車二台が停められる場所は確保してあるんだけど、来客用にあと二台分くらい雪かきをしておくほうが良さそう。とはいえ、一時にはつらいので、今日は一台分だけ確保。

  幸い近くのたかねの湯が通常営業しているというので、夕方早めに温泉で暖まった。もっとも、僕はあの大雪の翌日に石和温泉を堪能したけど...

  夜は、去年ブランデーで漬けた梅酒と、自家製のからすみで、かるく一杯。ブランデー梅酒っとどうかなと心配してたけど、普通に美味しい。

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2014-02-24 Thunderbolt Display

_ [PC][仕事] Thunderbolt Display

  いろいろあって、Mac miniのディスプレイは、32インチのハイビジョンテレビにした。フルハイビジョンにしようと思ったけど、フルハイビジョンだと40インチとかやたら大きくて、PCのディスプレイとしてはちょっと似合わない。まぁ、解像度としては、もうひとつ欲しいという人もいるけど、とりあえずは,十分。

  ということで、Thunderbolt Displayは、僕のMac Book Airにつないで、ブルートゥース キーボードとマウスもつないだ。

  USBのプリンタは、ディスプレイ経由にし、ネットワークも有線につなげられるけど、回線が空いてなかったので、こちらはWi-Fiのまま。

  この組み合わせは、かなり快適で、外出から戻ったらノートにコネクタを二つつなぐだけで、そのままデスクトップ環境になるのが嬉しい。

  これなら、Mac Book Airも小さいのにしても良いかもと思った。

  


2014-02-25 釈迦の掌

_ [仕事] 釈迦の掌

  メカトロ、バイオ、IT、ICT、エネルギー等々、いろいろと投資対象ドメインを変えては、技術公募、研究助成を繰り返してきた官製リードなトレンドもついに行き詰まったようだ。

  ここにきて、国も学会もそろってイノベーションを起こす個人への支援なんて事を言い出した。やれ、変わった人を応援するとか、イノベーションを起こす尖った人を育てるとかがお題目だ。

  しかし、はっきりいって、こういう仕組みを作るのも、そこに提案されるアイデアや人材を評価するのも、変わった人でも尖った人でもないだろう。むしろ、真逆の由緒正しき日本式教育やキャリアパスに乗ってきた人達だったりするわけだ。

  これって、一昔前に散々地域情報化を推進とかいって、都会人が都会で仕組みや制度をつくって、地域の為というお題目に、自己陶酔していたのと同じ事になるのは目に見えている。

  たぶん、今の時点でこういう制度に乗っかれる人って、そこそこに大人なわけで、そこに変人や尖った人がぽっと出てくる訳はない。だいたい、正当な変人や尖った人は、自分が変わっていたり尖っているという自覚が無いんだから、変人さん手を挙げてと言われても、のこのこ出てこない。

むしろ、尖りすぎて変人と、長い間業界や学会で周りからレッテルを張られてきた人を、この機会に野に放すことの方が早いんじゃないだろうか。もし、いやーあの人は危ないとかで、リスクを取れないなら、そこまでの話だ。

  また、結局のところいい大人(大学生くらい)になって、変わり者とか尖ってるというレッテルを張られてない人は、いきなり尖ったり、いきなり変人にはならない。まぁ、ごく稀になにかの切っ掛けで、吹っ切れちゃう人はいるけど。キュゥべえだって、良い大人に僕と契約してなんて誘いはしてくれないよ。

  だったら、どうやってイノベーションを起こすような、尖った人や変人を育てるんだといったら、もうこれは大人じゃない子供達に自由に遊ばせる環境を徹底して作ることの他に道はないだろう。

  中学生や高校生あるいは小学生に、もっと自由闊達に暴れ回れる環境を提供してあげれば、彼らの中の変人や尖った人になる要素が培養され、成人するころには、当人以外の皆が認める変人になってるだろう。そして、それまでの時間は、高校生一年生だとしたら、たかだか5年なわけだ。いまから、いい大人に投資して、5年くらいで何かが起こる確立より、同じ5年後ならこっちのほうが期待できるはずだ。

  こういうのを、僕はいつもお釈迦様の掌(たなごころ)が大事だと表現している。社会のエリートや成功した先人達は、もっと鷹揚に構えて、慈悲の心をもって、その掌を差し出せば良いのだ。

  しかも、その上で自由に遊びまわってる本人達には、それが手のひらだとは気がつかないようにすることが大事だ。そうすると、やがて放っておいても、その手のひらに気がつく、あるいはそこからはみ出してこぼれ落ちる豪快な変人や尖った人が出てくるはずだ。

こういう、顔の見えない支援を若い人にやるくらいの度量が、官僚や学会の重鎮の方々にあるのかが、これからの見所だろうな


2014-02-26 他人の視点

_ [仕事][インターネット] 他人の視点

  今日は、東京、大阪、京都で、転退職のご挨拶を兼ねて、情報系で人を教える立場の皆さんを訪問。それぞれ、異なる分野で、情報処理に長年携わっており、教育と実践を知り尽くしている人達なので、話をしていてもとても楽しい。

  やはり、話の早い人は、ものごとの本質の部分が、即座に整理出来て、鋭い見識を示してくれる。時に、そういう人の意見は、法や制度の視点であったり、コテコテの実装技術の視点であったり、はたまた組織論だったりと多岐にわたる事が意味が大きい。

  これだけ、様々な情報が溢れている社会では、何かを判断するのに考慮すべき点は、実に多様で複雑だ。ところが当然ながら一人の人間が思いつく事、考える事には、限界があるし、オフセットがかかる。特に、リーダーシップを取る人は、その影響力が大きいので、独りよがりの思い込みによる判断は、時に命取りになる。

  何度かここに書いた事があるけど、某通信事業会社のトップは、本当にいろんな人の意見を自ら聞き、情報を集める。大事な事は、他人の意見を聞く事と、他人の言う事を聞くというのが大違いだということだ。

  僕の周りには、幾つかの規模の会社の経営者がいるけど、生き残れないというか成長しない会社のトップは、そもそも他人の意見を聞く耳を持たないタイプか、複数ブレインを持たず特定の人の意見を鵜呑みにするタイプが多い。面白いのは、若い人でも同様の傾向があり、そういう痛いトップの下にいる人は、この二つ目の鵜呑みタイプになる傾向がある点だ。

  夜は、京都で,某研究者の皆様と、特定分野の研究会。最後は、京都なので山崎の18年をホテルのメインバーでいただいて就寝。

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2014-02-27 NTTの力

_ [仕事][電波] NTTの力

  朝ホテルを出て、午前中は京大の知人の先生を訪問。折角のチャンスなので、この季節の風物詩である折田先生像をまずは見学。この像も、受験生を迎え撃つサークルの看板も、京大の京大たる存在感をよく出してるなぁ。

  訪問した先生は、前職はNTTの研究者で、Wi-Fiの11a等(OFDM)を作った人といって良いだろう。僕は、彼とは日本では、まだ小電力データー通信といって、26MHzしか帯域が無かった時代に、総務省の作業班等で一緒に仕事をして以来の知り合い。

  彼は、今僕が仕事をしている会社と共同研究をしている。そのテーマは、僕の研究とは関係ないのだが、僕が三月末でその会社を退職するので、その挨拶と、最近の情報交換などで、1時間ちょっと面談させてもらった。

  面談の後は、出町柳から京阪電鉄で淀屋橋経由で大阪に移動。残念ながら おけいはん には、会えなかった。京大の先生が教えてくれたところによると、いまの四代目 おけいはんは、中之島けいこさんだそうで、淀屋橋行きでは会えないらしい。orz...

 午後は、グループ会社の担当らと、NTT西日本に訪問して、11aiの説明と解説。うまく今後のビジネス展開に繋がってくれることを願いながら、ネタ振りをしておいたけど、果たして気づくかな...

  それにしても、昨日も、今日もそうだけど、まぁとにもかくにも、僕の周りには電電公社時代からNTT OBや現役の方が沢山いる。日本(世界)の電気通信技術をリードしているのだから、この業界にいれば当然ではある。

  思い起こせば、高校生の頃に電電公社の中央学園向けの実験教材としてfive to two 符号のデコーダー&表示器を、バイトで設計して納めた事と、ルート時代に無線ルーター販売してもらっていた程度で、あまり商売はしていないかもれしない。それでも、周りにいる先輩達は、経済、法律、電気通信,情報から通信工事等の関係まで多岐にわたり、沢山の事をいろいろと教えてもらった。

  もう、インカンバントの時代じゃないし、そもそも電話じゃなくてインターネットだしと言っても、やはりこの巨大な会社の叡智は、大きな国力であることは常々感じる。

  研究開発ではなく、既存技術を使うことに特化し、革新性を出す形もあるが、中長期的にはNTTのような会社の研究開発力が重要な事は間違いないだろうな。

  本当なら、民営化した時に、基礎研究のような部分は、公の研究機関として切り出したほうが、事業会社の競争の公平性という点でも良かったのではと感じる今日この頃ではある。

  午後の打ち合わせのあとは、グループ会社の同僚と、551を買って、新幹線の中でビールを飲みながら帰京。

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2014-02-28 iPad USBテザリングの不思議

_ [PC] iPad USBテザリングの不思議

  iPad Miniでテザリングしているのだが、USBテザリングが出来なくなった。去年、Mac側のOSを再インストールする前も同様だった。

  iPad MiniをUSBケーブルで接続すると、iTuneなどの同期が立ち上がり、デバイスの接続は認識されている。

  ところが、ネットワーク接続環境でみるとデバイスが接続されていないとでて、USBでのテザリングができない。

  一方、Wi-Fiでのテザリングは、相変わらずちゃんと出来るから不思議だ。

  とりあえず、例のgoto文セキュリティパッチを当ててから、再試行してみよう。

  今夜は、あの大雪以来、久しぶりにかいじ号下りで甲府に戻ったのだが、何事もなく順調で、ニッコリ。

  と思ったら、なんと車のバッテリーが死んでた。すぐにロードサービスが来てくれたので、大したロスは無かったけど、室内灯を消し忘れたのかな..でも自動消灯なはずなんだけど、不思議だ。


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