今日は、東京、大阪、京都で、転退職のご挨拶を兼ねて、情報系で人を教える立場の皆さんを訪問。それぞれ、異なる分野で、情報処理に長年携わっており、教育と実践を知り尽くしている人達なので、話をしていてもとても楽しい。
やはり、話の早い人は、ものごとの本質の部分が、即座に整理出来て、鋭い見識を示してくれる。時に、そういう人の意見は、法や制度の視点であったり、コテコテの実装技術の視点であったり、はたまた組織論だったりと多岐にわたる事が意味が大きい。
これだけ、様々な情報が溢れている社会では、何かを判断するのに考慮すべき点は、実に多様で複雑だ。ところが当然ながら一人の人間が思いつく事、考える事には、限界があるし、オフセットがかかる。特に、リーダーシップを取る人は、その影響力が大きいので、独りよがりの思い込みによる判断は、時に命取りになる。
何度かここに書いた事があるけど、某通信事業会社のトップは、本当にいろんな人の意見を自ら聞き、情報を集める。大事な事は、他人の意見を聞く事と、他人の言う事を聞くというのが大違いだということだ。
僕の周りには、幾つかの規模の会社の経営者がいるけど、生き残れないというか成長しない会社のトップは、そもそも他人の意見を聞く耳を持たないタイプか、複数ブレインを持たず特定の人の意見を鵜呑みにするタイプが多い。面白いのは、若い人でも同様の傾向があり、そういう痛いトップの下にいる人は、この二つ目の鵜呑みタイプになる傾向がある点だ。
夜は、京都で,某研究者の皆様と、特定分野の研究会。最後は、京都なので山崎の18年をホテルのメインバーでいただいて就寝。