参加しているITRCでは、IOT/M2M関係の2つの招待講演の他、僕のセッションとBOFでも、センサーネットワークとIOTのお話し。
ウェアラブルやセンサーのデータそのものは、その利用者の個人を特定する情報との紐付けをはずせば、どこまで秘匿するべきなのかとか、あいるは紐付けをどこまでだったら他人に提供できるか、インセンティブがあればどうかなどの議論は、やはりかなり集約が難しい事が少なくとも判った。
この辺りは、対象とするマーケットや提供者のリテラシーでも変わってくるだろうから、単純に特定の価値観で判断すべきではないだろう。
でも、こういう多様性は、頭の固い人は、逆に自分の価値尺度でしか判断できないから理解出来ない場合が多い。だからこの議論を数値化することは必要かなと感じた一日だった。
今夜も交流会、BOFのあと宴会部屋で二次会。LAが買い付けてきた松葉蟹が大量に提供された。夕食の交流会では、雄のズワイガニが沢山でたけど、こちらは味噌と内子がたっぷりのセイコ蟹(呼び方はいろいろあるけどね)。これは、もうめちゃくちゃ幸せ。昨夜はテレカンで飲めなかったので、今夜はしっかりと地元のお酒も堪能した。
倉吉というところは、房総の里見氏の終焉の場所だそうで、一緒に殉職した8人の家臣の墓もこの地にあるとのこと。この8人の家臣の戒名には、全て「賢」という字が使われていて、「八賢人」と言われていたらしく、その名の地酒を楽しんだ。
あの南総里見八犬伝は、この「八賢人」から来ているらしいというのを、はじめて知った。僕の世代だと、中学校の頃にNHKで南総里見八犬伝の人形劇があったので、里見八犬伝に興味がある人は多い。でも、里見氏がこの倉吉に転封されたあとの話しは、あまり知っている人は少ないかもしれない。