今日は、朝からEverySenseの主催するアイデアソンの東京大会。参加者50名に共催のLOD関係者、審査員、スタッフを入れると総勢70名。
午前中は、LOD関係の各企業のプラットホームの説明が中心。昼食後に、いよいよアイデアソンで、いろいろなセンサーを使ったアプリについてのアイデア出しをし、投票で選ばれた8つのアイデアを、さらにチームでブラッシュアップし、プレゼンテーション。
参加者は、独立系の起業した人から、大企業の方、研究機関、大学生と実に多様。グループでの作業では、はじめ会った人同士が、結構がっつりと協議して作業しているのが印象的だった。
いろんな人の持つ、いろんなセンサー情報を組み合わせて、どんなハピネスを創出できるかがテーマだったけど、比較的小さな範囲に閉じたものが多かったのが少し残念ではあった。
それでも、なかなか興味深いのもあったし、それを見ながら審査員同士で議論したネタなどもあった。
終了後の交流会も、ほとんどの参加者が残って、盛会だった。
今日のハッカソンの審査員でありEverySenseの開発パートナーであるおごちゃんが、講評のなかで話した事は、まったくもって僕らが目指している事を的確に表していた。
それはなにかというと、今の巷に溢れているIoTと称しているものやサービスは、Internet of ThingsじゃなくてVPN of Thingsであり、本当の意味でのInternet of Thingsが実現出来ていないということだ。
この本質的な議論は、Internetってそもそも何よということになるのだけど、まさにそこにIT革命とまで言われる変化の源泉があるわけだ。でも、こういう基盤というか、プリンシプルの話しというのは、今のインターネットユーザーに何処まで伝わるだろうかという不安がある。
インターネットは何かという問いに対して、インターネットを作って来た人達と、出来てから使った人達には、大きな差があるだろう。最近思うのは、この差は技術だけじゃなくて、投資家とかでも大きくて、VCなどでも、インターネットのプリンシプルを理解している人は少ない。
というわけで、VoTとIoTの違いを説明せよというのは、とてもその理解の差を確認するのに良い質問なわけだ。これから、会う人会う人にこの質問をしてみようかと思った。