グローバル化とか日本から海外へとか、企業の大小に限らず、サービスや製品の国際的な展開が求められる時代な事は、とてもよく語られている。 日本では、社内公用語を英語にするということで、話題になった会社もある。しかし、やはりなんだかんだ言っても、日本では圧倒的に英語ベースでの書類などは、限られた範囲でしか認められない。
契約はもちろんのこと、議事録や報告書でも、英語のものを展開すると、抄訳などが求められるケースが多い。長い文章じゃなくて、PPTのようなもので、簡単な箇条書き的な文言しかなくても、頭から英語はダメという人も少なくない。
再来週に予定している幾つかの催事でも、通訳をどうするのかというのが、少し話題になった。国際標準化の話しなので、通訳なしで良いのではと、簡単に割り切れないのが現状だ。
この前、知り合いが日本のGDPと米国のGDPの成長経緯と、グローバル企業の存在について、興味深い解説をしてくれた。 サービスであれブロダクトであれ、世界を相手にグローバル展開をしている成長企業の有無が、国の経済成長と大きな相関があるというわけだ。 そして、残念ながら、我が国には、こういう企業が圧倒的に少ないというのが結論だった。
この大きな要因の一つは、やはり言語の壁ではないだろうか? もちろん、様々な習慣や思考の差はあるけど、まず言語的な拒絶反応をなくさないと、なんともならんのではないかと思うわけだ。
先般、某社は副社長にインド人の人が就任して話題になったけど、現場は別としてマネージメントは、英語で議論し、英語で決議するのが、これからは、当たり前になるのではないだろうか?