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2016-01-01 Report of 2015 & Plan for 2016

_ [MISC][][仕事] Report of 2015 & Plan for 2016

  2016年は、サンノゼのアパートで、無事にお雑煮を食べてスタート。

  2016年の年頭にあたり、普段お会いしていない人への近況報告と、今年の予定などを、つらつらと書き連ねてみたい。

  2015年は、研究系での大きな仕事の一つは、EU-Japanの共同研究であるRAID-5Gが本格的に始まったことだ。これは、日本と欧州の共同研究で、RoF(Radio over Fiber)技術を活用して、高密度な環境における5G通信を実現しようというものだ。2014年の秋から始まったプロジェクトで、最初の提出書類を担当したり、東京と欧州でのミーティングなど、それなりのエフォートが発生した。残念ながら、初年度のレビュー会議には、日程的にあわずに参加できなかったが、いくつかの宿題をいただいてしまった。標準化とは異なる議論の進め方、取りまとめ方を知ることになり、残る計画の遂行を思うと、またまだ沢山学ぶべきことがある。

  また、継続しているIEEE802.11aiの標準化は、ようやくスポンサー投票に入り、ドラフトもそれなりに安定をしてきた。また、これに対応する民間団体でのコンフォーマンステストの仕様策定も計画が固まってきた。いよいよ、次世代の携帯には、802.11aiが実装されるようになると思うと、市場展開が待ち遠しいものだ。

  そして、2015年は、EverySense,Inc.で目指しているものが、いろいろと形が見えてきたことが大きい。またまだ、不具合がたさんあるけど、そのコンセプトを体験してもらえる準備がそれなりに整いつつある。折しも、IoTは大きな政策課題になり、関係省庁からの関心も高い。2016年は、その波及性を踏まえた展開を、慎重かつ大胆に進めるつもりだ。

  個人的には、3年ほど前に始めた乗馬は、念願のエンデュランス競技への参加資格を得て、最初のトレインライドを完走した。2016年は、40km,60km などへのステップアップをし、エンデュランスと呼んで良い競技に、一歩でも近づきたい。

  今日は、来週のCES向けの資料の修正などをし、夜は当地に駐在している知人と夕食。いろいろなアイデアが交換できて、楽しみがまた増えた。

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2016-01-02 初乗り

_ [MISC][] 初乗り

  今日は、今年の初騎乗。いつもの、Bay Area Ridge Rider'sのアレンジで、Daly Cityのビーチでのトレイル。ここにある、Mar Vista Stablesでの、ガイド付きのトレイルには、二度ほど来たことがあるけど、それは観光外乗で、ほとんど常歩のみだった。

  今日は、Bay Area Ridge Rider'sのMagdaさんが、いつものように馬運車で、馬を連れ来てくれて、近くの駐車場にとめての出発。今日の相手のKaely号は、7月にHalf Moon Bayで乗っているので、この組み合わせでは、二度目のビーチライドだ。

  ここでのトレイルは、Bay Area Ridge Rider'sとしては、初めてなので、僕が道案内的な役割になってしまった。一旦ビーチに下りたあと、さらに北側にあるらしいホーストレイルのコースに移動する途中、崖上に上がるかなり急峻な坂で、Magdaさんと馬が倒れるハプニング。幸いに、人・馬とも怪我もなかったけど、かなりヒヤリとした。

  崖上のエリアは、ドッグランのメジャーな場所らしく、夥しい数の犬がいて、馬は僕らだけという完全アウェー。果敢に馬に吠えてつきまとう犬もいたりで、なかなかにスリリングだった。

  再び、ビーチに戻って、南側への向かうと、犬も人も少なくて、爽快にキャンターを楽しめた。駈歩も、ようやく力が抜けて楽しめるようになってきたかも。

  夜は、当地のパートナーが、自宅での新年会に誘ってくれたので、飲むことを考えてUbrerで訪問。彼と奥様が作ってくれた、おせちや海鮮、それに某検索大手の創業者の作ったワインなどをいただき、楽しくお正月気分を満喫させていただいた。

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2016-01-03 LTE不調

_ [インターネット][仕事][電波] LTE不調

  サンタクララのアパートは、前回まで普通にTモバイルのLTEが使えていて、モバイルルータでも、そこそこに快適だった。ところが、今回はつながるものの、LTEのモードにはならいので、遅くてしょうがない。

  部屋には、Comcastのケーブルが来ているのだが、シェアしているオーナーが、まだ契約を開いていないので使えない。テンポラリーに使うのであれば、SkypeIDとSkypeクレジットで使えるのだが、16.2円/分というお高い従量課金だったりする。仕方がないので、車に乗って、ちょっと離れた駐車場とかに移動して使ったりしたのだが、なんか怪しすぎる。

  そんな痛い環境で、なんとか来週のIEEE-SA 2016 IoT Startup Event の資料作成が終わった。


2016-01-04 Starting at Bay Area

_ [仕事][] Starting at Bay Area

  Bay Areaも、今日から本格的に年明けとして業務がスタート。今日は、まずはグループ会社のオフィスで、夕方のテレカン用の資料をアップ。ストレスなアパートのネットワークと違って、さすがにそれなりの時間で完了。

  その後、年末に続いてロイヤーと諸々の打ち合わせ。いくつかの疑問が綺麗に整理されたけど、問題は時間との勝負だ。昼からは、開発パートナーとランチを兼ねてミーティング。彼の新しい仕事とも協調性があって、いくつかのアイデアが出てきたのが面白い。

  一旦、オフィスにもどって、帯域が必要な仕事を片付けて、アパートに戻り夕食。その後、東京とのテレカンが二つほどで、結局今日も寝るのは深夜になった。

  昨日、今日の夕食は、部屋で冷蔵庫の余り物整理を使ってパスタ。なんだかんだで、今回の滞在に持ち込んだ食材は、ちょうどよい感じで消費できるのが気持ち良い。

  お米も、ちょうど今日の朝ごはんで使い切って、明日はお餅があるのでお雑煮。僕は、基本的にお米も、お茶碗に一杯なので、1合に満たないお米を炊くのは、なかなかに気を使う。それでも、さすがに毎日やってたら、雪平でもそれなりに無駄なく炊けるようになった。

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2016-01-05 Edge&Cloud

_ [仕事] Edge & Cloud

  Palo AltoにあるEdge Computing のスタートアップを訪問。EverySenseでは、Cloudでデータのメディエーター的なな機能を提供するのだが、ここで集めたデータから抽出される有用な処理を、エッジでの処理にどう繋げていくかについて、少しご相談。

  膨大なデータを、大きな計算機資源で処理をするのは、ある意味自然だけど、そこで得られた知験をエッジでリアルタイムに活用したい。こうなると、エッジで動くフットプリントの小さい処理が求められる。そこで、クラウド側で、フットプリントの軽いアルゴリズムを導出したとして、それをどうディストリビューションするかが課題になる。

  特に、モバイル端末の場合には、ランタイムモジュールのダイナミックな切り替えに制約があるので、そこをモジュール化でうまく逃げれないかと考えている。

  まぁ、現在の諸々のインプリベースの制約はわかるけど、そこになんとか穴を開けたいと、フツフツと攻撃的な欲が出てきた。というわけで、ちょっと、これはしばらく頭から離れないネタになりそうだ。

  夕方、車をパートナーに返したあと、夜はシリンコバレーの素敵な皆様と、シーフードレストランで会食。今日が、今回のベイエリア滞在の最後の夜なので、帰宅してからアパートのゴミやキッチンの整理などをして就寝。


2016-01-06 Drive to LasVegas

_ [仕事][] Drive to LasVegas

  早朝、土砂降りの中、サンタクララのアパートから空港までUberで移動。今回の滞在中もUberを数回利用したけど、早朝の5時とかにサクッと待ち時間数分で来るのだから、本当に便利だ。

  LAでレンタカーをピックアップし、成田から来る知人を空港で迎えて、これまたバケツをひっくり返したような雨の中を、今日から滞在するラスベガスへ向かった。

  車でLAXからLasVegasに行くのは、おそらく四半世紀以上前に、COMDEXに知り合いと行ったとき以来だ。途中のカールスバッドのアウトレットまでは、数年前に来たけども、そこから先の退屈な砂漠の中の道は、相変わらず何もない。結局、雨はずっと降っていたけど、LasVegasでは、かなり小降りなので助かった。

  一旦ホテルにチェックインして、メールを読もうとしたら、ホテルのWi-Fiサービスが認証画面から先に進まない。デスクにあるサポートセンターの電話に電話し、複数のデバイス、複数のブラウザでも同じ事を説明したら、IPアドレスとMacアドレスとを聞かれた。結局、滞在期間を聞かれて、滞在中使えるように、Mac認証テーブルにマニュアルで追加してくれたらしい。というわけで、とりあえずMacはつながった。

  それにしても、かなりの数の知り合いがCESに着ているので、普段日本でなかなか会わない人にも、こっちで会う事になりそうだ。

  夜は、知人と鉄板焼きレストランへ。ここは、もう完全にあの紅花スタイル。はっきりいって、日本人は一度来たら、まずリピートしないだろう。しかし、この鉄板でのパフォーマンスとひどい味付けが、典型的な日本レストランだと未だに思うアメリカ人も多いのかと思うと、ちょっと悲しい。


2016-01-07 CES2016

_ [仕事][] CES2016

  今日からCES2016の展示会場で、いろいろと視察をするつもりだったのだが、今日は会場内の移動と打ち合わせだけで終わってしまった。

  朝、パートナー候補のCEOを空港でピックアップして、そのままホテルの部屋で打ち合わせ。昼前にLVCCに移動して、昼は旧知の通信系工事会社の人と昼食。その後、知り合いのブースに寄った後Sandsに移動。昨年末に紹介いただいた某社のファンディングメンバーでもある方にご挨拶。もの作りからIoTクラウドまで、いろいろと面白い。最後は、パテント関係の打ち合わせで、再びLVCCにもどり、クライアントのブースで打ち合わせ。

  それにしても、いつものことだけど、なんでCESのブース番号って、探しづらいんだろう....

_ [インターネット][仕事] App Store

  クリスマス休暇の影響で、遅れていAppleの審査がようやく終わり、EverySense,Incに申請している二つのアプリが承認され、App Storeで配信できるようになった。

 EveryPost は、iOS上で動作するエージェントアプリ。これをインストールし、エブリセンスのサーバーで、アカウントを申し込んでもらうと、iPhoneに搭載されているセンサー情報を、登録者同士で、任意の条件で交換できる。今は、トライアルのため限定されているが、来月くらいには、EverySensePointが正式に発行できるようになる予定だ。このEverySensePointは、情報を集める人が情報をくれた人に与える仮想通貨的なものだ。情報提供で得られたEverySensePointは、他の人の情報をいただく時の対価に再び使えるし、Point Exchangeでマイルや現金に交換できるようになる。

  EveryStampMonitor は、先月リリースした、EveryStampのモニタリング用アプリで、自宅などに設置したEveryStampをインターネット越しにモニタリングするアプリケーション。

  ただし、EverySenseの特徴は、こういう特定のアプリに依存せず、あらゆるセンサーやマシンの情報を交換できることで、これはあくまでリファレンスアプリなのだ


2016-01-08 Pitch @CES

_ [仕事][インターネット] Pitch @CES

  今日の朝は、IEEE-SA主催のIoT StatUp Eventでのピッチ。当初聞いていた順番ではなく、いきなり先頭バッターだった。5分の持ち時間のビッチで、僕はきっちり5分で終了。しかし、ピッチは、やはりブレゼンではないこと、オーディエンスとの共通な課題認識がない前提でエンカレッジするのは、かなり大変。

  なにしろ、一連のスタートアップブームとか、ピッチとかには、縁がなかったので、とても勉強になった。さすがに、他の参加者は、慣れているという感じ。ただ、やはりダラダラな人はダラダラではあって、時間オーバーする人が多かった。

  今回は、初めてのことと、IEEE-SAの機能の確認という目的だったので、EverySenseそのもの話は避けて、ちょっと違う狭い話をした。はっきり言って、やはり内容的には、EverySenseの話の方がマッチしてるのだが、そこはぐっと我慢しないといけないタイミングなので、これで良しだろう。それでも、僕なりにかなりの事を、今日のイベントから学べて、大きな収穫となったのは間違いない。

  午後は、少しだけパートナーと知り合いのブースを訪問して、結局は時間がなくなってしまい、ほとんど視察はできてない。ただ、いまひとつ見て歩きたい感じがしないのも事実だ。それが、なんでかというのは、うまく表現できないけど、やはりちょっとサチレーションしている感じがするからかもしれない。

  夜は、昨日から現地入りしている共同研究者や学生と知人の五人でDel Frisco'sというステーキハウスで夕食。Yelpのレーティンクが高いだけあって、とても繁盛している店で、幸いにWEBから予約が取れたのがラッキーだった。プライムリブは、例によってアメリカンなボリュームだったけど、かなり満足のいく出来だった。


2016-01-09 CES Last Day

_ [仕事][] CES Last Day

  CESの最終日である土曜日は、本当にもう人が少ない。小さい会社のブースは、早々と片付けてしまっているところもある。でも、大手は、しっかりと説明員もいるし展示も縮小していない。そして、長蛇の列の各種デモなども、ほとんどガラガラ。というわけで、やはり土曜日の朝に、センターホールのメジャーを見るのは、正解な気がする。

  朝、ちょっと気になっていたメジャーのブースを見た後、カフェで打ち合わせ。いろんな意味で、かなり濃い、意味のある打ち合わせになった。

  昼過ぎに、会場を後にして、ラーメン屋で昼食、途中で買い物をして、LAXまで車でもどる。相変わらずの退屈なドライブではある。

  夜、ウエストハリウッドのわだつみbyはりかわで和食。ここは、もうこれで居抜きで、店名とオーナーが変わるの3回目だぞ...まぁ、メニューが変わっても、あまりレベルが落ちていないので、嬉しいけど。

 土曜の夜のサンタモニカブルバードとサンセットブルバードを通って、ホテルにチェックイン。土曜の夜のクラブの前は、長蛇の列で、ダウンタウンは、遊びの宝庫なわけだ。

  そんな喧騒を横に、ホテルにチェックインして、シャワーを浴びたら、速攻で寝落ちしてしまった。


2016-01-10 CES2016 雑感

_ [仕事][] CES2016 雑感

  朝、LAのホテルをチェックアウトして、LAXからのアメリカンで成田へ向かう。今回もTSA Preが付いたけど、今日は普通にセキュリティが混んでいる状況だったので、その恩恵を十分に感じることができた。

  さて、昨年に続いてCESに来たわけだが、もっぱら個別の打ち合わせと移動で、正直言ってほとんどブースを見て回る時間が無かった。その分、打ち合わせは、相当に有難いというか意味のあるものだった。

  それでも、まあ雑感的にいうとIoTなわけで、各社ともそれなりに、いろいろなものを展示してきているけど、斬新というか今までに無かったという製品などは見られ無かった。そのぶん、ドローンにしてもVRにしても、出展者の数が増えて、リーディングカンパニーのそれは洗練された感じだ。

  それにしても、ドローンにしてもVRにしても、ホバーポードにしても、1年経つと、あっという間に類似製品を展示する中国企業が一気に増えているのが恐ろしい。

  これは、結局のところハードウェアのモジュール化により、あっという間に模倣品が作られることの証左だろう。結局のところ、ハードウェアベンダーは、常に新しいモノをつくると同時に、やはりポートフォーリオをどう展開するが重要ということだ。

  一方で、メーカーズブームやクラウドファンディングのおかげで、それなりの製品を展示しているスタートアップが多いが、よく話しをしてみると見た目ほど生産実績はないとこも多いようだ。

  それと、もう一つは感じたのは、やはりIoTは、まだまだThe Internet of thingsじゃないということだ。今年は、そろそろかと思っけど、この展示会のビジスネドメインのせいかもしれないけど、囲い込み、垂直統合が圧倒的だった。

  いづれにしても、情報流通経済の胎動は、まだ感じられ無かった。


2016-01-11 暖冬?

_ [][MISC] 暖冬?

  夕方、予定時刻よりも1時間早く成田に帰国。おかげで、成田発甲府行きのバスに上手い具合に乗れてしまった。

  実は、今日は18:00からEU-Japanの共同研究のテレカンがあった。当初の予定では、新宿経由でJRで帰るつもりだったので、デッキでテレカンに出るつもりだった。しかし、空いてるとはいえ、バスの中ではちょっと声を出してテレカンにでれないので、メンバーの皆様には申し訳なかったのだが、チャットで参加となった。

  皮肉なことに、テレカンがほぼ終了近くになった時刻に、甲府駅に到着。甲府駅前のベンチでやっと音声で参加した時には、もう日本側だけのラップアップだった。

  さらに、iPhoneがバッテリー不足のうえ、Macのバッテリーの残量も2%とかになってしまったので、MacBookAirを開いてテレカンにつないだまま、スーツケースを転がしながら、駅の反対側の駐車場まで移動。自分の車にのって、車のAC/DCで給電が可能になった時点で、テレカンが終了した。

  まったく、なんてこった....

  それはそうと、やはり暖冬なのか、例年の1月のような寒さをまったく感じない。部屋に置いてあるEveryStampの温度がなんとなく高いのは、EveryStampの自己放熱のせいかと思っていたけど、他の温度計と変わらない。こういう実験する時に限って、暖冬って困るんですが...

  しかし、問題は暖冬の時って、あの2年前の大雪みたいな事になる可能性もあるということだ。いろんな意味で、結構ギリギリの移動をしているので、鉄道などの乱れは、結構シリアスな問題になる。

  幸い、あの2年前は週末だったし、役に立たないヒーローと言いたい放題な人達の無責任な投稿に励まされて、なんとか乗り切ったけど、もう2度としたくない。


2016-01-12 初乗り@明野

_ [MISC][] 初乗り@明野

   やっと、帰国して久しぶりに山梨で一泊。昨日のブログに暖冬で雪が降ると嫌だと書いたら、しっかり今朝は雪が舞ってた。そんななか、新年の挨拶代わりに明野のSunnyで短めに一鞍。相棒としばらく会ってなかったけど、とりあえずは昨年末のイメージから崩れてなかった。年末に買ってきた拍車は、前のものよりかなり短いのだけど、これだと拍車の当たり方が良くわかって、だいぶ感じが変わった。

  昼過ぎに上京して、仕事はじめの打ち合わせと来客。夕方からロイヤーチームと打ち合わせ。チームの一人は、この前までシリコンバレーにいたそうで、共通の知人の名前がポンポン出て来て、話が早かった。

  東京の事務所には、先週から中国人のエンジニアが派遣で参加してくれている。彼は英語も日本語もバッチリ。いま、シリコンバレーで採用予定のインターンも中国人だし、デザインオフィスの担当は台湾人。こういう、中国や台湾の若い人たちは、みんな英語に問題がない。

  一方で、日本のエンジニアをと思うと、どうしても英語がネックになるのは、かなり競争優位性がないなと感じる。今年は、こういう多言語、多国籍チームでの仕事が中心になる。Root,Inc.の時も、外国人のスタッフが多かったけど、やはりまず仕事であり、結果的に国籍や言語になるのは、常だなと思う。

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2016-01-13 歩きStamp

_ [仕事][インターネット] 歩きStamp

  今日は、朝吉祥寺で実姉と待ち合わせして、彼女が勤務する成蹊大学を訪問。じつに、ここのキャンパスに来るのは、姉が学部生だった45年くらい前の欅祭以来だ。知り合いの大先輩を迎えて、姉の開発した中国語のE-learningシステム「遊」について、ヒアリング。身内びいきかもしれないけど、このシステムは、本当に良くできている。

  その後、バスと井の頭線を乗り継いで、会社に移動。今日は、朝からずっとEveryStampを携帯のテザリングに接続した状態で持ち歩いている。ときとぎ、データをみると、屋外ではGPSも補足していることがわかる。事務所で夜まで来客やら打ち合わせをしたあと、久しぶりに鮨屋で会食。なんだかんだ、やはり日本の鮨屋だよね..

  二次会のあと深夜に帰宅したら、EveryStampより先に携帯の電池がなくなっていた。とりあえず、データを確認したら、しっかりと朝から深夜までの間、五分毎のデータがポストされていた。


2016-01-14 Logical? or not

_ [仕事] Logical? or not

  とある件で、日米の弁護士に急なお願いをして、契約関係のドラフトを起草してもらっている。僕は、Root,Inc.の時から、弁護士、弁理士の人に恵まれているようで、周りには目的によって専門分野の異なる複数の弁護士の先生方が適材適所にいる。今回の案件も、日米同時に進めないといけないもので、かつかなり時間に縛られているものなのだが、迅速な対応していただき多いに助かっている。

  こういう、法律家の人たちとのやりとりは、曖昧さを排除し、明確化した要件定義を伝えることが重要で、その辺りは技術系の人間には、仕様定義に通じるものがある。とはいえ、当然ながら、出来上がってくる文章は、法務的記述になるので、パッと見には、それなりに小難しく見える。しかも、英語の場合には、独特の用語と使い回しで、さらにややこしい。ところが、これも技術系であれば、データシートや標準規格を読み解くみたいなことに通じるものと思うと、意外と解釈しやすい。つまりは、ロジカルな人達と、ロジカルな仕事をするのは、技術屋には楽しいわけだ。

  一方で、夕方からのとある案件の打ち合わせは、残念ながら真逆で、かり疲弊感が募った。要求要件を定義しようとしても、結局のところああ言えば、こう言う的で、しかも調べてみるということは、調べられていない。さらには、あれも、これも視野に入れてとなるので、いつまでたってもスタートは切れない上に、ゴールだけは前倒しされる。正直、こういう仕事は、着手してもきっとうまくいかないだろう。何かの新企画で、ダラダラとスタートが数ヶ月も伸びるようなプロジェクトは、間違いなくデスマーチになるので、慎重な対応を考えることにした。


2016-01-15 皆んなで作るヒートマップ

_ [インターネット][仕事] 皆んなで作るヒートマップ

  先日、IoT Newsさんから受けたインタビュー記事IoTデータのマーケットプレース EverySenseが公開された。この記事は、かなりピュアな書き起こしで、僕がお話しさせていただいた事を、ストレートに掲載していただいたのが嬉しい。そんなわけで、リンクをFaceBookでシェアしたら、まったく違う視点からのスッコミをされてしまった。

  それはさておき、今日の午前中は、EverySenseの取締役会で、アメリカの取締役も来日中で参加してくれたので、Face to Faceで全員が揃った。その甲斐があってか、新しい屋外センサーの応用で、かなり話が盛り上がった。

  また、午後は、IA-JapanのIoT推進委員会 実証実験WGの会合だったのだが、職場環境の測定モニタリングを複数の企業の連携で行う実証実験の準備が、着々と進んでいて、かなり楽しみだ。

  そして、今日は経産省のIoT推進ラポの公募の締め切りなどもあり、まぁIoTな話しが満載な1日だった。夕方からの最後の打ち合わせも、移動型の小型センサーの案件で、こちらもなんとか開発スタートになりそうだ。

  というわけで、夜のかいじ号で甲府に戻り、甲府からは車で北杜市の自宅に戻るのだけど、せっかくだからEveryStampをボンネットに置いて、スマホでテザリングしながら帰ってみた。

  帰宅してから、EverySenseのサーバー経由で取得したデータを確認し、Google Map にGPSの情報をプロットしてみたら、まぁそれなりブロットされていたので一安心。

  データは、GPSだけでなく、温湿度、気圧、照度、UV、加速度、磁気、ジャイロも取れているのて、可視化すれば、もう少し面白い絵になる。

  EverySenseの特徴は、こういうとを、自律分散で皆んなで協力してできることだ。なので、参加者が増えると、広域の様々なヒートマップがリアルタイムに簡単にできてしまう。

  もちろん、EveryStamp以外のセンサーでも、iPhoneアプリであるEveryPostでも、参加できる。

  そんわけで、せび興味のある人は、EverySenseサービスにて、アカウント登録をして、一緒にヒートマップとか書きましょう。

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2016-01-16 馬面

_ [MISC] 馬面

  朝、Sunnyで一鞍。今日は、この前、アメリカで仕入れてきた頭絡を、相方に着けようと思ったのだが、見事にサイズが合わない。一応、Full アラブということで選んだので、大丈夫だろうと思っていたのに、幅はあってても、長さが足りない。まったく、まさに馬面なんだから.... ハミと手綱は事前にサイズを測ってメモして買って来たけど、頭絡はKobuならいいだろうということでサイズを測らなかったのが失敗だった。というわけで、エンデュランス用に、ビニールのブルーの頭絡が欲しい人がいたら、言ってください余っています。ただし、小顔の子に限ります。

  昼食は、近くの麺さの屋さんで、さめ節のラーメンをいただき、スコヤコーヒーで食後のコーヒー。最近、このパターンが多いなぁ。その後、某共同研究のためのドキュメントの執筆。執筆途中の休憩タイムには、今年の漬物とお茶。今年は、野沢菜も沢庵も、全体的に塩分少なめを狙ったけど、しっかりと味は出ている。しかし、今年は、山梨にいる時間が少ないので、春までに消化できるのだろうか、ちょっと多過ぎかもしれない。

  夜は、ちょっと早めにたかね湯。ここ数日、肩から首の凝りが酷くて、昨日は会社の近くマッサージに行ったのだが、まだかなり張っているので、これで少し楽になることを期待。

  夕食の後は、再び共同研究の資料作成、うーん、なんかよく読んでみると、ちょっと想定外のことをすることになるのだろうかと不安になってきたので、少し冷却して、明朝に再開することにした。

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2016-01-17 TGub Japanese night.

_ [仕事][電波][] TGub Japanese night.

 In the morning I picked up two bottle of new brewed Japanese Sake for IEEE802 TGub which will be held in Atlanta, I left Narita to Atlanta via LAX in the afternoon, and I came to LAX in the second morning of the same day.

 I had enough transit time at LAX today, and it was really good for me to draft the required research report. Also I could spend enough time to draft the research report during the flight from LAX to ATL.

 Finally I arrived at the hotel at Atlanta around 12PM. I have to attend IEEE802 interim meeting from tomorrow Friday, but moreover I have to attend some conference call after or before typical office hour. This is no problem for me if the meeting makes good progress during this week.

However, I have one serious concern about this tight schedule.

 The problem is the SAKE!

 This time, I brought not only new brewed Japanese Sake, but also I brought my home made pickles and Karasumi. Therefore I need to find time to drink up and eat those during my stay in Atlanta.

 I may call for participation to the TGub Japanese night. Please contact me if you have an interest in it.

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2016-01-18 Need innovation

_ [仕事][電波] Need innovation

  Regular session of IEEE802.11 interim has been started. I am expecting to participate 15 meetings (10 TGai + 3 Plenary + 1CAC+WNG) during this session (week). So that means 30 hours...

  However, I have a couple of urgent topics which should be cleared within this week in the other businesses. Therefore I have to spend much time for drafting a report, teleconference and negotiations etc,.

  Unfortunately I only have 24 hours / day, and I may have to have to sleep and eat. I am expecting some of genuine innovation that can improve the efficiency of business or reduce the volume of business or expand the time of day.

  I know AI and Robotics come the big trend now, but I cannot find the solution for this issue by those ICT.

  On the other hand, I know three solutions that are legacy and temporary. This solutions may only postpone the issue, but sometimes it works effectively for me.

  So, drink or sleep or forget the business is an easy way. Tonight I tried to take the second solution, but the noise of the next room rejected my try. Finally I changed room, but it's too late to solve my issue....

  Hope will have a nice day tomorrow...(no it's already today)

  I need real innovation


2016-01-19 The grant

_ [仕事][インターネット] The grant

  Started hectic business day by teleconference with EU-Japan research team in the early morning here in Atlanta. One of the key topics on the agenda of this teleconference was my responsibility, but it was not easy to explain everything in the limited time. I may need time more than I expected when I joined this project.

  Always it's not easy to get public grant, but it is more challenging to achieve the accomplishment which is expected at the time of the initial proposal. Even if it is difficult, the sponsor (usually an officer of the public sector) does not give a flexible response.

  While attending IEEE802 interim meeting, I have been spending much time and my brain for another grant in this few days. This new project is a little different from the pure research grant for a scheme called the matching fund. Even if the R&D plan was granted, without an agreement with the business partner, I cannot push forward this project.

  Unfortunately I did not have the time to make the agreement due to the unexpected outside factor. However, I got an agreement with the partner tonight and signed up the contract that is required by the grant.

  I appreciate the support of the excellent legal team they brought me this achievement. And also I have to appreciate the ICT facility which provides the capability of remote working over different time zone.

  I opened the fresh brewed Japanese Sake for this first step tonight.


2016-01-20 Is Atlanta big city?

_ [] Is Atlanta big city?

  I have been staying in a very limited area after I got Atlanta last Sunday. Only the hotel and food court at the shopping center which located next to the hotel is the area I worked around. And the shopping center is connected to the hotel by tube. Therefore I did not have a chance to go out for these four days.

  One of the other reasons why I could not go out is the really chilly weather.

  But finally I decided with the courage to go out for dinner tonight with Japanese friends. We chose a steakhouse for the dinner, but the restaurant was only 1 block away from our hotel.

  So how Atlanta is a small town for me...

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2016-01-21 Japanese in Atlanta

_ [仕事][] Japanese in Atlanta

  I had Japanese Style Ramen at WAGAYA Japanese restaurant for lunch. This restaurant is held and operated by Japanese, but we did not see any Japanese at this lunch time. I understand that a prosperous Japanese restaurant is loved by a local people whether there is a big community of Japanese or not. It is a heartwarming scene to see an American eating with chopsticks

   This afternoon we got good progress of IEEE802.11 TGai,We had resolved all comments which were received for 1st sponsor ballot. And then we allowed to go forward to the next step called recirculation sponsor ballot.

  I had dinner after the last meeting with a friend at NAKATO Japanese Restaurant This Japanese restaurant was founded in 1972. We enjoyed typical Kanto style Sukiyaki which is tasted same as we usually eating in Japan

  One interesting thing is the price was less than half price of the steak last night even in the city which has more Japanese population. The Japanese meal is more expensive than the American meal. This was a new discovery for me and it may improve my motivation to come back to Atlanta.

  Anyway, I used Lift for the transportation between hotel and restaurant.Lift is a sharing transportation system which is almost similar to Uber Actually I participated in a meeting of Atlanta many times in the past, but I never have the chance to go to the restaurant due to troublesome to take a taxi.

  The Uber/Lift certainly improve the economy of the restaurant business.

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2016-01-22 EIKEN

_ [][仕事] EIKEN

  IEEE802.11 Atlanta interim meeting had been adjourned by the closing plenary in this morning. TGai had really good progress more than my expectation. In this result, the P802.11ai D7.0 will be balloted by sponsors soon.

  I left the venue after having the lunch at WAGAYA restaurant with Japanese partners, Unfortunately, many airports in the east side were closed due to the winter storm today. And also many flight schedules were cancelled or delayed. Fortunately, my flight to LAX had not been any changes, then I checked in the nearby by LAX on time.

  This hotel was remodeled last year and the new sushi bar had opened. Sushi bar is operated by a couple of Japanese staffs and they served me a fine enough sushi. The sushi chef told me that " We have largest Japanese visitors today all over year due to the EIKEN examination"

  EIKEN is a certification program of English skill produced by the Japanese government. EIKEn was the only one certification that can demonstrate the performance of English skill when I was young.

However, I have been understanding that TOFL and TOEIC are more popular and valuable today before I heard this topic, "EIKEN is already too old and not valuable for young peoples " was my wrong understanding.

  For the people who are living abroad and having plan to go back to Japan in the future, EIKEN seems the only required certification that demonstrate their English performance. Therefore, many Japanese come here the long way to this hotel.

  I hope all of them shall be certified tomorrow.


2016-01-23 LAX to NRT

_ [][仕事] LAX to NRT

  朝、英検の試験会場であるホテルを出て、LAXから成田へ向かう。昨日は、東方面はかなり荒天だったし、日本も寒波の影響が報じられていたけど、とりあえずは何事もなくチェックイン。

  今回は、NHでトムブラッドリーからの出国なので、普通にデューティフリーとか小洒落たお店とかがある。アメリカンの時は、ターミナル4なので、なんだかなぁなお店しかないから、これはこれで新鮮だ。といっても、まぁなにを買うわけでもないんだけどね。

  NHのこの路線には、機内Wi-Fiサービスがあるんだけど、はっきりいってかなり辛いクオリティだ。しかも、従量課金で、高価だ。今日みたいに、週末のフライトだとメールとかもあまりないから、15分の無料時間だけ使っって終わり。 まあ、平日の移動だとメールくらいなら、それなりに使えるかもしれないけど、正直緊急じゃないと使う気になれないな。

  とりあえず、今回はピュアにIEEE802.11だけのための出張だったけど、移動がまったくトラブルもなかったのは、幸いだった。

  


2016-01-24 帰国蕎麦

_ [] 帰国蕎麦

  夕方、予定通りに成田に帰国。日本は寒波で大変だと聞いてたんだけど、成田に着いたら綺麗な夕日が滑走路の先に沈むとこだった。ただ、やはり気温は本当に低い。

  アメリカで普通に日本食を食べていても、帰国するとお鮨やら蕎麦やらが食べたくなる。というわけで、成田から神田に出て、知り合いとやぶで一献。僕は、松屋好きなんだけど、松屋はお休みなので、久しぶりのやぶ。

  数年前に、残念なことに店舗が焼失したけど、新いお店は、うまい具合に前の雰囲気を残していて、やぶらしくて良い。

  なんだんかだ、蕎麦の前にお銚子で、すっかり寒さを忘れてしまった。


2016-01-25 Home Gatewayの幻想

_ [仕事][インターネット] Home Gatewayの幻想

  今日は、某大学のキャンパスにあるスマートハウスの実験棟を訪問。実験棟と言っても、ここの場合には、完全に普通の住宅。某住宅関連メーカーの寄贈による実験設備ということで、キャンパスの一角に、普通の二階建て住宅が建っている。

  今日の見学をアレンジしてくれたのは、17年前に某電力会社とベンチャーが合弁で通信事業を設立した時の仲間。不思議なもので、IoTで再会することとなった。

  ここは、見た目は、普通の住宅だし、宅内には普通の家具や家電製品が置いてあるのだけど、それらと連携した実験のために様々なセンサーなどが置かれている。IoTがQuality of Lifeの向上へどう繋がっていくのかが、ひとつの大きなテーマで、いくつかのデモを見せていただいた。

  すこし、ディスカッションしたのだが、統一されたHEMSって本当に実現するだろうか? 僕は、たまたまご縁があって電力会社の人達とも、昔から話をすることが多く、Home Gatewayの話は、なんども聞いている。

  宅内に置かれる家電などは、増分投資であって、一辺に全部買いそろえたり、買い替えたりすることは限りなく少ない事を考えると、どうしてもネガティブに思えてしまう。まして、宅側の設備だとすると、その寿命は長く、その長い間に、今日導入するなにかが、十分な適応性をもって、未来にでてくる技術や規格に柔軟に対応できるというのは、幻想でしかないと思うのだ。

  確かに、すべての家電を揃えたライフスタイル提案型の話って、一時期オサレなメーカー系ではあったけど、テレビドラマに出てくるようなマルッと一揃えってのは、まずないだろう。

  というわけで、今日のディスカッションでも、結局のところアダプティブな仕組みが重要だよねという事で、意見が一致した。家の中が特定の通信方式で統一されるなんてこは、まぁ幻想でしかないわけだ。それなのに、特定の通信方式をゴリ押ししている技術屋や研究者が多く生息しているのが、日本の面白いところかもしれない。


2016-01-26 IoTがInternetになる日

_ [インターネット][仕事] IoTがInternetになる日

  某通信事業者から打ち合わせの希望があり訪問。旧知の会社ではあるが、どうもここに来ると人に会う。受付で、Wi-Fiのホットスポットキャリアを手がけていた知人にバッタリ。打ち合わせ後に、エレベータに乗ったら、これまた元某老舗ISPにいた技術屋さんとバッタり。昔と違って、訪問先の通信事業者は、巨大組織になって、そこに働く人も、訪問する人も、僕が関係していた頃とは比較にならないほど巨大になったけど、相変わらず業界は狭い。

  今日の打ち合わせでは、やはりメーカー系の人達のIoTがクローズドだよねという視点が一致した。IoTをモノからとらえる人達は、結局のところ道具をもって、誰か使いたい人いないかなと言ってる。そして、自分たちがもってる道具と利用者を囲い込めば、新しいビジネスができると考えているようだ。

  一方、今日の打ち合わせのお相手もそうだけど、通信やインターネットからIoTを見ている人は、つながること、つなぐことを第一に捉えてる感がある。だから、大同小異であれば、まずはつないではということになる。

  なんでもそうだけど、細部まで合わせようとすると、相互接続は難しい。逆に言えば、上位のアブストラクトな層で考えると、相互接続がしやすくなる。ところが、こちらになると、思想とか視点のレイヤーなので、理解の差がでてきてしまう。

  そんなわけで、まぁ世の中は、まだまだクローズドなイントラ的にIoTと、それを実現するためのクラウドサービスばかりだが、これがInternet的になる日も、それなり近づいてきたのではと感じる打ち合わせだった。


2016-01-27 シンクタンクの不思議

_ [仕事] シンクタンクの不思議

  様々な行政が主催する研究会や委員会は、多くの場合事務局業務を大手のシンクタンクが請け負っている。シンクタンクというと、叡智の集まりかというと、なかなかどうして痛いケースが多々ある。

  基本的に、コンサルやらリサーチをコアビジネスとして、相当数の社員を抱えてるのであれば、個々人の能力の差はあっても、一定の課題整理などのスキルは期待してしまう。

  ところが、どうもさにあらんというケースに、最近は悩まされることが多い。形だけのパワポで、中身がなく付け焼刃な資料を出される。みずから、たたき台ですから完璧ではありませんという、しきりに言い訳することから説明が始まるというパターンに、本当に悲しくなる。

  こういう仕事をする人達は、結局のところ政策提案と調査に、なにもポリシーは持たず、会議手配だけすれば良いはずはないと思うのは、過度の期待なんだろうか?

  それとも、こういう当たり障りの無い(本当はとても当たり障りがある)レベルのシンクタンクが、発注側のお好みなのだろうか?

  僕の知り合いが、本当の意味で中立性があり、開かれた独立系シンクタンクを目指して数年前からWEBを中心に活躍しているが、こういうところにはどうも行政の仕事はいかない。もっとも、この知り合いのところは、ある意味とてもつおすぎるからかもしれない。

  何れにしても、それなりの予算をつけて行われる業務で、それなりのコストがかかるのに、正直痛すぎるシンクタンクが多すぎると嘆くのは、僕だけじゃないだろうなぁ....と愚痴りたくなる日だった。


2016-01-28 辰口温泉

_ [][仕事] 辰口温泉

  朝の新幹線で金沢に移動して、そこからローカル線とバスで山の上にあるテストベッドへ行き、開発したエミュレーションシステムの納品・設置。生憎と空調設備の工事のため、サーバー室が使えないため、サーバーを別の場所に移しての作業。雪は降っていなかったけど、作業場所がエントランスなので、ちょつと寒い。

  夜は、関係者割引がある近くの辰口温泉の温泉旅館に逗留。一泊二食ついて、ビジネスホテル並みの料金で、温泉というのはありがたい。露天風呂は、なかなかに立派な棚田のよう作りで、用意された入浴着( 腰に巻くだけ)を着て入る混浴。ただ、僕が入った時には、誰もいなかったけどね。

  それにしても、北陸新幹線は、もう閑散としてるかと思ったら、意外と混んでいるのでびっくり。やはり、新幹線は偉大だな。


2016-01-29 そこに雪はあるか

_ [] そこに雪はあるか

  朝、辰口温泉から最寄りの松任に行き、金沢からは新幹線で東京に戻る。時間的に停車駅の多い「はくたか」だったのだが、これだと途中でかなり人が乗ってくる。とくに、長野から軽井沢の間は、スキー客や外国人観光客が多くてびっくり。

  事務所にもどって、事務仕事をしたあと、雪の予報が出ていたので、早めに山梨に戻ることにした。もっとも、雪というより東京も雨なのだけど、中央線特急は、2年前のヒーロー全滅事件な痛い経験があるから早めにしたのが正解だった。

  まったく、「全部雪のせいだ」とか言って責任逃れしていたJR東が、今年は「そこに雪はあるか」って感じで、雪があるかを確認をする前に先手を打っているらしく、早々と20時以降の特急を運休にしたらしい。

  というわけで、冷たい雨の山梨に無事に帰着。久しぶりに山梨にもどったら、しっかり雪が残っていて、「ここに雪はあるよ」だ。明日は、恒例の味噌作りなんだけど、この雨ではちょっと大変かも。


2016-01-30 雪対策したのに

_ [NPO] 雪対策したのに

  今日は、今年の味噌作り一回目の初日。家の周りには、しっかりと雪が残っているし、天気予報も雪の可能性を伝えていた。二週間山梨に戻れなかったので今日は最悪中止かなと思っていたら、こちらのメンバーがしっかりと雪囲いを作ってくれて、準備が整っていた。

  それでも、昨日の夜の雨は、朝には雪になっていたので、雪の中での作業を覚悟していたら、窯に火をいれる時間になったら、すっかり止んでしまい、風もなく、暖かな天気になった。

  初日は、ひたすら大豆を煮るだけで、火の番が主な仕事。それでも、明日は、メンバーが少ないので、今日のうちに出来ることはやっておく。

  今年も、綺麗な大豆が入手できて、火の加減もバッチリで、夕方に満足のいく煮上がり状態になった。

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2016-01-31 「カイゼン」で、最短記録達成

_ [NPO][仕事] 「カイゼン」で、最短記録達成

  味噌作りの二日目の今日は、快晴、無風というベストコンディション。今回は、いつもの、山梨のメンバーで総勢、6人だけなので、ちょっと人で不足が心配だった。

  もっとも、去年や一昨年も同じくらいの人数だった時もあったけど、たまたま遊びに来ていた元部下が手伝ってくれたりで、なんとかなっていた。

  これは、一昨年あたりから、煮込んだ大豆のすりつぶす工程や、麹と塩を練りこむ工程での、ちょっとした道具の使い方や、配置などを工夫していたことの効果だった。それでも、重い樽を運ぶ工程だけは、男手不足でちょっと不安だった。

  ところが、必要は発明のなんとかじゃないけど、実際に人手不足になると、ちゃんとアイデアは出るもんだ。今年は、最後の練り工程から樽へいれる味噌投げの工程の作業場所を変更して、直接蔵の中で作業できるようにすることで、ポトルネックをカイゼンした。

  そして、なによりも作業を熟知しているメンバーが、それぞれの持ち場をこなすチームワークのおかげで、なんと過去最短の製造時間を達成した。これは、大豆を煮る時間や、すりつぶした大豆を冷却する時間などは、短縮させていないので、ピュアに段取りだけの短縮で達成し、品質への影響はない。というか、むしろイタズラに材料が放置される時間が少ないのだから、品質的には良い傾向だ。

  というわけで、お昼休憩を挟んで、午前、午後 各1.5時間、合計3時間で、三樽(仕上がりで180kg)の味噌の仕込みが終了した。

  やはり、「カイゼン」活動った、重要だ。

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