2016年は、サンノゼのアパートで、無事にお雑煮を食べてスタート。
2016年の年頭にあたり、普段お会いしていない人への近況報告と、今年の予定などを、つらつらと書き連ねてみたい。
2015年は、研究系での大きな仕事の一つは、EU-Japanの共同研究であるRAID-5Gが本格的に始まったことだ。これは、日本と欧州の共同研究で、RoF(Radio over Fiber)技術を活用して、高密度な環境における5G通信を実現しようというものだ。2014年の秋から始まったプロジェクトで、最初の提出書類を担当したり、東京と欧州でのミーティングなど、それなりのエフォートが発生した。残念ながら、初年度のレビュー会議には、日程的にあわずに参加できなかったが、いくつかの宿題をいただいてしまった。標準化とは異なる議論の進め方、取りまとめ方を知ることになり、残る計画の遂行を思うと、またまだ沢山学ぶべきことがある。
また、継続しているIEEE802.11aiの標準化は、ようやくスポンサー投票に入り、ドラフトもそれなりに安定をしてきた。また、これに対応する民間団体でのコンフォーマンステストの仕様策定も計画が固まってきた。いよいよ、次世代の携帯には、802.11aiが実装されるようになると思うと、市場展開が待ち遠しいものだ。
そして、2015年は、EverySense,Inc.で目指しているものが、いろいろと形が見えてきたことが大きい。またまだ、不具合がたさんあるけど、そのコンセプトを体験してもらえる準備がそれなりに整いつつある。折しも、IoTは大きな政策課題になり、関係省庁からの関心も高い。2016年は、その波及性を踏まえた展開を、慎重かつ大胆に進めるつもりだ。
個人的には、3年ほど前に始めた乗馬は、念願のエンデュランス競技への参加資格を得て、最初のトレインライドを完走した。2016年は、40km,60km などへのステップアップをし、エンデュランスと呼んで良い競技に、一歩でも近づきたい。
今日は、来週のCES向けの資料の修正などをし、夜は当地に駐在している知人と夕食。いろいろなアイデアが交換できて、楽しみがまた増えた。