味噌作りの二日目の今日は、快晴、無風というベストコンディション。今回は、いつもの、山梨のメンバーで総勢、6人だけなので、ちょっと人で不足が心配だった。
もっとも、去年や一昨年も同じくらいの人数だった時もあったけど、たまたま遊びに来ていた元部下が手伝ってくれたりで、なんとかなっていた。
これは、一昨年あたりから、煮込んだ大豆のすりつぶす工程や、麹と塩を練りこむ工程での、ちょっとした道具の使い方や、配置などを工夫していたことの効果だった。それでも、重い樽を運ぶ工程だけは、男手不足でちょっと不安だった。
ところが、必要は発明のなんとかじゃないけど、実際に人手不足になると、ちゃんとアイデアは出るもんだ。今年は、最後の練り工程から樽へいれる味噌投げの工程の作業場所を変更して、直接蔵の中で作業できるようにすることで、ポトルネックをカイゼンした。
そして、なによりも作業を熟知しているメンバーが、それぞれの持ち場をこなすチームワークのおかげで、なんと過去最短の製造時間を達成した。これは、大豆を煮る時間や、すりつぶした大豆を冷却する時間などは、短縮させていないので、ピュアに段取りだけの短縮で達成し、品質への影響はない。というか、むしろイタズラに材料が放置される時間が少ないのだから、品質的には良い傾向だ。
というわけで、お昼休憩を挟んで、午前、午後 各1.5時間、合計3時間で、三樽(仕上がりで180kg)の味噌の仕込みが終了した。
やはり、「カイゼン」活動った、重要だ。