某通信事業者から打ち合わせの希望があり訪問。旧知の会社ではあるが、どうもここに来ると人に会う。受付で、Wi-Fiのホットスポットキャリアを手がけていた知人にバッタリ。打ち合わせ後に、エレベータに乗ったら、これまた元某老舗ISPにいた技術屋さんとバッタり。昔と違って、訪問先の通信事業者は、巨大組織になって、そこに働く人も、訪問する人も、僕が関係していた頃とは比較にならないほど巨大になったけど、相変わらず業界は狭い。
今日の打ち合わせでは、やはりメーカー系の人達のIoTがクローズドだよねという視点が一致した。IoTをモノからとらえる人達は、結局のところ道具をもって、誰か使いたい人いないかなと言ってる。そして、自分たちがもってる道具と利用者を囲い込めば、新しいビジネスができると考えているようだ。
一方、今日の打ち合わせのお相手もそうだけど、通信やインターネットからIoTを見ている人は、つながること、つなぐことを第一に捉えてる感がある。だから、大同小異であれば、まずはつないではということになる。
なんでもそうだけど、細部まで合わせようとすると、相互接続は難しい。逆に言えば、上位のアブストラクトな層で考えると、相互接続がしやすくなる。ところが、こちらになると、思想とか視点のレイヤーなので、理解の差がでてきてしまう。
そんなわけで、まぁ世の中は、まだまだクローズドなイントラ的にIoTと、それを実現するためのクラウドサービスばかりだが、これがInternet的になる日も、それなり近づいてきたのではと感じる打ち合わせだった。