午前中は、ヨットレースに参加する著名な冒険家の方のヨットにつけるレーダーのネットワーク化に関する打ち合わせ、日本は、海洋系のシステムなどで高いシェアをもつので、せびこの分野のIoTでは、世界をリードする標準化などもしてみたいとつくづく思う。
午後は、諸般の事情からしばし保留していた家電メーカーとの打ち合わせ。いろいろな話の中から、具体的な事案として自転車関係の話が浮上してきた。ちょうど、これはこれでこちらも取りくんでいたところもあり、うまく発展してほしいと思う。
船も自転車も、まぁとにもかくにも情報は生成するし、その情報は閉じた世界ではなく、他者との協調により花が咲くことに変わりが無い。だからこそ、情報のオーナーシップや、そのコントロール権はどうするかというのが、大きなテーマになる。
そんなこんなで、夜はEverySenseの約款を起草していただいた某先生を交えて約款のレビュー。こういう約款は、法的な論拠だけでなく、情報通信などの実務に対する知識もとても重要で、そういう意味では頼りになるパートナーに恵まれたことを感謝する打ち合わせだった。
長野の飯綱高原で開催される秋季いいとき乗馬エンデュランス馬術大会に参加するめに、今日は休暇をとって早朝から長野へ。クルーをしてもらう同じSunnyのメンバーを、長野駅でピックアップして、飯綱高原乗馬倶楽部に9時過ぎに到着。
今年は、jEF:日本馬術連盟 公認の全日本エンデュランス馬術大会に併設して行われるため、会場にはスポンサーの名前の入った横断幕などもあり、昨年とは随分と違う雰囲気。
僕は、いいとき乗馬のほうの40kmのトレイニングライドに参加するのだが、無事に馬体照合と獣医検査も終了。終了後ブリーフィング前に、少しだけコースの一部で騎乗。さすがに、いつもと雰囲気も違うので、相方もすこし興奮気味な気はする。
開会式とブリーフィングは、全日本と一緒に行われるので、それなりのご挨拶もあるし、今回は獣医師団長には、タイからFEIの公認獣医さんが参加していたりする。それでも、まぁ競技人口が限られる狭い世界だからなのか、なとなくファミリー感が拭え無い。
明日は、朝4:00から120kmの全日本選手権のスタートを皮切りに、順次全日本、いいとき乗馬の順で飯綱高原の特設コースに挑むことになる。
それにしても、せっかく競技会にきても、夜はホテルでテレカンが....www
今朝は、全日本エンデュランス馬術大会の80km競技に参加するクラブオーナーの朝5:00のスタートを見送ったあと、いよいよ時分の競技。馬装をしたあと、すこしだけ馬場で運動をさせて、朝6:00に40kmのトレーニングライドをスタート。今回の40kmのエントリーは、僕を入れて二人しかいない。というわけで、スタートでの駆け引きみたいなのもなくて、もう一人の方がサクッと出発したので、こちらはそのあとをひたすらつい行く感じで第一レグをスタート。中間地点の給水ポイントまでは、そのままで同じペースで到着。
給水後に、先にスタートしていた全日本の参加者らもいたので、後半はそれらは選手を目標に単騎で走り出してみた。途中で、80km/60kmの参加者が後ろから来たので、そこからの彼らについていくことにして、無事に第一レグをほぼ予定時刻に終了。心拍も問題なく落ち着いて、獣医検査もOKだった。
第二レグは、もう一人の40kmの人は、落鉄のトラブルがあったらしく、だいぶ離れてしまったので、単騎でスタート。しかし、前も後ろもまったく他の競技者・馬がいないためか、相方の速歩があまり続かない。だからといって、止まってしまうことはなく、しっかりとした力強い常歩では進んでくれる。どのみち、他の全日本の競技者・馬とかが迫ってくれば、変わるだろうからと、しばらくはゆっくりとしたペースで、無理なことはせずに進めた。
案の定、途中で120kの競技者・馬らが追い越してくれたので、そこからは、再び速歩ペースで進める。給水ポイントからはまたしばらく単騎になったけど、特に問題なく良いペースで進めた。途中で、120kの競技者・馬の人に追いついて、しばらく並走したあと、今度は前にでて下りの経路を進む。途中の舗装路で常歩に落としてゆっくりとペース調整をして、再び彼らが追い越していったので、舗装路が終わったくらいからまたペースアップ。ゴール前で、しばらく常歩で休ませながら、無事にゴール。
心拍も、サクッと下がってくれて、最終の獣医検査。歩様検査は、馬よりもライダーのほうが疲れ気味だった感じだけど、無事にパスして、総走行時間4:10:47,平均時速10.5km/hでの完走となった。
それにしても、今日は朝は涼しかったものの、好天でグングンと気温が上がったこともあり、全日本のほうはとてつもなく過酷な結果となった。120kmは、7人・馬のうち、完走は1人・馬のみ。しかも、カットオフタイムの6分前というギリギリ。しかし、朝の4:00に出発して、夜の18:00過ぎに120kmを11:5:52で完走したライダーと馬は、惜しみない拍手で迎えられた。
その他の、80kmも60kmも、完走はわずかに4/12ずつという、途中失権続出の過酷な競技会だった。また、途中での落鉄、落馬・放馬も数件あったようで、大きな怪我や事故がなかったのが幸いだった感じだ。結果的に、最終の競技者の検査やドービングなどが終わったのは、閉会式がはじまったあとの夜の9時過ぎだった。
そんななか、40kmを無事に完走できたのは、相方の頑張りもあるけど、クルーの皆さんの適切なサポートによるチーム力によるとこが大きい。つくづく、エンデュラスンって、個人競技じゃないよねと感じる1日だった。
第一レグは、うまくアプリで記録がとれたので、コースのトレースを貼っておこう。
一昨日から2泊3日の飯綱高原でのエンデュランス参加も今日で終了。今朝は、ホテルで朝食をとったあと、手分けして馬運車に馬を乗せ、馬房の整理と荷物の積み込み。その後、電車できている仲間を長野の駅まで送り、明野のサニーに戻って、到着した荷物の積み下ろしを手伝い、2時くらいに帰宅。
今回、僕は金曜日の朝に飯綱高原に移動して、金曜、土曜の二日間は、会場近くのホテルに投宿していた。部屋は、sunnyのオーナーのFさんとシェアしていた。Fさんは、1日早い木曜日に馬と一緒に移動して、入厩していた。
この競技会の期間中だけではないけど、とにかくこの間も、常に馬のコンディション管理のために、定期的に飼い付けのために深夜にもホテルから馬房へ行かれていたし、自分の乗馬だけでなく僕や他のメンバの騎乗する馬の運動などもされていたわけだ。
しかも、実際にこの数日は、ほとんどまとまった睡眠もとれていない中でも、自分のコンディションも整えて、80kmの競技にも参加されていた。
もちろん、それが仕事といってしまうのは、簡単だけど、こういうのは仕事に対する責任感というか、愛情がなければとてもできないだろう。仕事だらかできるというものではないことを、つくづく感じた。本当に感謝をいくらしても足りないくらいだ。
いろいろと、Fさんと話しをしていると、やはり基本は最近よくあるアスリートフアーストならぬ、ホースファーストな点かなと思う。馬は生き物だから、人間と同じように時々の状況の組み合わせで、ありとあらゆることが起きうるわけだ。だから、些細なことに如何に早く気付くかや、それらから起こりうることを、推察したり予見したりする知識と経験の蓄積が大きな意味をもつのだろう。
例えば、競技会前の飼い付けの配合や気候、そしてなにより運動量などから、馬房での水の飲む量がとても多いことを知ったけど、こういうのはたまに騎乗だけしてては、なかなか気づかなかった。
ところで、今回のいいとき乗馬エンデュラスン大会では、完走賞の副賞に飯綱高原のメロンやリンドウの花、北海道産の昆布などをいただいた。さらに、参加賞には八幡屋礒五郎 の七味があったり、懇親会ではホクトのきのこセットを頂いたりと、なんだか盛りだくさんだった。しかし、メロンも七味も、キノコも、昆布も、馬が食べれないものばかりなのは、ちょっと相方に申し訳なくて、Rider Firstすぎる。
IEEE802の標準化で活躍している仲間が2名、海外転勤、転職などの異動となることから、今夜は壮行会となった。今日も参加メンバーは、12社から13名という多彩さだ。
中には、すでに転職や異動でIEEEの標準化そのものからは離れている人も参加してくれた。IEEE802の標準化は、年に6回一週間の会議を、海外の様々な場所で行っているので、彼らとは開催地で食事をしたり、戦略的な情報交換や協調戦術をとったりしている。
昔は、こういう交流はあまりなかったのだか、SNSのおかけで会期中はもちろん、それ以外の時でもコミュニケーションが盛んになり、今は年に何回かは日本でも集まる。
互いの会社の標準化の提案などで、細かい点では必ずしも協調できない場合もあるが、基本的には協調しないと標準ができないので、こういうつながりはとても貴重なわけだ。
こういうメンバーから、ぜひ次の国際標準化のリーダシップが育ってくれることを期待したいのだが、結構みなさん年齢は上がってきている。そんなわけで、今後は如何に若手を各社が引きづり込むかが重要かもしれない。
いづれにしても、今後新しい分野に進む、2名の仲間には、引き続き新規分野での活躍を期待するものだ。
いよいよ、最終の書面投票により標準化が完結すると期待していたIEEE802.11aiだが、ここに来て新しいセキュリテイの脆弱性の課題が発見された。これは、11ai固有の問題ではないのだが、解っている課題を放置するわけにはいかない。すでに、対策も明確なのだが、仕様書に盛り込む作業と、それに伴う変更を書面投票に付議するプロセスが再び必要となる。
というわけで、土壇場でおおきな日程変更となる可能性がでてきた。現在、IEEE802.11は、2012年以降のアメンドメントの追加整理と、Sub1Gの11ahが相互に影響を及ぼす日程となっていることから、急遽今夜はチェアミーティングのテレカンにも参加することになった。
今のところ、この課題への修正も出されているので、遅延は最小限になるのだが、会議は最終の承認を行う委員会の日程1スパン分となるので、結局3から6ヶ月は覚悟しないとならない。
それにつけても、セキュリティってやつは....ry)
午前中に世界中で大型プラントや社会インフラのコンサルタントから施工・運用を手がける大手企業と打ち合わせ。
いきなり感心したのは、入構手続きをするとパスと一緒に、災害時の避難経路や注意事項などが書かれたパンフレットを渡されたことだ。この会社では、いままでに海外のプロジェクトにおいて、不慮の事故などにより殉職された職員の方もいらっしゃるので、こういう危機管理意識が高いのだろう。
アメリカなどでは、企業に就職して、はじめての施設などに着任すると、Evacuation programのレクチャーがあるのは普通だ。しかし、こういう来場者にガイドブックを配布して、注意喚起するというのは、僕にははじめてのことだった。
まぁ、どこでもこれがいるか微妙だけど、一つの会社の姿勢が垣間見えるものだった。
今日の午後は日本経済研究センターの依頼で、EverySenseの情報流通経済について講演させていただいた。
さすがに主催者が主催者だけに、オーディエンスは、経営企画畑の方が多く、年齢層も比較的高い。
EverySenseの話は、この前も少し触れたけど、金融系の方の方が飲み込みが早い。なぜならば、それはまさに情報の流通交換市場であり、証券取引所に近いからだろう。
他方、製造業とかITの人と話をすると、どうもインプリな話にフォーカスしすぎてしまうよだ。
講演後の質疑応答も、今日は本質的な部分に触れるものであり、まさにGood Qustion!って感じだった。
早めに上がったので、同行してくれた同僚と、軽くビールで一献。思わず小説ネタで盛り上がった。
午前中は、以前に標準化関係で知り合った知人が、広島の大学に転職されて取り組んでいるIoT関係について意見交換、昨日、今日と続けて広島からお客様なので、ついついカープな話しを聞いてしまう。
午後は、インターネット協会IoT推進委員会 主催の第4回シンポジウムで講演。今日は、PCとプロジェクターの接続にトラブルが出るハプニングがあったけど、講演の順番を入れ替えてもらって、無事に終了。急遽、その後のパネルにも登壇し、なかなかに熱いお話しができた。
今日のシンポジウムは、日比谷公園の中の文化会館だったのだが、シンポジウムに続いて行われた懇親会が8時に終了して、外にでたらビックリ。ニュースなどで話題になったPokémon Go!をしてるいる人が大量にいるのだ。夜の公園に溢れる人と、ほのかなスマホの画面から漏れる淡い光は、なんとも不思議な光景だ。
こういう人の導線がリアルタイムでわかると、それはそれでビジネスチャンスだったりするなぁと...つい思いながら、特急の時間が迫っていたので、足早に公園を通り抜けた。
先週のエンデュランス競技会明けということで、今日は久しぶりに馬場で一鞍。まずは、調馬策で速歩の歩様を確認。とくに問題はないようなので一安心。週中の雨で馬場の状態からあまり放牧時間が取れなかった分、静養にもなったのかしらん。
準備運動のあと、長方形馬場で部分練習をして、最後に3級経路を一回だけ回る。久しぶりの馬場にしては、まぁまぁ納得のできる結果だったので、イメージが壊れないうちに手仕舞いにした。
午後は、すこしのんびりして、昨日の夜に新宿から甲府へかいじ号で移動する時にEveryPostでトレースしたGPSの高度データ等を整理してみた。大月から勝沼の間では、我が家と同じ650mくらいの高度までのぼることを知った。
夕飯のあとは競技会の完走賞でいただいた飯綱高原のメロンは、食べ頃がちょうど今日になっていたので、これを堪能。ふだん、メロンなんて自分では買わないから、これはちょっと嬉しい。相方には、お礼に人参を明日にでも持っていくことにした。
朝、いつもの林道でトレーニング。今日は、いまひとつ速歩してくれない時の忍耐テストをと思っていたら、相方は良い感じに重い。先週の競技会明けもあるので、昨日は短めの馬場練習だけにしたのだが、高湿度のせいかいきなり怠さ満開気味。
それでも、まぁ林道に入ったら、それなりに走り出したので、徹底して速度を抑え気味にして練習。途中で倒木があったので、ここで折り返して林道の入り口に戻る。
ここからが、今日の狙いで再び折り返して林道へ。案の定なかなか速歩が出ないのだが、数回速歩、常歩を繰り返して、なんとか良いペースに。
再び、倒木の場所まで行って戻ってと、三回ほど往復をしたら、さすがに三回目には、こちらの意図を汲んでくれるようになった。
というわけで、今日は人参のプレゼントをして、練習終了。こんなことしてたら、そのうち嫌われるかもと、ちょっと不安になる練習だった。
六本木の地下鉄の駅に、某メーカーのタブレットPCの広告パネルが沢山 ある。エスカレータ横と通路横に、複数種類の大型ポスター広告が、連続して置かれているのだが、これがなかなかに興味深い。
というのは、4種類くらいあるポスターのうち、そのメーカーのタブレットPCの写真があって、明らかにPCの広告と判るのは一枚だけなのだ。他は、それぞれジュエリー、時計、バッグを全面に出したもので、肝心のPCの話しは、コピーの中に社名が入ってるだけだ。パッと見には、それぞれの服飾品の広告に見える。
不思議なのは、ではコラボレーション広告なのかと思うと、ジュエリー、時計、バッグのそれぞれについては、ロゴなどの表示もなく、プレーンなテキストでそれらのブランド名が書かれているだけ。そして、端には明確にに広告主:xxxx とPCメーカーの社名が入っている。
いわば、広告のなかの1素材として、これらの服飾品があるというのが、たぶんスキーム構成なのだろう。しかし、それにしてはあまりにこれらが主体な構図なのだ。(というか、これらしか露出していない)
こういうのは、出稿元と服飾品メーカーとの協業なのか、もしそうだとしたらどういう位置づけなのかとか、ものすごく興味深い。ある種、ゆるやかな連携なのかもしれないけど、これをしかけた広告代理店というかプランナーって、もしかしたら凄い人なの?
大詰めを迎えているIEEE802.11aiの標準化は、今週ワルシャワでの会合は、特に大きな議論はなく、粛々と手続きだけするという予定だった。そのためチェアである私も、セクレタリーであるもうひとりの日本人も参加せず、バイスチェアに任せていた。
ところが、半月ほど前に、PKIのPublic Keyの交換プロセスで、MIMによるセキュリティの脆弱性が見つかり、急遽PKIの取り扱いの協議に入った。基本的には、同じPublick Keyを続けて使用するとMIMによる詐称の可能性があるということだ。もちろん、これはそれなりに高度な攻撃は求められるのだが、コンビュータパワーの進化を考えれば、このような問題を内包した仕様をリリースはできない。
とはいえ、産業界でのインプリや他の仕様リリースとの関係から、大幅な遅延は、なんとしても避けたいという事情もある。
そんなわけで、急遽いくつかのテレカンなどで議論をし、参加していないワルシャワの会合にも、今日の夜は急遽電話で参加した。本来、会議自体は電話での参加・投票権行使はできないのが、議論には参加できるし、Strawpollという非公式投票はできる。
結論からいうと、PKIのハンドリングの機能を一部制約して、仕様から取り除くことで合意となった。
かつて、僕の知り合いの某先生が、PKIついては、かなり辛辣な批判をしていたことがあって、「だからぁ.....PKIなんていうのは....」と語っていた、彼の声が頭のなかで響いた夜だった。
不思議なもので、Root,Inc.の時から、僕の働く環境には、会社の規模に関わらずそこそこの比率で、外国人の仲間がいる。
EverySense Japanも、まだ数名しかスタッフはいないのだが、中国人とドイツ人のエンジニアが働いてくれている。彼らは、シリコンバレーで知り合って、アパートの一部屋を貸してくれているインド人の人が社長を務める会社の社員だ。二人とも、それぞれの母国語以外に、日本語と英語が堪能だ。
今夜は、彼らのボスであるインド人の社長と会食だったのだが、中国人のスタッフも誘って、三人で和食。二人とも日本食が好きなので、気が楽だ。
二次会は、インド人の社長とScotch&cigar。彼とはシリコンバレーのアパートをシェアしているけど結構入れ違いなので、ゆっくりと話をするのは久しぶりだ。
それにしても、普通に仕事の話しや家族の話しをしてると、国籍の差は、二の次になる。これは、まぁ民間の普通の仕事なら当たり前のことだ。いま、政治の世界では国籍な話題が騒がれてるけど、あれとは訳が違う。
一方で、あのケースがどうかは知らないけど、当然ながら国籍が要件とするべき仕事は存在するのも当たり前だろう。この前も、アメリカのベンチャーでロケット開発をしている企業に転職したアメリカ人の知り合いが、国際会議の会場で、一生懸命リクルーティングしていたけど、国籍要件はかなり厳格だった。
まぁ、完全に帰化というか国籍を変更してしまえば、その国の法律のもとに、差異はなくなるわけで、そういう選択肢を持てることは、平和でグローバルな世の中なんだろう。
EverySenseでは、センサーやマシーンなどの様々な情報を、必要な人に提供することでインセンティブとしてポイントを受けるとことができる。この仕組みは、いろいろと難しい点もあって、いままでトライアルでもオープンにしていなかった。
今回、予定していた機能が盛り込まれたので、このポイント交換機能も使えるようになった。実際には、まだ特定の範囲でしか使用していなので、自分も一人のテスターとして。いろいろとデータの提供、取得をしていたのだが、いよいよ他の財への交換ができるとなると、なんか微妙な感覚がある。
いままで、まったく意識されていなかった情報そのものが、直接に兌換可能な経済的な財になるというのは、世界でも例がないのだけど、自分で実験していても、リアルなんだかバーチャルなんだか、つかみどころのない感じがある。
僕は、まあ運用者なので交換しないけど、なんか位置情報とかを送って、それの対価がもらえるというのは、やはり交換までやってみたくなるなぁ。
今朝は、健康診断。さすがに、昨夜は食事を9時までだったので、ちょっと空腹感が大きい。
しかし、問診の時に、腹部とかを触診されるのだけど、この前のエンデュランス競技会での馬体検査を思い出してしまった。
馬の場合も、獣医さんがかるく体のいろいろなところを押して、反応をみたり、聴診器で腸音を確認したりするのだけど、まさにそれと同じようなことをしてもらう。
というわけで、なんだが気分は、VetCheckされている馬って感じ。さすがに、歩様検査はないけど...
結果的には、胃のレントゲンとかは、すぐにわからないけど、血圧も心電図もとくに問題なさそうだった。
それにしても、ほんとうにWPWは観察されなくなってしまった....
午前中は、明野のSunnyで一鞍。今日も、馬場で経路の練習。それにしても、一つに気にしだすと他を忘れる自分がちょっと悲しい。
帰り道に、いくつかのPokémon Go!のジムに寄ってみる。田舎は、Poké Stopがないから大変だし、ある種の格差だという意見もある。しかし、逆に田舎のジムは、なかなかに魅力的だったりする。
なにしろ、普段は人が来ないようなとこだったりすると、ジムに置いたらかなり長い時間ポジションがキープされる。家の近くに置いた一匹なんて、その後ジムレベルが上がったこともあって、かれこれ二週間くらい毎日ポケコインのボーナスを届けてくれる。
もう、ちょっとした観光地の奥とかだったりすると、日曜日の夕方にでも置こうものなら、かなりの確率で次の週末までは生存するだろう。季節性の高い観光地なんて、もしかしたら繁忙期の終わりに置いたら、次のシーズンまでい続けるかもしれない。
というわけで、田舎では田舎なりに遊べるようだ。
お彼岸の入りは明日だけど、今日から出張なので、会社から成田に行く前に、後楽園を回って墓参り。それにしても、来月には一周忌ということで、なんだかあっという間だったな...
お寺のある小石川から上野に出るのには、都バスの上野公園行きがちょどお寺の近くにバス停があって便利なので、バスで移動。このバスは、後楽園から一旦春日の方向に戻って、本郷弥生から根津へと抜けて、不忍通りから池之端の上野公園の端が終点。さて、お昼はと考えたら、終点の停車場の真前に伊豆栄があることに気づいて、迷わず鰻で腹ごしらえ。さすがに、シルバーウィーク&お彼岸前ということで、そこそこに並んでいたけど、15分くらい待ちだった。ここは、一人でも相席じゃなくて座敷に通してくれるので、落ち着いて食べれる。
しかし、待ってる間道路の反対の上野公園を見ると本当にすごい人数がスマホ片手に歩いている。実際に、噂には聞いていたけど、もうコイキングだらけ。ここにいたら、あっという間にギャラドスになりそうだ。
でも、このことをちょとSNSに書いたら、マナーが悪すぎでPokémon Go!が今日から全面禁止になるというニュースを、知り合いが教えてくれた。ただ、少なくとも今日の光景は、どうみても浸透してないな。
食事のあと、上野なら成田に移動して、順調にチェックインと思ったら...ESTAが有効期限切れなことが発覚。急遽、カウンター横のサービスデスクで、オンラインチェックイン。しかし、インターネット回線が遅すぎるのと、タブレトの操作が慣れないので、余裕で来たはずなのにラウンジに行く時間がなくなってしまった。まぁ、そのあと整備遅延で出発が遅れたので、買い物はできた。
サンノゼについて、ターミナルの外でUberを呼ぼうとおもって、歩いていたら当地勤務の前職の時の同僚にバッタリ。同じ便で、元同僚が到着するので、ピックアップに来たということで、しばらく待って挨拶だけ交わして、別れる。
それにしても、こちらだと出没するPokémonが、微妙に日本と違う。残念ながら、新種はまだGetしていないけど、夕方ミツワに行ったらピカチュウがいたので、とりあえずGet。そういえば、ピカチュウは、みんなアメリカで捕まえてる。まぁ、そんなにレアじゃないらしいけど....
今回の出張中にケンタロウスが捕まると嬉しいかも。
開発中の新しいハードウェアの外装設計、機構設計を担当している工業デザイナチームと打ち合わせ。エンドユーザーのユースケースシナリオが、しっかりと共有されているので、色彩とかイメージのコンセプトがぶれてないのがありがたい。
むしろ、僕のほうに欲がでて、あのドメインでも使いたいとなると...なんて考えてしまうと、デザインコンセプトがまとまらなくなることを痛感して、反省しきり。
昼は、アパート近くの博多ラーメン。なんだか、ここ最近日本人の客がえらく増えてるなぁと思ったら、やはり駐在の増員をしている企業が多いらしい。
夜は、某省からサンフランシスコ領事館に着任された領事の方と会食。彼とは昨年元の部署の時にお会いしていたのだが、領事館に異動されたことはキャッチアップしていなかった。たまたま、EverySenseのこちらのパートナーが別件でお会いした時に、わたしと面識があるとのことで、今日の会食となった。
霞ヶ関の人で、在外領事館や大使館に異動された経験のある人は、何人か知り合いがいるので、たまにアタッシュ時代の話しなど聞くけど、皆さん結構苦労話は多いよね。
午前中に二つのミーティングとランチ。ロイヤーとのミーティングは、いつもながら要件整理が明確で、時間効率が良い。
それにしても、どうも今回は時差調整がうまく行ってなくて、体内時計が狂ったままで、頭痛が抜けない。そんなこともあり、午後は部屋でゆっくりと事務仕事。
夜は、当地の知人が日曜日に自らが潜って獲ってきたアワビを持ってきてくれて、アワビパーティ。しかも、ジャパンタウンのお寿司屋さんで腕をふるっている熊本出身のシェフが、酢飯なども持ってきてくれて、その場で握りや肝まで振舞ってくれた。
こちらで世話になっているパートナー達は、本職が漁師なんじゃないのというくらい、アワビ、伊勢海老、ウニなんかを潜って獲ってくる。日本でいう入漁券のようなものを買って、漁をするそうで、捕獲して良い数や大きさなどが、かなり厳密に管理され、乱獲、密漁を防いでるそうだ。
それにしても、いつもより身が小さいとか言ってるけど、日本のアワビと比べたら、とんでもなく大きい。
今日は、アワビの他に、ダウンタウンで新鮮なオイスターを取り扱う店があるそうで、そこで買ってきたクマモトも沢山。いや、じつに幸せな夕食だった。
サンノゼに出張している間は、昼食や夕食がどうしても偏る傾向にあるので、日本では平日は食べてない朝食を、毎日しっかり食べるようにしている。 とはいえ、外食では意味がないので、自炊で和な朝食で、味噌汁、漬物、焼き魚などにしている。
というわけで、朝は出汁をひいて、味噌汁作って....とキッチンにいるのだが、これが実はとてもストレスが溜まってしまう。何がストレスの原因かは判っているし、その解決方法もステンレスとか鉄とかでなんとかなることも把握している。
原因と解決方法が自明なら、とっとと解決しろよ自分と思いながら、なんとか誤魔化してきたのだが、今日ついに我慢しきれなくなったので、解決に向けて行動開始。
まずは、大好きなWilliams sonomaに出かけて、ソリューションツールを物色したのだが、いまひとつなものしかない。やはり、日本人のストレス解消には、日本製品かということで、ミツワに回ったら、それなりに納得できるツールがあったので、これを購入。早速、アパートに戻って、試用したら一気にストレスが解消した。
いやー、本当に切れない包丁を使うのは、ストレス以外の何物でもない。普通に切れる包丁を入手できたので、やっとストレスが断ち切れた。
やっぱし、ストレスはステンレスで断ち切らないとね...
すっきりしたので、元同僚との夜の会食も十分に心落ち着いて楽しめた。
午前中、当地の某スタートアップを訪問。実はこの会社へは、知っているCVCが投資しているので、名前は前から聞いていた。ところが、そっちの関係者からヒアリングした限りでは、コアコンピタンスがいまひとつ見えなくて、それなりの大きな資金調達に成功しているが羨ましいと同時に、なんでできちゃうんだろうと思っていた。
たまたま、日本で別なVCというかアクセラレータの方にお会いしたら、そちらもこの会社に投資していて、EverySenseとの協業性があるので、会ってみたらと紹介してくれた。こちらは、さすがに名高いアクセラレータなので、この会社のコアコンピタンスを的確に説明してくれて、確かに協業性があることもすぐに判った。
同じ日本からの投資でも、投資先の技術のコアコンピタンスやその可能性に対する理解というか把握のレベルが、まったく違っているわけだ。こういのうは、なんだろうと思ったら、やはりCVCというのが原因なのかとつくづく思ったわけだ。独立系のアクセラレータやVCは、純投資として逃げ道がないから、自分たちが専門家でなかったら、専門家に話を聞くなどして、テクニカルなデューデリをしっかりしている。一方、CVCの場合には、どうも事業シナジーという言葉に逃げ道があるから、そういうデューデリのシビアさがないのかもしれない。しかし、その後ろにいる事業部門は事業部門で、協業効果がない時に、CVCが出資しているのでという言い訳をするわけだから、これはかなりお寒いことになる。
たまたま、月曜日にお会いした某省からのアタッシュの方と話しをしていた時に、「CVCっていうのは、CVCそのものが目的化しているように見える」と言われていたけど、まさにそうなのだろう。
というわけで、話しが???になった事の犯人分かっちゃったんですけど...(ちと、これ古いな...でも、あのシリーズ面白かったよね...)
午後、今週二回目のインダストリーデザイナーと打ち合わせ。前回の打ち合わせで、出した幾つかのリクエストをレンダリングに反映してもらって、さらに詳細の詰めを行った。
いま、二つのデザインを進めてるのだが、そのうちの一つは、機能的には良いのだけど、いまひとつデザインとして感じるものがなくて、腑に落ちていなかった。
コンセプトレンダリングは、全部綺麗にシンメトリックなデザイン。僕も、シンプルな機能美が好きだから、基本的にシンメトリックなものは、嫌いではない。
でも、なんか面白みに欠けるというか、訴えてくるものがなくて、いまひとつ僕は乗れなかった。そこで、「全部シンメトリックだよねー、いっそアシンメトリックというかカオスな感じにして、イメージ壊してみる?」って、一言勇気を出して言ってみた。
たった、この一言だけで、一気にデザイナーチームも「えっ、いいの?」って感じで、楽しい顔つきになった。こうなると、さっと話しが広がって、絵はなくても最終形の脳内イメージが一気に共有化された。
閃きは、言葉にして発さないとダメなんだね。
サンノゼにいると、どうも頭が固くて固定的ななのでイライラしてくる。あまりに頭が回らないから、適応できる範囲が限られている。このためどうしても、隅の方にこびりついて気になるとこが、クリアできなかったりする。また、なんというか痒いとこにに手が届かないというか、表面的なとこにしか集中できないのが辛い。
というわけで、なんとかこの固い頭を柔軟にしようと前から思っていたのだが、ついに昨日断行したら、今朝はいきなりスッキリした。
昨日の午後、近くのホームセンターで、たくさん並んでる中から、お安い一つを選んで購入し、自分で頭のすげ替えをしたのだ。作業自体は、いたって簡単で、あっというまに固定ヘッドから日本でもおなじみの手持ち型にシャワーヘッドの交換ができた。これで、バスタブの掃除も、体の裏側のボディソープのすすぎ忘れもなくて、快適だ。
すっきりしたので、今日はドキュメント用の図版の執筆がとても気持ちよく進んだ。夜は、当地のパートナーと、キャンベルにあるオイスタレストランで一献。そのあと、LosGatos近くのアウトドアキャピン的なパブでバーポンを一杯いただいて帰宅。あースッキリした。
朝は、久しぶりにHalfMoonBayで、Beach Ride。さすがに最近は、浜辺で駆足しても、頭の中で暴れん坊将軍のテーマは鳴り響かなくなった。
一旦、アパートに戻って、着替えたあと、知人と遅めの昼食。アパートの近くにあるBill’s Cafeという店は、とにかくいつも駐車場が一杯な状態で混んでいる。そんなわけで、一度は行ってみようとおもっていたけど、なかなかに機会がなかったのだが、今日は念願がかなった。
メニューは、なんのことはなく、アメリカの典型的な朝食屋さんで、各種のオムレツ、ワッフル、パンケーキなどが並んでいる。メニューだけみると、平日もとにくか駐車場が一杯なのは、リーズナブルな価格という理由ではなくて、豊富なメニューということなのか。
今日は、週末なので遅めのブランチな人も多いようだけど、朝から3時までしか開いていない店っていうのも、日本では珍しい類かな。
午後は、昨日に続いてユーザードキュメント用のポンチ書き。やはり、絵にすると色々と整理できるとともに、課題も見えて来る。
朝、洗濯などをして部屋を片付けて、パートナー宅に車を返却。パートナーの奥様に空港まで送ってもらい、予定どおり帰国便に。
それにしても、この一週間、アメリカのテレビは、東側で起きた二つの警察官による黒人射殺事件と、それに対する抗議デモ話しが圧倒的に多かった。そして、抗議活動のなかで、またしても怪我人も出たし、さらにはワシントンでも銃の乱射事件まで発生している。
こういうニュースは、日本のネットニュースなどでは、まったくと言って良いほど報道されていない。もっとも、日本で起きている社会面なニュースも、ほとんどこちらでは報道されないので、まぁニュースのローカル性はそんなもんかなとも思う。
いまのアパートは、先々月からCATVの契約をしたので、CATVが楽しめるのだが、なにしろ膨大なチャンネルがあって、それぞれが専門化している。このため、当たり前だけど、自分が選択しなかったカテゴリーの情報は、まったく入ってこない。
日本の地上波だと、NHKも民放も、それぞれにニュース、ドラマ、バラエティなどがバラエティ豊かに構成されているので、望むと望まないと範囲の広い情報が降ってくる。とうぜん、民放の場合には、CMも実に多様だ。
でも、こっちでCNNとか見てると、圧倒的に医療保険やら不動産やらのCMばかりで、消費財やお菓子のCMなんかは出てこない。逆に、ドラマのチャンネルとかだと、そっち系が多い。
そんなわけで、デマンドベースだと、圧倒的にTVからの情報は、狭いものなって、引きこもり的になる。結果的に、個々人は自分の好みの世界の情報だけに浸かり、接している情報の個人差が生じて、あるい意味格差になるかもしれない。
僕は、昔からなんでもかんでも、デマンドぺースというのは、怖いなと思っていたけど、今回は、それを実感する滞在だった。
午後、無事に成田に帰国。シルバーウィークの関係なのか搭乗便も成田もかなりの混雑。成田から事務所にそのまま移動して、日欧共同研究のテレカン。
テレカン終了後、ちょうど新宿にいた知り合いらと会食して帰宅。それにしても、今回の出張は、行きはどうも時差調整ができてなくて、週の真ん中くらいまで体内時計がうまくあっていなかった。ところが、まぁ後半は、普通に米国時間が生活していたのだが、帰国した今日はあまり時差ボケを感じない。
そんなわけで、いつもなら時差ボケ解消にアルコールに走るのだが、今夜は、あまり飲まずに帰宅して、けっこうサクッと就寝。歳のせいか最近は時差ボケも忘れるのかもしれない。
とあるコンソーシアムの方から、スマホなどのアプリの収益モデルの難しさを聞いた。スマートフォンの普及とSDKなどの開発サポートの充実で、小洒落たアプリの開発が、飛躍的に身近になって、開発者の層が広がった。
しかし、若い人が、ユニークなアイデアで、アプリ開発しても、その収益モデルが、なかなかに成り立たないらしい。 所謂、有料アプリとして、アプリそのものを有料ダンロードしてもらうというのは、ある意味では王道なのだが、今はそれができるものはとても限られているそうだ。確かに、僕も有料アプリは、全くといって良いくらいインストールしていない。
では、無償アプリはどうやってビジネスするのかというと、ゲームのようなアプリ内課金か、ダウンロード数を稼いで、コミュニティをつくり、そこへの広告媒介というパターンだそうだ。
このあたりは、僕はあまりに詳しくなかったのだが、言われて見ればなんとなく判らなくもない。悪貨は良貨を駆逐するというわけじゃないが、ソフトウェァの開発コストが下がって、しかもディストリュビューションプラットホームもあるとなると、他者の良いものに真似した模倣品を無償で提供する輩がいて、そっちのほうが知名度が上だったり広告連動が強かったりすると、かなり厳しい世界になるのかもしれない。
なんか、かつてのiModeと勝手サイト勃興期の話しを思い出すな。
来月に開催されてるとある会議のパネルに登壇するのだが、そのパネリストによる打ち合わせが主催者の事務所で行われた。
講演やらパネルやらには、年になんどか登壇するとけれど、調整卓とのつなぎこみまで含めて、当日以外のリハーサルでガッツリ確認するのは、あまり経験がない。
しかし、主催者と会議の概要、規模からすると、納得のいく体制と準備だなと感心させられた。
なんでもそうだけど、事前に脳内シミュレーションして、準備をすることは、つくづく大事だと思うのだが、国際会議とかでもあまり練習してないなという発表にはよくお目にかかる。あの、パワポに書いてあることを、淡々と読み上げられるとパターンは、聴衆としては結構辛いものがある。
最近は、事業紹介をするのに、パワポとプリントアウトを用意するのだが、その相手によっては、あえてこれらを使わないことも最近は多い。これらを使わずに、口頭だったりホワイトポードだったりで、説明するほうが伝わる相手もいるからだ。とくに、相手がある程度の業界やら技術やらで通じあえるレベルの場合には、圧倒的にアドリブベースの方が早い。
そういえば、今日のこのリハーサルの前に訪問した、某ISP老舗の会長さんには、口頭ベースで説明をしたのだが、それなりに核心をついた質問をされたので、伝わるべきことは伝わった。
もっとも、アドリブといっても、脳内リハーサルは必要なことは変わらない。
今日は、EU-Japanの共同研究の実験で、赤城山の麓にある電力中央研究所の赤城試験センターを訪問。ここには、この研究プロジェクトの開始直前にワークショップでお伺いし、設備の見学をさせていただいているけど、今回は施設の中を一部お借りしての実験。
先行するメンバーは、昨日の昼から現地入りしており、私は今朝の新幹線で高崎経由で前橋から到着。敷地内の電柱に、専属の工事会社の方が高所作業車を使って、実験設備を取り付けてくれる。幸いに、雨もやんで一通りの設備の準備が出来た段階で、実験スタート。
三つのチームで並行して異なる実験をしたのだが、僕らは僕を筆頭に高齢者四人のチーム。リーダである大学教授が一番お若い。だからというわけじゃないけど、たまたまこの先生がデータの記録係という、おそろしく高コストな学生実験のような様相を呈していた。
無事に実験が終了したあと、施設内の寮で食事をしながら、今週行われた他の実験の成果報告や今後の予定を打ち合わせ。それにしても、バス、キッチン付きの素敵な個室に、浴衣やタオルまで用意された寮が、とても格安な価格で宿泊できるのは、びっくり。
こういうのをみると、やはり社会インフラを担う会社が、その設備維持のために要する費用が大きくなるのも判る気がする。大昔、電力関係の設備の仕事に関係したこともあるので、なんとなく電力設備には愛着があるので、なんだか嬉しい場所ではある。
実験終了後に、暮れなずむ赤城山麓からは、遠く関東平野の夜景が綺麗に見渡せた。
ちょっとしたことから、同僚の猫と犬のマーケティング論を御拝聴。曰く、犬好きの人は、犬種にこだわりが明確にあるので、マーケティングとしては、セグメントというかターゲットを絞りやすい。
これに対して、猫好きの人は、猫種(っていうのか?)に関わらず、猫が好きな人が多いので、マーケティング的な絞り込みが難しい。
言われてみると、確かにそのとおりで、僕は犬好きだけど、好きな犬種があるし、それを言える。また、結構多くの人が、犬種はそこそこの数を知っているだろう。
一方で、猫はというと、三毛、黒、白、茶、茶トラ、ブチみたいな感じで、ペルシャ猫とかチンチラみたない明確な種類ってあまり知らない。
そもそも、野良比率も猫って高いよね....というのもあるけど、その辺りは、また今度聞いてみよう。