日・欧共同研究プロジェクト RAPID-5Gも、3年のプロジェクト期間の最終年を迎えて、その成果発表のフェーズに入ってきた。
欧州チームが、ワルシャワ市内のショッピングモールで、研究成果のデモを行うため、その準備に参加。Wi-Fi、LTE 、5Gを組み合わせたヘテロジニアスサービスのデモと、60GHz帯域を使った超高速なホットスポットでの高画質動画提供の二つが行われる。今回は、ヘテロジニアスサービスを実現するための上位層の仕組みを欧州チームに提供しているために、日本からは分担者である僕が確認のために立ち会っている。
日本チームは、来月に別な大きなデモをするのだが、それぞれに独自性があって面白い。今回、僕のほうで最初に提供した仕組みに対して、欧州チームが一部機能追加の要請があり対応はしたのだが、そんなの本当に必要なのかしらと思っていた。でも、実際のデモシナリオを見せてもらったら、確かにその追加機能が必要なことが納得できた。
彼らは、デモのためのダッシュボード的なアプリも用意していて、それはなかなかにシンプルで判りやすい。こういう、デモシナリオとかそれを見やすくするダッシュポードを用意するのが、欧米の人は上手だなと思う。この辺りは、日本でもちょっと揃えたいとこではある。
今日は、こちらの提供したパートは全て順調に動いているとこまで確認したのだが、全体としてはまだ積み残しがあるので、明日も朝から集合することにして解散。
夕方、ホテルに戻って、遅れている某機関への原稿の加筆をしていたら、夕飯抜きになってしまった。やれやれ。