今日は、せっかくの週末なので古都のクラクフまで出かけることにした。クラクフからは、近くのヴィエリチカ岩塩坑やアウシュッビッツも観光地としてはあるのだが、とても日帰りでは厳しいので、ゆったりとクラクフのダウンタウンだけを散策することにした。
ワルシャワ中央駅から9時に「世界の車窓から」のオープニングテーマと石丸さんのナレーションを脳内再生しながらスタート、2時間半でクラクフに到着。途中の風景は、小麦などの農地と松林がちらほら見える感じ。
歩いて中央広場あたりまで来たらいきなりの雨。しばし、軒先で雨宿りしていたら、すぐに小ぶりになって陽がさして来たので、いそいでヴァヴェル城まで行って、まずはチケットを購入。しかし、チケット売り場に待っている間にも、また一雨。傘もカッパもなかったけど、通り雨的なのと、湿度も低いので問題無し。
時間の関係で、先に地下の遺跡、竜の洞窟などを見学して、ビールとホッドドックで一休みしたあと、王宮などを見学。帰りは、中央広場から街中を散策して、夕方の列車でワルシャワに戻る。
帰りの列車は、往路に比べたら1000円くらい高いのだけど、簡単なミールがついてきた。超スモールポーションなので、お腹は膨れないけど、それなりに綺麗な盛り付けで、なんとなく落ち着く。一緒に提供された小さなプラスティックの入れ物は、プッチンウエットティッシュ。真ん中の部分を指で押すと、ウエットティッシュがじわりと浮き上がってくる。こういうの、なんか欧州の人は好きだよね...
帰りも車窓の景色は変わらないので、持って来た文庫本が読了してしまった。しかし、たまたま平積みで買った「鹿の王」は、岩塩坑が出てくるし、狼やトナカイが生息する雪の降る地域が舞台。ファンタジーだげど、なんとなくこの地域にマッチングしてる偶然が面白い。