昨日から参加しているIEEE802.11 Plenaryは、フロリダ州オーランドのカリブロイヤルというホテルのコンベンションセンターで開催されている。ここでの開催は、2013年3月以来で、その前の2010年3月を入れて、三度目になる。
2010年3月の時には、僕らの提案が可決されて、FIA Study Groupの設置承認がされ、その時に仮チェアに任命されてから昨年末の正式出版までの長い道のりがスタートしたわけだ。
また、2013年3月の時は、いま一番ホットな11axが、HEW SGとして設置承認された場所でもある。加えて、その時には、日本で行ったFILSの実証実験のビデオを発表して、大きな評価を得た場所でもある。ついでに言うと、この過去2回は、3月で僕の誕生日に重なっていたりした。
今回は、11aiのバイスチェアを務めた僕の元同僚がWNGという新規案件の提案の会議で提案発表をし、僕も共著しているのだが、また少し動きがあった。一つは、発表の後に某大手の人が興味をもってコンタクトしてきたことだ。そして、もうひとつは、WGのベテランオフィサーが、提案に対してのメンタリングを名乗り出てくれて、個別のミーティングをしたことだ。彼女は、実は後に802.11aiとなる僕らの提案に対し、2010年にとても的確アドバイスをくれて、それがきっかけで一気に賛同者が増えたという実績がある。彼女も僕も、そのことをよく覚えてるから、あの時のことはこうだったよねと言いながら打ち合わせを始めた。
この流れは、過去の経験から言うと、かなり良い傾向なので、再び日本からの提案による寄与が進む予感がする。
今夜は、日本とのテレカンが複数あるので、部屋でハンバーガーを食べて夕食は終了。