参加しているIEEE802.11で、水曜日は恒例のMid-week Plenary。今日は、IMT--2020への寄与の仕方について、とある動議が出された。動議の提案者は、かなりアクティブでタスクグループのオフィサーも務めていたが、ここ数年はあまり参加できてない人だった。
WGのチェアは、普通にルールに基づいて、アジェンダに彼の発表を入れて、きっちりと動議事項として示し、発表につづいて質疑がそれなりに行われた。ところが、いざ採決(Question Call)となったら、彼が投票権を有していないことがWGチェアから指摘された。このままだと、動議は出せないよというわけだ。
おいおい、このタイミングでこれ指摘するかよって感じだけど、まぁそこはバイスチェアが発議者になることで、無事に議事は進行した。
さらに、その後のディベートの時に、フロアーの意見に対して、元の提案者がついつい意見を言いたがるのだが、そのたびにWGチェアがすでにQuetion Callされているから、フロアにしか発言権がないことを指摘して、彼の発言を止めることが何度もあった。
これらの一連の運営は、まったくチェアが正しいのだが、ある意味なんだか元の発議者が徹底していじられてる感があって、あまりにおかしかった。
実は、この背景には、この提案がすでにWGやECで決めたことを、ぶり返しする性質だからというのが多分にあったかもしれない。
それにしても、一連の議事運営をみてると、ああいう時のチェアって、楽しそうだなやっぱしと思ってしまった。
夜は、Orlandに住んでる友達と、ダウンタウンでディナー。相変わらずおかしなやつだ。