今までの経験が通じない台風ってことらしいけど、どうやらその通りらしい。まったく、進行方向も違うけど、気圧もしっかりと低いまま、通過していったようだ。
昨日も今日も、青空が出て汗ばむかと思ったら、急に大粒の雨がふるという、なんとも不思議な天気だ。そんなわけで、昨日も今日も、馬房のお掃除をして、騎乗はなし。
今日は、午後から晴れ間の間に庭の草刈りをして、そのあと畑の草刈りもと思ったら、また雨が降り出してしまったので、畑はまた来週ということに。
内分泌療法とIMRTによる放射線治療という方針にしたがって、放射線腫瘍科での診察を受けたのは一月末で、最初のキッカケとなった人間ドックからは、すでに3ヶ月半が経過した頃になる。
内分泌療法は、当初のホルモン薬の錠剤に加えて、一月最初に皮下注射による投薬を始めたのだが、その時点での PSAは386ng/mlで、当初の1300超えと比較すると、一定の効果が確認はされたわけだけど、まだまだ検診などでの閾値である4ng/mlと比べても、残念ながら100倍の高さだった。
果たして、ホルモン療法が自分の場合に有効なのかという不安が心を過ぎるけど、とにもかくにも放射線治療への準備を進めるために、診察で一連の予定や制約事項などをレクチャーされた。
放射線治療に向けては、治療前にいくつかのステップを踏むことになる。
一つ目は。MRIにより飲水後に膀胱に尿が貯まるまでの時間などを計測する。
二つ目は、前立腺の位置を捉えるための金のマーカーを入れるもので、これは入院を伴う。
この二つのあと、直腸の状態を保つために整腸剤などの投薬をスタートする。
そして、三つ目は、二日間にわたりCTを用いて、前立腺や膀胱の状態を測定し、放射線の照射範囲などを計画することとなる。
これらの準備的な医療行為を行った上で、最終的な放射線治療は、1日1回、週5日、全39回を、5月22日から開始することとなった。
放射線治療というと、頭髪が抜けるとか、いろいろな副作用のイメージがあるが、説明によるとIMRTという強度変調放射線治療は、かなり副作用が少ないとのことだ。
いづれにしても、一連の準備のはじまる四月中旬から放射線治療の終わる七月初旬までは、海外は勿論のこと東京からも離れられないわけだ。とはいえ、それまでもその間も、運動や飲食に大きな制約はなく、普通の生活が送れるというのは、ある意味とてもありがたいと思ったわけだ。
もし、これから治療を受ける人がいたら、それなりに準備も時間がかかることは認識しておくことが重要だ。