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2018-09-01 カリブ海

_ [] カリブ海

  週末なのでのんびり。同行しているみなさんと旧市街の城壁の内側を散策。街の作りは、本当に地中海沿岸部なイメージで、飛び交う言葉はスペイン語。

  地元の銀行が主催する簡単な博物館で、短いビデオ解説を見たのだが、海から連なる低湿地帯にうまく運河と土手を築くことで、最初の集落が形成されていった様子がわかる。やはり、水を制することが、重要なんだなあと。

  途中の広場にあったイタアリアンで昼食のあと、カリブ海の見える城塞の外壁を少し歩く。キーウェストまでは南下したことがあるけど、カリブ海の南側は初めてなので、南カリブ海をみるのも初めて。

  そういえば、地中海は日本から見とる短波の伝搬が難しいエリアで、そこに独立した国や地域が沢山あるので、アマチュア無線の世界では、なかなかに貴重なエリアだったことを思い出した。

  あまりの日差しの強さに、昼過ぎはの時間帯は、街全体がシエスタな感じで、頭にフルーツを乗せて民族衣装でポーズをとるおばさん達もおやすみモード。

  部屋に戻って、体を休めて、夜はホテル近くの魚系のレストラン。本当に、すこしずつ体が癒されているのを感じる。まだ、炎症の痛みが消えないけど、自分の体と会話してる感覚がとても研ぎ覚まされつつある。もう少しだな。

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2018-09-02 ボゴタ

_ [][仕事] ボゴタ

  当初の予定を1日繰り上げて、昼の便でコロンビアの首都であるボゴタに移動。ここは、標高が2600m近くある高地なので、カルタヘナとは違って肌寒いくらい。

  日程の変更は、ちょっとチケットの種別の関係で不安があったのだが、今日ボゴタ空港のチケットオフィスの話によると、こちらのリクエストで通りそう。

  空港横のホテルに投宿したあと、夜はダウンタウンに移動して、当地に赴任している関係者の方々と食事。まったく、想定していなかったのだが、ANDICOM2018のために来ていたファンドの二人の方は、ともにここ数年の間にいろいろと打ち合わせした人だった。

  今日の午後から、膀胱炎の痛みがかなり緩和されて、本当に楽になって来た。この1週間、本当に自分の体の中の声を聴きながらケアをしている感が強いのだが、やっとトンネルの先が見えて来た。

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_ [Health] バルブコントロール 闘病シリーズ No.13

  IMRTによる放射線治療の2日目は、初日とまったく同じ時間に排尿し、飲水し、病院に到着し、着替えて照射室に入ったのだが、みるみるうちに尿意が膨らんで行く。そして、CTの結果、膀胱が計画よりも大きすぎる状態にあることが判明。

  そこで、医師から少しだけ排尿することが出来るかとの質問。自信はなかったけど、なんとなく出来そうな気がしたので、やって見たら出来た。この結果、再度CTで確認したら、ちょうど良い状態となったとのことで、無事に一度目の照射を終了。

  ところが、今度は二度目の照射がなかなか始まらない。その間にもどんどん膀胱が膨らんで、激しい尿意と戦うことになってしまった。しばらくして、ようやく二度目の照射が行われ、照射終了した時には、もう限界でトイレに駆け込むことに。

  先生の説明によると、二度目の照射の時の確認で、前立腺が動いてしまい、なかなかロックオン出来なかったとのこと。どうも、寝てしまうと筋肉が弛緩して動いてしまうらしい。

 そして、3日目も再び尿が溜まりすぎということで、部分的排尿ということになった。幸いに僕の場合前立腺の摘出をしていないので、こういうことがしやすいようだけど、外科的処置で摘出とかしている人は、こうはいかないらしい。

  それにしても、毎朝同じ時間に起きて、同じ朝食を摂って、同じような水分摂取をして、同じ時間に排尿して、同じ時間に同じ種類の水を飲んでいるのに、気温などの関係で同じ結果にはならないのが、人の体の不思議なことだ。

  結局、このあと何回かの試行錯誤がはじまることになった。でも、僕は自分でバルブコントロールができることがわかって、これってやはりIoTでなんかできる?

  IMRTの開始にあたりPSAの検査をしたところ、ついに0.77と1を下回ったことで、少し精神的に楽になった。


2018-09-03 Bogota to Boston

_ [] Bogota to Boston

  昼過ぎのフライトで、コロンビアのBogotaからBostonに移動。AviancaのCAさん、今度はちゃんと英語が話せる人だった。5時間ちょっとのフライトは、予定通りにボストンに夜9時過ぎに到着。日本から直接Boston入りしたメンバーと空港にあるホテルで合流。

  さてさて、ポストンに最後に来たのは、いつだったか思い出せない。初めて来たのは、スペクトラム拡散のチップを開発しようというシンジケートの打ち合わせで、1993年頃に来たけど、そのあとITU-D関係でもう一度来たのは、2000年より前だったはずなので、20年ぶりくらいだろうか。

  コロンビアではバスタブがなかったので、久しぶりにバスタブにお湯をはって入浴。とてもリラックスして、飛行機のなかでも睡眠をとったのに、再び睡眠......と思ったのは幻だった。

  メールやらメッセンジャーやらスカイプやらで、日本とのやりとりが同時並行的に多発して、なんだかんだ明け方まで起きてることになってしまった。

  しかし、なんで日本語の文章とかを整理して解読できない人が多いんだろう。いたずらに文章をつまみ食いするから混乱するのになぁ....と思うこと多々。 疲れた....


2018-09-04 スープは冷めいないうちにね

_ [仕事][] スープは冷めいないうちにね

  朝は、久しぶりにIEEE802.11関係のテレカンだったのだか、ちょうど移動と打ち合わせが被ってしまい、肝心なところが参加できなかった。そのあと、関連会社の取り扱っている気象センサーの関係で、ボストン市内から車で1時間ちょっとの場所にあるメーカーで打ち合わせ。R&D部門の人たちが五人もでてきて、それぞれのパートで行った様々な実験結果などを発表。なんだか、学生の研究発表みたいで、ちょっとツッコミどころ満載なのもあったりして、それはそれで楽しい。プロダクトラインへの展開を含めたラップアップをして、夕方にホテルに戻る。

  夜は、ボストンにながくすんでいる知人も一緒に、ハーバーサイドでシーフード。落ち着いて食事をと思っていたら、やたらメッセージが。日本でのテレカン開催をスタッフに指示していたのに、トラブルで開催できなかったらしく、結局はスマホでこちらから開催。便利なんだか、不便なんだか...

  テレカンスタートを確認したので、テーブルに戻ったら、せっかくオーダした名物のクラムチャウダーが冷めていた....orz. それでも、メインのロブスターには間に合ったので、しっかりと夜景を遠くにみながらロブスターを堪能。

  食事のあとホテルにもどって、再び日本とのWEB会議。今日は、朝も夜もWeb会議の時間が、まったく噛み合わなかった。WEB会議のスケジュールがある時は、スープのオーダはしないことにしようと心に誓った。

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2018-09-05 An incredible experience with professional photographer

_ [][仕事][MISC] An incredible experience with professional photographer

  午前中は、またしても体調が今ひとつだったので、少しゆっくりめに起床。出張中も運動をするつもりで、ウェアなどを持参しているのだが、今回はまったく使えていない。しかたないので、運動不足にならないように、昼飯がてらボストンのダウンタウンを散歩。

  夕方からボストン在住の知り合いのカメラマンRyuji Suzuki@Beaupixのスタジオへ。今回、僕のポートレイトを彼に撮影してもらう。各種の講演とか取材で、写真の提出を求められることは多々あるのだけど、いままではずっと昔に、どこかで撮ってもらった証明書写真みたいなのを使い回すか、適当にGoogleで拾ってくださいと言っていた。でも、さすがに使いまわしている写真は、若すぎだろうというご指摘もあったし、取材などで撮影してもらった写真は、なんだかいつも怒ってるみたいなのが多い。そんなわけで、ちゃんとしたポートレイトというのを撮らないとと思っていたのだが、どうせならボストンでプロフェッショナルとして活躍している知人に撮ってもらいたいと思って機会を伺っていた。

  彼は、無線ネットワークのコミュニティで知り合ったけど、その時はすすでにポストン在住で、基本的にはオンラインでの知り合いで、数年前に帰国した折りに、一度だけ直接あった仲。でも、SNSなども含めて、インタラクティブにもやりとりがあって、ぜひ彼に撮ってもらいたいと願っていたのだ。

  まずは、彼のスタジオで、すこしフォーマルなのと、カジュアルなのを撮影。いろいろな会話を楽しみながら撮影をしたあと、一緒にMacの画面をみながら取捨選択していく。自分の写真をこんなに沢山みることって、なんだか不思議だ。このあと、日没前のちょうど自然光の良い時間になったら、ボストンの川沿いに出かけて、今度はカジュアルなのを撮影。またスタジオに戻って、大量の写真のなかから、最終的に複数のカットに絞り込んで作業終了。

  それにしても、自分の写真なんて、こっ恥ずかしいし、セルフィなんてほとんどないので、今日はもの凄く新鮮だった。人の表情というのは、本当に時事刻々と変わて、印象もまったく違うものになるのは面白い。

  さてさて、あとは選んだ写真を、明るさとかの最終調整をして、送ってもらうことになる。これで、いつもの仏頂面じゃない写真になりそうだ。今日は、本当にプロフェッショナルの仕事を見せてもらって、大満足な撮影だった。これで、お見合い写真も、遺影も準備できたけど、前者は使うことないか....

  夜は、イタリア街で、当地にある日本の大手電機メーカーの研究所の人と会食。このお店の食事も、なかなかにプロフェッショナルで素敵だった。

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2018-09-06 Go West

_ [][] Go West

  昼の便で、ボストンからデンバー経由でサンノゼに移動。今回の出張は、全部で12セグメントのフライトがあるのだけど、ほぼ今日の移動で半分を消化。実は、コロンビアでカルタヘナからボゴタに移動する日程を急遽1日変更した。この時に、元のチケットが変更不可能ということで、カルタヘナ・ボゴタだけ別購入をした。これにより12セグメントのうち、1セグメントを乗らないことになったので、その影響に少し懸念があった。もともと、マイアミ・カルタヘナ・ボゴタ・ボストンは、別チケットだったので影響ないはずだけど、同じ航空会社から一つの予約番号で発券されていることから、確証がなかった。しかも、今回は関連会社とそのエージェントでの手配だったので、自分は一切航空会社とやりとりをしていなかった。というわけで、ボストンから先の旅程がそのまま乗れるのか一抹の不安があったのだが、とくに問題なく、しかも乗り継ぎも順調で、予定より少し早着でサンノゼについた。

  アパートに到着して、日本とのWEB会議に参加したあと、いろいろと荷物を預かってもらっていた知人と夕食に。久しぶに普通に美味しいお寿司を堪能。やはり西海岸は、日本食品質が高い。ゴールドラッシュで、みなんが西を目指した本当の理由は、美味い寿司があるからだったんだよね...嘘ぴょん。

  週明けくらいにだいぶ治癒してきたと思った膀胱炎の痛みが、一昨日かくらいから少し戻ってしまい、まだ周期的な痛みがある。それでも、今日はかなり小康状態だったので、このまま今回の出張中に完治してくれることを願っている。

  いつもなら、アメリカに出張中には、時間をみつけてトレイルに行くのだけど、今回は我慢。日本での騎乗も含めて、1ヶ月ちかく乗れないのは、逆にストレスだけど、こればかりは仕方ない。せめて、入手した馬具と一緒に送られてきた雑誌でもみて心を慰める。

  それにしても、台風21号や北海道の地震で、日本では本当に大変なことになっている。僕は、関西にも北海道にも知り合いがいるのだけど、いまのところ、みなさん無事な様子なのは何よりだ。北海道の馬さんたちは、どうしてるのだろう....

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2018-09-07 Back to IEEE802.11

_ [仕事][電波] Back to IEEE802.11

  いつものように、サンノゼのアパートでの朝は、出汁を引いて味噌汁をつくり、ご飯を炊いて、魚を焼いではじまる。今回は、コロンビアからの長旅の途中なので、漬物とか干物を持参していない。そんなわけで、昨日の夕方、日系のスーパーで切り身を買って、照り焼き用に漬けておいたら、ちょうど良い塩梅。ご飯も綺麗に炊けて、我が家の味噌での味噌汁で、10日振りのいつもの朝食にほっと一息。

  今日は、サンノゼの北にあるサムソンのオフィスで、IEEE802.11axのアドホックミーティングが開催されているので、これに参加する。このTGaxに特別に寄与しているわけではないが、治療の関係でFace to Face会合に二度ほど出席できてなかったこともあり、耳慣らし的なリハビリ。いろいろと、議論はあっても粛々とコメントに対する解決案をまとめていくのは、やはり議事運営がしっかりと根付いてるからだなぁと再確認。

  夜は、パロアルトで、今年の春からこちらに赴任してきている旧知の記者の方と再会。データ流通関係のアメリカの動きは、日本とは大分異なるという背景などについての情報交換らはじまって、いろんな話題で盛り上がっていたら、しっかり遅くなってしまった。

  アパートに戻って部屋の鍵をあけたら、中から人の声が聞こえる。ラジオを消してから出かけたはずなのにと思ったら、なんのことはないアパートをシェァしているオーナーが来ていた。違いに飛び回ってるので、このアパートで会うのは、本当に久しぶりだ。ちょうど、いくつか仕事の話もあるので、助かった。

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2018-09-08 外干し

_ [MISC] 外干し

  いつもなら、週末にサンノゼにいたら間違いなくトレイルライドに出かける。実際に、今回もそのつもり手で、いつものBay Area Ridge Ridersでの空きも確認していた。でも、出張直前に発症した膀胱炎で、出発前に諦めてキャロットとか持ってこなかった。それでも、もし体調が戻ったらと思っていたけど、残念ながら未だ完治しないので、ここはグッと我慢。

  というわけで、土曜の今日は、朝からお洗濯。といっても、アメリカの場合には、洗濯機と乾燥機なので、あまりやることはない。しかし、抜けるような青空と、低い湿度なのに乾燥機っていうのは、とても勿体無いと思ってしまう。絶対に、外干ししたら気持ちよいと思うんだけど、アパートには干場がない....

  昼から少し外出して買い物をしたあと、夜はルームメイトらが集まってカレー。シェアしている部屋のオーナーは、インド人で、いつも複数種類のカレーを作ってくれる。パキスタン人と日本人の知人も加わって、遅めの晩餐となった。 しかし、カレーに合うワインってないよね....


2018-09-09 修行の旅

_ [] 修行の旅

  ハワイ島で開催されるIEEE802 Wireless Interimのために、朝サンノゼを出発。今回は、南米からぐるっと回るチケットを、関連会社のエージェントが手配した関係で、とんでもない旅程になっている。普通なら、小一時間で行けるLAXに、なんとデンバー経由で7時間ちかくかかる移動。さらにLAXからハワイ島のコナまでが5時間ちょっとのフライトで、結局まる1日の旅程。というわけで、今日は、朝・昼・晩の三食が全て機内食。考えてみれば、サンノゼでは、どうせレンタカーだったのだから、サンノゼ指定ではなくて、サンフランシスコにしておけば、また随分と違った気がする。今日は、たまたま日曜日なので日本の仕事に影響も少なかったので良かったけど。

  ハワイ島のコナからホテルまでのシャトルをLAXのラウンジにいる時に予約しようとしたら、どれもSold out。どうせ誰か乗ってたら、タクシーをシェアするかと諦めて、まずは搭乗。なんのことはない、隣も後ろも、通路の反対側も、ちょっと離れた席も、みんな顔見知り。案の定、そのうちの一人がレンタカー借りているというので、ホテルまで乗せてもらった。

  それにしても、体の痛みがスッキリと抜けないのは、なんとならんかな。あと少しな感じなのに....


2018-09-10 I'm home

_ [仕事][電波] I'm home

  ハワイ島のワイコロアで開催されているIEEE802 Wireless Interim に参加。治療の関係で、5月、7月の会合に不参加だったので、最後に参加した3月会合からは半年ぶりになる。

  特段積極的に情報開示していた訳ではないけど、一部の人には事情が伝わっていて、お帰りなさい的な挨拶を受けて、なんだかちょっと嬉しい。といっても、いまは僕自身はチェアではないので、会社としてチェアを出してるスタディグループのサポートが中心になる。

  そんなわけで、実は午後の時間は、こっちにいながら日本とのWEB会議だらけ。しかも、その会議システムも、相手によって異なるので、いくつかのWEB会議に出たり入ったりという慌ただしさ。

  タイミング的に夕飯に行く時間がないので、持参したフリーズドライの雑炊で済ませたのだけど、ふと見たらRoomDiningのメニューがあった。毎年きているこの巨大なリゾートホテルが、今年は改装工事で、売店やレストランが限りなくなくて、かなり不便で困っていたけど、これは助かるかも。明日も、日本時間に合わせた会議がたくさんあるので、あしたはルームダイニングを頼んでみよう。

 膀胱炎の痛みがだいぶ減ってきたのだけど、またぬか喜びにならないように慎重に動いているので、ホテルのベッドやソファでWEB会議というのは、かなり助かる。


2018-09-11 Let's move on!

_ [仕事][電波] Let's move on!

  参加しているIEEE802.11 Interimでは、元同僚の提案からBCS(BroadCastServices) というスタディグループを立ち上げて活動している。スタディグループは、PAR(Project Application Request) とCSD(Criteria for Standards Development)という標準化開始をするための許可を求める文章を作成するのが役目だ。このスタディグループは、6ヶ月の期間が基本で状況により一回くらいの延長がある。

  つまり、基本的には設置されてから6ヶ月の間に、PARとCSDという二つの文章を策定して承認し、上位の意思決定期間であるEC(Executive Committee)とNESCom(New Standard Committee)に上程する必要がある。このためには、まずスタディグループで承認し、802.11WG(Working Group)で承認されるのが第一ステップになる。

  今日のミーティングで、無事にスタディグループでは、策定中のPAR&CSDが承認されたので、金曜日のWGでの承認へと進められることになる。最終的にプロジェクトが承認されると、TG(TaskGroup) となり、IEEE802.11??というようにサフィックスがつく。今日の結果をうけてWGのリーダーシップと話した結果、順番からもTGbcになる予定だ。つまり、IEEE802.11bcとなり、BC=BroadCastingなわけだけど、これは実は最初から提案した元同僚が狙っていたことだったりする。ところで、2014年にFIA-SGからTGaiと進めたのも、このハワイだったことを思うと、どうもハワイはラッキープレイスなのかもしれない。

  例によって、午後は日本とのテレカンが目白押しなので、今日の昼は外に行きロコモコ。夕飯は、近くのスーパーで寿司とカップ味噌汁。それにしても、午後のテレカンは、WebEx,Zoom,Skype,GoToMeetingとみんな違うの使うんだけど、一つのアプリで全部対応とか誰か作ってくれないかな。

  ロコモコだって、ハンバーグとご飯と卵焼きが一緒に食べれるのに...

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2018-09-12 Move to Table

_ [仕事][電波] Move to Table

  参加しているIEEE802 Wireless Interimで、今日はNGV(Next Generation V2X)SGという、次世代の車両通信利用のための標準策定を目指しているグループに出席。ちょうど、僕らがメインですすめているBCS(Broad Cast Services)と同様に、今回PAR&CSDの承認という大きなステップを審議していた。

  たまたま、今日その承認のための動議が提出され、採決の直前に日本の企業の人から緊急な相談をされた。それは、いままさに承認しようといているPARという文章に、重要な修正すべき箇所があるというものだった。すでに、動議は、発議者も発議賛同者もいて(Moved and Seconded)、発議されている状況にあった。これは、動議が議場にある(On the floor)状況なので、その対応をどうしたら良いかというわけだ。

   こういう場合は、一旦動議を棚上げして、課題となっている文章の修正を審議し、その後に動議を再開する手続きが必要となる。というわけで、僕が代わりにMove to tbaleという動議を提出し、一連の修正プロセスを進めた。 この類のことを堂々と主張しても、グダクダならずに議事が進むのは、やはり議事運営規則がしっかりとあるからだなとつくづく思う。

  話題のブロキングでは、報告書について意見がたくさん出たらしいけど、じゃどうしたんだというのがわからない。どんなに議論で意見がわかれても、議事運営規則があれば、一定の結論はだせる。何かを決めるというのは、その責任を背負うわけだけど、それを避けて曖昧さを残していては、いつまでたっても何も進まないだろう。

  中間報告案から特定の箇所を削除するかどうかとか、報告書を承認するかどうかを、採決すればいいのだが、そもそも採決するとしたら、その時の決定ルールや投票権の付与ルールが決まっている必要があるのだが、たぶんそんなものはどこにも決まりがないのが、日本のこの類の会議の痛いとこだろう。

  結局のところ、くだんのとりまとめ案は、どうなったのだろうか? まさに棚上げになったのかしらん。


2018-09-13 TGub again

_ [電波][仕事][] TGub again

  参加中のIEEE802.11 Interimは、久しぶりにCAC(Chair Advisory Meeting) に出席。二回ほど欠席した間に、新しいStudy Groupなどもできて、少しメンツが変わった。新しいグループの議事録の取り方がいささか雑すぎるという指摘がWGのセクレタリーからあった。どうも、確かにちょっとひどいなというレベルではあった。ちょうどこの前、日本では某省が議事録で個々人の発言を書く必要はないという省内通達をしていて問題にしたメディアがあったけど、あれはまったくおかしいと思う。議事録では、誰が何を発言したかではなく、どういう意見が出されたか、審議されたか、そのうえでどういう合意が、あるいは合意できない事項があったかを記載すべきだ。802.11では、動議の発議者や発議賛同者の名前や、プレゼンテーターの名前は、個人名を記載するが、Q&Aやディスカッションの記録に個人名は入れない。ただし、発言者は自分の立場や名前をしっかりと残すべきである場合には、その場でその旨を明確に書記にリクエストしている。もっとも、評決をしない井戸端会議的な会議では、はっきりいって議事録さえいらないかもしれない。

  CACのあとは、新しいタスクグループの立ち上げに向けた合意ができたので、同僚らとホテル内に新しくオープンしたイタリアンレストランで一献。明日のWorking Groupでの採決を願って乾杯。

  このあと、こちらも久しぶりのTGub(Uisge-beatha)。今回は日本からのコントリュビューションがなかったので、ちょっと悔しい。

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2018-09-14 融合

_ [仕事][][電波] 融合

  IEEE802.11ai以来のオフィサーメンバーで、元同僚らと提案してきた無線LANを使った放送型の規格(eBCS:Enhanced Broad Cast Services)が、IEEE802.11の規格として正式に策定されるためのワーキンググループでの承認が、今日のクロージングプレナリーで無事に可決された。

  この規格は、無線LANを搭載しているスマホなどのデバイスに対して、放送型のコンテンツ配信をしようというものだ。放送型というのは何かというと、個々の端末が接続・認証などをいちいちするのではなく、ネットワーク側からコンテンツを同時に配信するということだ。ただし、端末が偽や望まない放送を受け取らないように、信頼できる基地局のコンテンツを選択する機能が組み込まれる。

  これは、スマホなどのデバイスをパッシブデバイス(受動型)として利用するので、端末から電波を出すことがなく、無線LANによる個人の行動がトレースされるような心配がない。ちなみに、こういう仕組みとかで、不用意というか知らぬ間の個人情報の収集が限定されていけば、将来的には個人が積極的かつ能動的に情報を提供することの価値は、相対的に上がっていくということも期待している。

  当初、僕らは美術館での案内とか駅や空港の案内板からの配信など、比較的狭い空間での利用をメインに想定していた。ところが、今回我々の活動に対しとて、英国のBBCが興味を持ってくれて、 屋外イベントなどでの大規模配信に興味をもって、共同提案などをしてくれた。

  これは、ある意味無線LANにおける通信と放送の融合の第一歩かもしれないので、とても面白い展開になりそうな気がする。いままで、放送業界は無線LANのコミュニティのキープイレヤーではなかったので、この新しいプレイヤーの参加を誘発した意味は大きい。11aiは、結果的にチップベンダーが強くて、せっかくの日本初の国際標準でも、日本のメーカーは、単なるフォロワーになってしまったけど、今度はチップ依存性が低いので、日本のメーカーにも積極的なリーディングを期待したいところだ。まぁ、日本に拘るわけじゃないけどね.... 私のアイデンティティは、私だし。

  昨日、クロージングしたIEEE802.19でも、日本のメーカーからの提案で、新しいTask Groupの設置が無事に承認された。少しずつだけど、僕たちもIEEE802な世界で、インパクトのあるリーダーシップをとることが出来つつあるなと感じる。

  夕方のフライトまで時間があったので、ホテル内のラグーンで、しばしのんびり。アクティビィティのクーポンをもらったので、初シーカヤックでラグーンの中を一回りして、ウミガメとのランデブーを楽しむ。

  夕方のフライトで、ホノルルに行き、たまたま観光に来ていた知人ご夫妻と夕飯。そのあと、IEEE802.19でのタスクグループの立ち上げをした某社の研究者らとビールで乾杯。長かった出張も、今夜が最後。

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2018-09-15 帰路

_ [仕事][] 帰路

  朝ホノルルのホテルをチェックアウトして、シャトルで空港に移動。昼の便で、帰国の途に着く。それにしても、ワイキキの街は、どうしても僕には魅力的に見えない。高い建物がおおいのも、繁華街の喧騒も、せっかくの大自然と似合わない気がするからかもしれない。

  それでも、ホノルル線はドル箱なので、今日の帰国便も満席とのことだ。この路線のWi-Fiサービスは、かなり安定して使えるので、仕事がはかどるのが嬉しい。しかも、日本は日曜日なので、ここで膀胱炎の間に溜まってしまった仕事を片付けて、すこし挽回をしよう。

  その膀胱炎は、今週の火曜日にやっと周期的にくる痛みも、歩く時に響く痛みも消えた。それでも、怖いので痛み止めをそのあとも飲みながら、慎重に行動していたのだが、こんどはぶり返さないで終焉してくれる気がする。それにしても、今回は長かった....


2018-09-16 ハワイ航路

_ [] ハワイ航路

  18泊19日の長ーい出張から漸く帰国。今回、12セグメントの飛行機での移動は、コロンビアで無理やり日程変更をしたりはあったけど、大幅な遅延などはなく、今日のホノルル-成田も順調に定刻到着だった。

  まあ、相変わらずホノルル線は、観光気分満載なので、ちょっとビジネス客は浮いてしまう。今日は、JALのコナ便が就航一周年記念ということで、同じ会議に出席していてコナ・成田のJAL直行便で帰国する仲間らは、なにやら記念グッズをいろいろとゲットしたらしい。

  そんな状況を意識しているわけじゃなだろうけど、ANAさんもハワイ線は、いろいろと工夫しているようだ。ハワイ線限定のサービスで、特性トートバッグをくれた。さらに、CAさんに「真野さん、良かったら、楽焼しません?」って言われて、一瞬目が点。専用のペンで、機内食に使う食器に絵を描いて、機内食用のスチームオーブンに入れて30分ほど加熱すると出来るとのこと。僕は、まったく絵心がないんで、CAさんが絵を描いてよとお願いしたら、彼女も絵は苦手なんで他のCAで絵心のある人を探して描いてもらいますということになった。このサービスもホノルル線限定だそゔで、その時々で使う食器は変わるらしい。

  着陸前には、新婚さんとかペアな人に、レイをかけてインスタント写真の撮影サービスもしてたけど、さすがにお一人様の僕にはオファーはなかった。あっても、撮らんけど....しかし、そんなリゾート気分のハワイ航路の光景をみてると、岡晴夫さんの歌が脳内再生されてしまうというのは、三つ子の魂なんとかの恐ろしさだな。

  成田の入国・通関もあっさりなので、夕方のスーパーあずさに間に合って、3週間ぶりに山梨にもどった。

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2018-09-17 アイアンシューズ

_ [][MISC] アイアンシューズ

  3週間ぶりにSunnyへ。出張中の山梨はずっと天気が悪かったようで、圧倒的に運動不足な子達は、張り張りモードとのこと。Pooは来週末が競技会なので、今日はAlice嬢と久しぶりのデート。まずは、オーナーに調馬索運動をしっかりとしてもらう。確かに、元気なこと元気なこと。

  アメリカで、新しい腹帯とジェルシートを買って来たので、馬装でのクラ合わせをしたあと、牧場の周囲を引き馬で一周。山梨にきてから初めて牧場の外に出たのだげと、思ったよりも落ち着いてる。牧場にいる他の馬達が鳴いてくれても、Aliceは鳴き返さずにすまして歩いている。ドレンチや車にも、思いの外平気でいるのは、鈍いのか落ち着いてるのか。

  お散歩のあとは、久しぶりにシャンプーですっきり。出張中に初めて装蹄してもらったのだけど、なんか足元がスッキリして、乗馬らしくなった気がする。少しずつ、少しつずつ、大人になっていくのだな....

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2018-09-18 ホルモン太り

_ [Health] ホルモン太り

  あさ、久しぶりにジムへ。出張中も運動するつもりだったのだが、膀胱炎の痛みがあって、結局はなにもできなかった。そんなわけで、本当に久しぶりに有酸素運動。

  とにかく、ホルモン療法の影響で、お腹ぽっちゃりがひどくて、体重も減らないどころか、すこしまた増えてしまった。他にこれという対策もないので、朝のジムでのメニューの有酸素運動であるエアロバイクの時間を今日から五分追加。

  はたして、これで少しは痩せるだろうか....


2018-09-19 雪平最強説

_ [MISC] 雪平最強説

  今日は、朝から打ち合わせやら面接やらで、終日オフィス。夕方はデータ流通推進協議会のタスクフォースメンバーからのヒアリングを受ける。自分が代表理事かつ事務局長な団体からヒアリングというのも変だけど、そこはちゃんと立場を変えてエプリセンスの真野として対応。

  夜は、近くのスーパーで食材を買って、簡単に煮物ですませる。今日の昼休みに、近くホームセンターで雪平を買ったのだが、やはり雪平最強。ご飯も炊けるし、煮付け煮物もこれ一つでなんでもできるのが嬉しい。

  しかし、荷物が増えるから嫌だと思いながら、微妙にキッチンウェアは増えいく....


2018-09-20 決まる会議

_ [仕事] 決まる会議

  今日も、午前、午後ともにデータ流通推進協議会の会議。午後の運用基準検討委員会のアドホックでは、二つの文章を議論して合意に達した。なにが嬉しいかというと、とにかく参加者の皆が、しっかりと対案のある具体的な意見を述べてくれることだ。アドホックなので、まあ作業班みたいなレベルではあるが、物事が決まることが嬉しい。

  よくありがちな、方向性とか方針とかという曖昧な合意ではなく、具体的な文言として、用語としてしっかりと合意ができる。これが出来ない会議はっていうのは、ようするピーチクパーチクだけというのが多い。そして、そういう進め方をしているリーダーシップの書く文章は、残念ながらかなり辛い。

  「基本的に参加者の意向を確認する方向で、次回までにまとめましょう」なんていうのは、よくあるフレーズなんだが、まったくなんの具体性もない。決まる会議だと、「参加者の意向を確認するには、同意書の提出を求めることにした。同意書の様式については、xxxさんがyy/mm/dd までに、作成しドラフトを共有フォルダに開示する。各自は、このドラフトに対するコメントを、zz日以内に提出し、次回の会合でその提出コメントに対する回答を審議する。」とかになる。

  ある意味、物事を具体的なToDoやプロトコルに落とし込む作業というのは、まぁプログラミングに近いかもしれない。コードを書くときには、論理思考と曖昧性を排除することが求められるけど、まさに集団での合意形成にはここういう視点が必要だ。もちろん、調整という過程では微妙な行間を読むことになるけど、最後になにかを決めときには、決断をもって明確な方向に導くわけだ。

  こういうことを考えると、プログラミング教育って、もしかしたら良いのかもしれない。


2018-09-21 霞ヶ関〜富戸

_ [仕事][][] 霞ヶ関〜富戸

  今日も、朝一はデータ流通推進協議会の規程審議会。この審議会では、IPRの審議をしているのだけど、各社の法務関係の方が参加されているので、企画の文言ひとつひとつにしっかりと審議ができるのが素晴らしい。ここでも、生産性のない発言やどうどう巡りがない。

   午後は、桜田通りのあっちとこっちの省庁でいくつかの面談と打ち合わせ。ここの世界は、物事に曖昧さを残すことで事案が進むという、なんとも不思議なロジックがあるのだが、まぁこれはこれで本質的なところでは、決める人が決めている感はある。

   夕方、霞ヶ関のミーティングが終わった後、新幹線と在来線を乗り継いで、伊豆高原の富戸まで移動。目的地は高室山のアラビアンホースランチ。適当に駅に行けばタクシーがあるかとおもったら、タクシーなんていませんでした。仕方ないので電話で地元のタクシー配車センターに電話して、待つこと15分。無事にタクシーで目的地に到着。明日は、ここで息子がエンデュランスに出走するので、クルーのお仕事。

  ところで、今日ぼくがSNSに1週間間違えてプレミアムフライデーネタを書いたら、ちょっと迷惑をかけてしまった人がいたらしい。でもね、総じてみなんの反応は、まだあったんだてやつでした。


2018-09-22 完走祝い

_ [] 完走祝い

  今日は、伊豆の高室山にあるアラビアンホースランチで開催された伊豆パノラマライドで、WingTempooがシェアオーナーの騎乗で20kmのトレーニングライドに出走。

  すっきりとした快晴とはならず、深い霧に包まれたり、強い雨が降ったりで、高湿度な環境のなか、朝の6時半スタートで無事に完走してくれた。Pooは、僕と練習で一度、60kmで一度走っているので、三度目のコースなので、それなりにしっかりと帰ってくるとおもっていた。それでも、やはり待っている間は、いろいろと気になるのは親バカだな。

  午後、馬運車に乗せてもらって山梨まで戻って、夜は今日の完走を祝って、先日コロンビアで買ってきたRoca PatronのAnejoでひとり乾杯。しかし、このテキーラは美味しい。マルガリータなんかにしないで、ストレートで飲むのがいいわこれ。

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2018-09-23 白髪じゃないよ

_ [] 白髪じゃないよ

  昨日の競技会でPooさんはお疲れなので、今日はAlie嬢と馬場練習。しかし、四日間も放牧されていなかったので、ハリハリ張り子ちゃんなので、まずは調馬策運動。いや跳ねる跳ねる、はね駒かよ。それでも、散々走ったら、それなりに大人しくなった。

  馬場は、ひたすら我慢で長方形馬場で蹄跡沿いに常歩。そのあと、馬装をといて、牧場の周辺を引き馬で一周。あいかわらず落ち着いてるのは嬉しい。

  クラブに戻って、シャワーでゴシゴシ。鼻先とか腰のあたりとか、随分と白い毛が出てきた。これは白髪じゃなくて、葦毛なので、これからだんだん白くなっていくわけだ。

  それにしても、せっかく洗っても、すぐに放牧場でゴロゴロしちゃうので、白くなった時のことを思うと、ちょっとゾッとする。まだ、お子ちゃまで、どうせすぐ汚すんだから、当分白ではなく黒でいればいいのにと思ってもそうはいかないか。

  夜は、昨日20kmを完走したFさんと反省会という名の飲み会。あー、僕も、来月は出走したいぞっ。

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2018-09-24 微調整のコツ

_ [Health] 微調整のコツ 闘病シリーズ No.14

  昨年の暮れに前立腺癌の診断を受けてから経過と記録を、少しずつ後追いだけど、この日記のHEALTHのタグで記載している。これはまさに僕の備忘録であるのだけど、もう一つには、同じ病気になった人に、少しくらいは参考になればというのもある。

  癌の発見から足掛け半年近く経過して、ホルモン療法に加えて、いよいよ8週間、39回のIMRTによる放射線治療が開始されたのだけど、今日はこの放射線治療で重要な尿のコントロールについて、僕なりにわかったヒントをまとめておく。

  ぼくの場合には、前の日記(闘病シリーズ No.11)に書いたように、前立腺および骨盤のリンパ節の腫瘍に強い放射線を適切に照射し、直腸や膀胱などの正常細胞への照射を抑える必要があった。このために、毎日の照射時には、照射計画を立てた時と同じ膀胱の大きさである必要があった。この膀胱の大きさというのは、早い話が尿のたまり具合だ。ここで、難しいのは、尿が溜まりすぎていても、溜まらなさすぎてもだめということだ。

  そんなわけで、8週間の治療期間中は、とにかく毎朝同じ時間に起きて、同じような食事をし、指定時間にトイレにいって放尿し、その後指定時間に同じ量の飲水をして、同じ時間に病院に行くわけだ。

  ところが、初日こそバッチリだったのに、それ以降は、溜まりすぎのため途中で我慢できなくなって、いったん照射室から出てトイレに駆け込んだり、溜まっていなくて、他の人と順番を入れ替えてもらって、すこし待ったりと、かなり苦労した。先生のほうも傾向をみながら、飲水の指定時間を変更してくれたのだが、それでもなかなか連続してスムーズに行くことがなかった。そんな中、僕なりに判った小さなヒントがいくつかあるので、ここに書いておく。

  僕は、この治療期間中、毎朝6時半ごろに朝食をとり、その時にお茶、グレープフルーツジュース、味噌汁を飲んでいた。その後、運動して会社に行き、指定の排尿時間と飲水時間(当初は、11:20で最終的に11:30に落ち着いた)に合わせて病院に出かけていた。ところが、2日目、3日目は尿が溜まりすぎだった。実は、ここでは大きなミスがあって、指定量の500mlの水を飲んでいるつもりだったのだが、自販機などで売られているペットボトルの水の多くは、いまは550mlだったのだ。これは、気が付いてすぐに修正したけど、いまは500ml入りの方が希少だったりするので、要注意だ。

  次に、判ったのは指定の排尿時間までは、一杯くらいのお茶やティーラテなどを飲んでいたのだが、この類は利尿作用があるので、指定時間前とはいえ、尿の溜まり具合に対する変動要素として大きな要因だったようだ。これも途中から一切止めた。

  また、時に自分の想定以上に尿が溜まっていないことが発生した。この場合は、他の方と順番を入れ替えてもらったりして対応することになり、病院での滞在時間も長くなる。このようなことが二度ほど発生した時に、判明したのは前日のアルコール摂取の影響だ。アルコールや食事の制限がなかったのだが、この二度の時は前日の飲酒量がいささか多かった。これは、体内のアルコールの分解に水分が使われてしまい、尿がすぐに溜まらないという理屈のようだ。というわけで、二回目にこの相関に気づいてからは、アルコール摂取量を抑えた。

  僕は、尿が溜まりすぎている時に、すこしだけ排尿することができるので、途中からはまずCT室で膀胱の大きさを確認し、必要な量の排尿をしてから、照射室に入るという手順を一時的に採用した対応もしてくれた。

  そんな中、39回の照射のうち半分くらいが過ぎたころに、ようやく連続してちょうど良い日が続くようになった。また、25回を過ぎてからは、照射範囲が前立腺のみになり、それまでは一回の診療中に二回の照射サイクルがあったのが一回になったここともあり、一気に効率が良くなった。

  基本的に、膀胱の大きさが計画どおりであれば、照射室に入ってから15分くらいで終わるので、一気に楽になったものだ。というわけで、IMRTを受ける前立腺癌の人は、ペットポトルの大きさ、指定時間まえの利尿作用のある飲み物の摂取、前日のアルコール摂取が微調整のコツなのだ。

_ [] 微調整のコツ

  今朝は、昨日に続いてアリス嬢と一鞍。昨日と違って、今日は調馬策運動の時から、随分と落ち着いた。今日も長形馬場で、ひたすら常歩で練習。しかし、馬も無くて七癖ではないが、いろいろと個体差があって、アリス嬢は、右手前の時に首が左に向いて左彎曲する傾向があるのが気になっていた。

  今日は、途中からSunnyのオーナーさんに乗ってもらい、外側から見学することで、いろいろと得るものがあった。そんなわけで、今日も一つだけど、微調整のコツみたいなものが、引き出しに溜まった。


2018-09-25 Top Sales Man

_ [インターネット][仕事] Top Sales Man

  今夜は、前々職で関係した知人と、会社近くの和食屋さんで一献。彼は、ネットワーク機器メーカーのトップセールスとして活躍した後に独立し、見事にIPOをし、さらに東証一部へ上場させた辣腕だ。

  とにかく、話をしていても、なにやらモノが売れそうな雰囲気があるのがすごい。僕は、面白いこと、新しいこことはするものの、とにかく売りという面が弱い。

  こんな僕でも、いまから30年前は、某社で営業担当として、それなりに新規事業開拓も営業もしていた。でも、あの時も、人の開発した製品の営業がつまらなくて、納品時に技術屋の書いた回路図を検図したりもしていた。また、電車での移動中に当時は唯一持ち運びしてそこそこに使えた、EPSONのワードバンクノートなんていうワープロで、RDBのクエリーコードとか書いてた。なにしろ、数行のライン液晶しかなかったけど、これでコード書いて、オフィス戻ってコンバイルなんかしてた。

  だから、営業としてはそれなりに成績だしてたけど、やっぱし技術で好きな事ばかりしてた気がするなぁ....そこいくと、TopSalesの人は、僕みたいな遊びじゃなくて、しっかりとモノを売るものだと、彼と話してると痛感する。


2018-09-26 久しぶりの通院

_ [Health] 久しぶりの通院

  今日の昼は、久しぶりに病院でCTスキャン。放射線治療が終わってから2ヶ月半経過して、術後の経過確認のためのCT。不思議なもので、放射線治療で8週間通院していたので、なんだか久しぶりの築地界隈が懐かしく思えるのがなんともなぁ。

  撮影は、造影剤をいれて腹部のCTで、造影剤の注射がチクッとするくらいで、MRIのような騒音もない。でも、撮影が終わった後に、くしゃみが一つ出たら、看護師さんが医師を呼んで、血圧や血中酸素のモニタリング。えっーーーなにかやばいの?って思ったけど、アレルギーとかの懸念があるので、念のためということらしく無事に終了。

  久しぶりの築地で、昼は老舗の鰻屋さんで栄養をつけて、銀座まであるいてから会社まで戻った。

  結果は、来週の検診待ちだけど、まぁいまのところ体の悲鳴はないので、大丈夫だろう。


2018-09-27 垣間見えるリーダーシップ

_ [仕事] 垣間見えるリーダーシップ

  今日は、朝からひたすらデータ流通推進協議会のお仕事。午前中は、某省の受託業務の打ち合わせ。大手企業の方々が、大変な労力をさいてチームで対応してくれているので、相応の進捗があって一安心。つくづく、人材の豊富さを羨ましく思う。もっとも、人が少ないSMEであっても、責任ある対応をしてくれる会社はいくらでもあるので、単に頭数の話ではないのは自明ではあるけど、所詮無い袖は触れないわけで、そういう意味では、プロジェクトを進める時の職務遂行能力の判定には、やはり企業規模という要素は欠かせない。

  別件で進めている電波関係の仕事も、ちょっと進捗が悪い。一番困るのは、会社として責任者が課題把握と解決のためのリーダーシップを発揮していないことだ。こちらのプロジェクトは、まだ数年継続するので、なんとか軌道修正をとおもっているのだが、なかなかに泣かされてる。

  夕方、急に明日の協議会の委員会や理事会で審議する内容に、外部団体からの要望が入ったりで、予定外に時間をとられてしまった。なんとか、明日の資料を全部つくって、午前様になる前に帰宅。


2018-09-28 データ取引市場運営事業者ってなあーに?

_ [仕事] データ取引市場運営事業者ってなあーに?

  データ流通推進協議会で策定したデータ取引市場運営事業者の認定基準は、去る8月末に一連の承認が終了した。とはいえ、この認定基準だけどだと、その外形的な部分などがわかりにくい。そこで、公開に先立って添付する説明資料をここ一月ほど作成してきたのだが、本日の運用基準検討委員会および理事会で承認された。

  データ流通については、「データ流通市場」、「データ取引市場」、「情報銀行」、「情報信託機能」、「PDS」などの様々な言葉が、さまざまな人によって使われていて、なにがなんだかなぁな状況だ。

  そんなわけで、「データ取引市場運営事業者ってなあーに?」って、チコちゃんに聞かれても、きっと答えられなくて、「ボーッと生きてんじゃねぇよ!!」って怒られる人が多いはずだ。

  そこで、データ流通推進協議会では、データ取引市場運営事業者、データ提供者(データ生成者|データ流通支援事業者)、データ提供先に類型化し、その機能をまず明確にして、今回のデータ取引市場運営事業者認定基準の位置付けを示すこととした。そして、ようやく今日の理事会での承認後の午後に協議会から正式リリースをした。

  一方で、この認定制度は始まっていないけど、エブリセンスでは実ビシネスとしてすでに運営してきたIoTセンサなどのストリーム型データの取引市場に加え、蓄積型のデータを取り扱うEvrerySensePro というサービスを10月に開始するのだが、こちらも今日の午後に正式発表 となった。こっちは、日経新聞さんが直接に利用者などに取材された記事を、今朝の朝刊に大きな紙面で掲載されたことから、ちょっとタイミングが後先になってしまった。

  というわけで、チコちゃんに聞かれたら、「データ取引市場運営事業者とは、データ提供者とデータ提供先を仲介し、データと対価の交換・決済の機能を提供する者。データ取引市場運営事業者は自らデータを収集・保持・加工・販売をしない。」と答えると怒られなくなります、今日からは。

  この定義の肝は、"自らデータを収集・保持・加工・販売をしない"という部分で、これは中立性や公平性の源となるわけで、データ取引市場運営事業者は、利用者のデータを検閲して、ブロッキングするなんてことはいたしませんからね。でも、データ提供者や提供先の不正行為が判明した時は、取引市場から退場してもらう措置をしっかりととりますので、ご安心ください> 某出版社の方。

  今日は、終日の合同委員会などのあと、懇親会もあり、そのあと理事仲間三人で、泡系で喉を潤しました。場所がわかったので、次はEverySenseのステッカーもって行こうっと。

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2018-09-29 リマスターリング音源

_ [インターネット] リマスターリング音源

  朝のスーパーあずさ1号で山梨に戻り、家に行く前にSunnyに。Sunnyの近くにあるりんご農園で馬用のハネモノのりんごと、ジャム用の紅玉、自宅用のりんごを購入。いつも、たくさんおまけしてもらうので、なんだか申し訳ないけど嬉しい。というわけで、Poo & Aliceは、もちろんのこと、Sunnyのみんなは暫くの間、りんご三昧だわ。雨なのでなにもせず一旦帰宅して荷物を置いたあと、散髪と買い出しをしてから家で昼食。それにしても、昨日と今日は、半分青いで涙腺が......

  ところで、Yumingのアルバムがリマスタリングされて、ネット配信が始まったので、車や家でこれを聞き出したら、なんとも音がいいというかちょっと臨場感のある音源でびっくり。雨なので、パンを焼いたり、りんごパイを焼いたりしながら、ひたすら懐かしいアルパムを聴きまくってしまった。

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2018-09-30 紅玉

_ [MISC] 紅玉

  台風が来る前は、嵐の前の静けさなのか、とにかく風もなくて、時に晴れ間が指す天気。とはいえ、さすがに馬に乗るコンディションではないので、朝から溜まっている事務仕事。昨日のデータ流通推進協議会では、無事にIPRなども承認されて、その公開に向けた資料の整理などをする。

  明日は、台風の影響が出る可能性が高いので、今日中に東京に戻ろうとおもったら、午後の特急の予約ができない。どうやら、早々に運休を決めたらしい。かなり不安ではあるけど、とりあえず明日の朝の特急を予約。

  そんなわけで、午後は昨日入手した紅玉をひたすら皮むきして、ジャムにする。最近は、紅玉はあまり人気がないらしいけど、ジャムにするには酸味があって、とても適している。しかも、煮詰めた時の色が、綺麗な赤みでなんともいえない色合いがある。とりあえず、大瓶に3個分仕上がった。

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