参加中のIEEE802.11 Interimは、久しぶりにCAC(Chair Advisory Meeting) に出席。二回ほど欠席した間に、新しいStudy Groupなどもできて、少しメンツが変わった。新しいグループの議事録の取り方がいささか雑すぎるという指摘がWGのセクレタリーからあった。どうも、確かにちょっとひどいなというレベルではあった。ちょうどこの前、日本では某省が議事録で個々人の発言を書く必要はないという省内通達をしていて問題にしたメディアがあったけど、あれはまったくおかしいと思う。議事録では、誰が何を発言したかではなく、どういう意見が出されたか、審議されたか、そのうえでどういう合意が、あるいは合意できない事項があったかを記載すべきだ。802.11では、動議の発議者や発議賛同者の名前や、プレゼンテーターの名前は、個人名を記載するが、Q&Aやディスカッションの記録に個人名は入れない。ただし、発言者は自分の立場や名前をしっかりと残すべきである場合には、その場でその旨を明確に書記にリクエストしている。もっとも、評決をしない井戸端会議的な会議では、はっきりいって議事録さえいらないかもしれない。
CACのあとは、新しいタスクグループの立ち上げに向けた合意ができたので、同僚らとホテル内に新しくオープンしたイタリアンレストランで一献。明日のWorking Groupでの採決を願って乾杯。
このあと、こちらも久しぶりのTGub(Uisge-beatha)。今回は日本からのコントリュビューションがなかったので、ちょっと悔しい。