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2018-10-01 倒木を超えて

_ [MISC] 倒木を超えて

  とにかく凄まじい台風だということなので、昨夜は結構早い時間に就寝してしまった。そして、疲れていたのかとにかく爆睡してしまい、明け方に目が覚めた。なーんだ、騒いでた割には雨風の音は大したことなかったのかとおもって起きたら、しっかり我が家は停電していて、家人が置いたキャンドルがの明かりが灯っていた。

  それでも、起きなかっということは、停電はしても山梨の我が家のあたりは大したことなかったのではと思っていた。東京に行く列車も、まだニュースでは運休してるようだけど、時間の問題で復旧するだろうから、とにかく甲府までは、いつものように車でと思い走り出した....

  ところが、我が家の前の道に出て、ものの数十メートルのとろで、倒木が道を塞いでる。仕方がないので、引き返して回り道とおもって反対方向に向かったら、こちらはもっと大きい木が何本も倒れていて、八方塞がりの状況。

  一旦、家に戻ってチェーンソーを出して来たけど、久しく使っていなかったのでエンジンがかからない。仕方がないので、軽トラにトラロープを乗せて、一番弱そうな倒木に引っ掛けて、引っ張り出すことにした。松食い虫で弱ってて倒木した松なので、ちょっと引っ張ったら見事に折れてくれて、車が通れるだけのスペースが確保できた。この道をまっすぐ行くのがいつもの通勤路なのだけど、なんとなくその先に倒木がありそうなので、ちょっと軽トラで斥候に出たら、案の定もっとひどい状態だった。ちょっと遠回りだけど、確保したスペースの先から集落の中へ抜ける別ルートで、なんとか脱出して甲府に。

 甲府についたら、残念ながらまだまだ運休状態だったけど、昼過ぎの特急からは予約ができるとのこと。とりあえず、一番早い昼過ぎの特急の予約をして、駐車場にもどり車の中からテレカン。そのあとも、スタバに移動してドヤリングして、昼過ぎの特急で無事に上京。

  そのまま、都内で打ち合わせを二つばかりして、夕方にやっと会社に戻った。僕が爆睡してただけで、やはり尋常ではない台風だったらしい...しらんけど。

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2018-10-02 延長戦決定

_ [Health] 延長戦決定

  今日は、久しぶりに病院での診察。7月の中旬に前立腺癌の放射線治療が終わってから、放射線科も含めての最初の経過確認の総合診療。

  この罹患がわかってから、正直いつも病院の診察を受ける時には、不安が募る。もし、再発していたら....、転移していたら...、治療の効果が出ていなかったら....と、たくさんのことが気になるものだ。前立腺癌のバイオマーカーであるPSAの値は、すでに放射線治療後には、検出可能な限界値近くまで下がっていた。たまたま、8月末に急遽膀胱炎で診察を受けた時にも、採血検査をしてもらい、この時にはすでに院内検査での測定限界値以下になっていたので、それなりに安心はしていた。

  それでも、隣接のリンパ節の浮腫については、放射線治療時に行う簡易的なCTでしか、治療効果の確認をしていなかった。今回は、先週行なったCT撮影の結果も出ているので、こちらのBefore/Afterや他の転移などが気になっていた。

  今日は、まず泌尿器科の主治医による診断。血液検査の結果PSAは、やはり測定限界下で内分泌療法による抑制が効いてることで、もう一年くらいはホルモン投与を継続しようということになった。実は、ホルモンの断続的な投与という手法もあるのだが、心理的にはそれなりに勇気がいるし、僕のケースでそれが効果があるかについては、もう少し調べる必要もある。実は、こういう個別診療への道を切り開くためにデータ活用が重要で、不思議な縁で、そんな仕事に関与することになったのだが、それは別途解説しよう。

  ホルモンの皮下注射をしたあとは、放射線腫瘍科にて、CTの画像診断の結果を踏まえての診察。まず、放射線科からは、画像診断の所見としては有意なものは見当たらないという所見を告げられ、先生が昨年12月のCT画像と、先週のCT画像を並べて表示しながら、当該部位についてBefore/Afterを説明してくれた。

  結果から言うと、骨盤内の隣接リンパ節にあった浮腫は見当たらず、放射線治療の効果が確認できた。また、前立腺肥大もなくなり、精嚢、膀胱などの隣接部位との境界も綺麗にみてとれ、素人目にもわかる結果だった。

  この状態をもって、完治とか根治という表現をして良いのかは、まだなんとも言えない。それでも、昨年暮れに診断された局所進行性 前立腺癌 ステージⅣ、5年生存率30-50%というショッキングな状況は、ひとまず抑え込まれたようだ。放射線治療の結果、5年以内のPSA非上昇率は、61%らしいので、PSA非上昇率=非再発率だとするならば、少なくとも前立腺癌による生存の危機は、改善されたわけだ。

  まぁ、統計学な数字はともかく、僕の場合には前立腺癌のバイオマーカーであるPSAの値は、昨年の人間ドックでの発見時に1312だったのが、内分泌療法と放射線治療により0.04以下になったわけだ。僕の業界的には、当社比45dBも改善されたってやつだ。

  というわけで、たぶんきっと、まだしばらく"憎まれっ子世に憚る"なわけです。これは、授かった命ということで、人生の延長戦に突入することが決まったみたいなものなので、もうすこしいろいろと頑張ることにした。

  でっ、まぁ延長戦に入るにあたり、SFCの上席所員とか、一般社団法人 官民データ活用共通プラットフォーム協議議会 外部理事とか、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) AIホスピタルによる高度診断・治療システム担当 サブ・プログラムディレクターなんていうアフリエーションが増えました。

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2018-10-03 延長戦決定

_ [] 京都・雄琴

  朝、ホテルからテレカンにひとつ参加したあと、駅に向かう途中で三十三間堂に立ち寄る。修学旅行の学生さんがたくさんいる中、同じくらいの数の観音様御一行とご対面。こに宿るなにかと語らうのは、間違いなくそこを通して自分の内なる部分と向き合うことに他ならないなと感じる。ほんの短い間だけど、ひととき心鎮まる時間をもてたのが嬉しい。外に出たら、綺麗な秋空の下に横たわるお堂がなんとも言えず清々しく感じた。

  昼はラーメンと思ったら、新福菜館は定休日、第一旭はすでに長蛇の列なので、あきらめて駅前の普通のお店ですませる。午後は、琵琶湖の湖畔にあるセンサー関係で有名なメーカーを訪問して打ち合わせ。しかし、僕らの世代では、"雄琴"というのは、特定の方面でとても有名だったけど、いまは"おごと温泉"に字面が変わって、幅広い観光客を得てる場所らしい。帰りに湖西線を待っていたら、反対方向を忍者が駆け抜けていって、さすが滋賀。

  一旦ホテルに戻って荷物を置いた後、夜からは遊子庵という町家ベースの施設で、旧知の京都の仲間との勉強会。懐かしい顔ぶれにもあえて、楽しいひと時を過ごした。

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2018-10-04 誰がために...

_ [Health][仕事] 誰がために...

  一昨日の日記に少し書いたけど、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)AIホスピタルによる高度診断・治療システム担当 サブ・プログラムディレクターというのを拝命した。これは、僕が癌になったからということとは、まったく関係なく、そんなことを露しらずな関係者からのオファーだった。でっ、話を聞いてみたら、まさに僕がこの一年直面して社会の課題として感じていたことに、挑戦するプロジェクトだった。

  このプロジェトのプログラムディレクタである中村祐輔先生のブログには、医療や治療は誰のために為されるべきかが、とても熱く語られている。ここに書かれていることは、まさに患者第一だということに尽きる。

  僕は、1990年代後半に、地域情報化という名の下に、地方のインターネットインフラ整備や情報化を推進する活動にかなり傾注した。その当時、僕は東京に住んで、東京で生活をし、出張で地方に行き、その地方での先進的な人たちとお付き合いしていた。その後2006年に、本格的に山梨県北杜市須玉町という地方に生活拠点を得て、小規模な集落での生活をして、あることに気が付いた。

  それは、なにかというと、地域情報化って、東京人の東京人による東京人のための活動で、肝心の地域に住んでる人の多くの人の価値観や課題意識と乖離があることだった。つまりは、もちろん社会にとって必要なことではあったけど、現場意識よりも圧倒的にサプライヤーマインドだったわけだ。メタファー的にいうと、土や風の薫りがしなかったのだ。

  ところが、今回はのプロジェクトに関しては、全く不思議なものだけど、ぼくは正真正銘のCancer Survivorなので、このプロジェクトに、いままでとは違う視点で、少しでも寄与できればと思うのだ。


2018-10-05 12月10日は、富山だよ

_ [仕事] 12月10日は、富山だよ

  今日は、なんだかひたすら来客対応で、5組の来客と打ち合わせ。はじめての人も、旧知な人も、ソフトな話も技術じゃない話しも、百花繚乱千客万来モードだった。

  さて、今日の最後の打ち合わせは、データ流通推進協議会の12月の合同委員会、公開フォーラムの打ち合わせ。今回、データ流通推進協議会としては、はじめての地方での委員会開催を、12月10日(月)に富山で開催する。この開催にあたり、会員企業であるインテック様のご好意で、富山の駅前のスカイホールで行うことになった。

  インテックさんとは、個人的には他の学会活動や、ビジネスでもお付き合いがあり、今回の会場となる富山の111という高層ビルのホールにお伺いしたこともある。

  正式なプログラムとか参加申し込みなどは、これから準備をして公開していくのだが、12月はなにかとイベントが重なる時期だし、地方開催なので、まずは私的にここでアナウンスしておこう。

  この公開フォーラムは、データ流通推進協議会の会員以外でも参加できるイベントで、データ流通推進協議会の主要な活動である各委員会の活動報告などはもちろん、関係する国の政策や先行事例などを知る機会として、手前味噌だけど、正直かなりの情報価値のあるイベントだ。

  データ流通推進協議会は、本当に業種の枠を超えた民間団体で、もうすぐ120社の会員となる勢いだ。データ流通は、いよいよこれからビジネスシーンで避けて通れないテーマになるだろけど、今回の富山をきっかけに、地方でのデータ流通経済普及のきっかけになればと思っている。

 12月の富山って、もう仕事じゃなくても旬なもので魅力一杯なので、みなさん今から12月10日の予定は確保しといてね。


2018-10-06 登坂訓練

_ [] 登坂訓練

  今日は、久しぶりに雨のない週末で朝からSunnyへ。午前中は、Pooと登坂訓練。常歩で、上り坂の練習コースを五本。最初は、他の外乗にでかけた馬の気配で、ちょっと鳴きまくってたけど、一本めで今日やることがわかったらしく、そのあと黙々と課題克服。Pooは、ウィルス性のイボがあるのだが、これが医薬品のヨクイニンの経口投与でみるみる良くなってきたのが嬉しい。

  一旦家で昼食をとったあと、午後はAliceを調馬策運動、まだまだ歳の差からか、伝われないことが多いけど、欲張らずに一つずつ。Aliceは、会うたびに白くなってくる。

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2018-10-07 天高く馬肥ゆる

_ [] 天高く馬肥ゆる

  今朝は、久しぶりに、Pooと茅ヶ岳の練習コースを2往復。ひたすら速歩で同じペース配分を意識しての練習だけど、クラブの仲間と途中で別れたので、流石に2本目の最初はちょっとだけゴネゴネ。心の中で。ごめんねと言いながら、なだめてすかして2本目を無事に終了。

  午後は、丸馬場でAliceとまずは調馬策デート。昨日につづいてなので、さすがに落ち着いている。丸馬場で内側に入りたがる挙動も、すこしだけ治ってきた感がある。その後、15分だけ常歩で騎乗、少しずつ少しずつと自分に言い聞かせて、焦らずに丁寧にを心がけてるつもりだけど、まだちょっとしたことでも雑になってしまう。

  夜は、Q3の締め切りがあるので、事務処理。思ったより疲労も少なくて、無事に事務仕事も終わった。

  それにしても、天高く馬肥ゆる秋というわけで、昼食時のPoo達の後ろに広がる空は、本当に綺麗な青だった。しかし、問題はホルモン治療のために5kgも太ってしまった自分だったりする.....

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2018-10-08 空冷式

_ [] 空冷式

  今朝は、2日続けてそれなりに負荷をかけたPooさんは静養日。Alice嬢は、3日連続の調馬策からスタート。なんだか3日前と別馬な落ち着きぶりで、綺麗な走りっぷり(親バカ目線)。その後、今日はツーポイントの 速歩まで丸馬場で練習。

  放牧場にAlice嬢を迎えに行ったら、牧場の周りをポルシェ356が独特のサウンドで走ってきた。そういえば、昨日、明野の太陽館にクラブの仲間を送って行っ時に、駐車場にたくさんのポルシェ356が停まっていて、なにやらイベントだったのかねと話していたのだが、なんとそのうちの一台をまじかに見ることに。実は、昨日のイベントに参加された方が、外乗をしに来られたということだ。この方の356は、1964年製ということなので、356Cなのかな(写真は昨日太陽館でみた別な車)。もちろんフルレストアされていて、とても綺麗。同じ空冷式だけど、Alice嬢の百倍近いパワーがあるんだなきっと。

  練習の後、シャワーをして、立て髪もブラッシングして、虫除けのシースルーな馬着をきて、片足あげてはいポーズ。でもね、例によって放牧場に放したら、速攻で泥だらけ....まったく若い娘のくせに......

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2018-10-09 伊豆半島

_ [][仕事]インターオペラビリティなし

  珍しく仕事の打ち合わせで、伊豆箱根鉄道駿豆線の大場に行く。大場って、「おおば」ではなくて「だいば」なんだというのを初めて知った。

  それにしても、品川駅までモバイルスイカで行って、新幹線の切符を買うのにJR東海側の自販機は使えなくて窓口。さらに、JR三島での乗り消えもJRから駿豆線へは、一旦改札を出ないとダメ。

  本当に、JR東と東海のインターオペラビリティはないね....


2018-10-10 密室主義が好きな人

_ [仕事] 密室主義が好きな人

  集団での合意形成は、本当に日本では非合理的だ。会議における議決権の有無、付与条件まで明確にしているのに、特定のリーダーシップだけでの打ち合わせで決めたことをいきなり下達したり、投票権者リストを非開示にしようとしたりするのは、いったいどういう文化なんだか全く理解できない。

  少人数でとりあえずすり合わせとかをすぐやりたがる人は、結局は無責任体質なんではないだろうか?とつくづく疑ってしまう。こういバカな文化が、議事録改ざんとか、都合が悪くなった時に議事録がないという言い訳がまかり通る原因なんだろう。

  こんなことを大人の対応とか宣う輩がいる限り、国際競争力は育めないなと、つくづく悲しくなる夜だった。


2018-10-11 地元縁

_ [Health][MISC] 地元縁

  5月から7月まで8週間通った放射線治療で、いつも僕の前に治療を受けていた方と、どちらからともなく挨拶を交わすようになり、待ち時間にいろいろと情報交換をする仲になった。

  彼は、私より11歳年上だけど、とても品のある方で、話をしていても、穏やかだった。若干治療期間が違って、僕より彼のほうが早く治療が終わったので、そのあとに一度病院の近くでお昼をご一緒した。その後も、ショートメールやりとりをさせていただき、お互いに治療後の経過が落ち着いた頃合いとなったので、一献しようということになった。

  たまたま、今日は二人の都合があうということで、僕の古い付き合いの新大塚にある小料理屋を選んで昨日連絡をしたところ、思わぬ返信が来た。なんと、彼は大塚出身で新大塚は懐かしいというのだ。僕も、大塚生まれ、大塚育ちということを伝えて、今日の会食を迎えた。

  お店の奥様も地元なのだ、昔話でとても盛り上がってしまった。このネタがなかったら共通の話題は、癌の治療話なので、周りの人にもちょっと引かれちゃうところかもしれなかったけど、もう次から次へと共通のネタがあって、実に楽しかった。

  彼は、僕の学区域の中学校の出身で、僕はたまたま越境で文京区の中学に行ったので、直接の先輩ではなかったけど、こんな偶然もあるんだなと人の縁の不思議を感じる夜だった。


2018-10-12 Unanimous

_ [仕事] Unanimous

  今日の午前中は、DTAの委員会で夕方もDTA関係の打ち合わせ。今日の午前中は、技術検討委員会という委員会で、いままで関係者の皆様が尽力されて作成したドキュメントを採決承認した。

  しかし、例によって採決は全会一致異議なしのUnanimous Consentなわけだ。参加者がちゃんと採決内容を理解した上でのUnanimousならいいんだとげ、いわゆる空気での採決感が否めないのが悲しい。

  でも、こういう採決してるものに限って、個人的には反対だったとか、実は納得いってないとかいう輩が出てくるのだ。だったら、きちんと反対とか棄権を投票しろよと言いたいけど、どうもそれをしない。一見、和をもって尊きとなすな美学に見えるけど、なんのことはない自分の意見に責任を持てないだけだろう。

  そういえば、話題のブロッキングだって、議長がちゃんと事務局の作成したドラフトについて、承認可否の採決をすればいいのに、いつまで税金つかって、有識者会議とかいうのをするんだろう...まぁ、採決したくても、採決ルールも採決に対する権利や義務も不明瞭なんだろうけどね。


2018-10-13 Aliceの紅茶

_ [][MISC] Aliceの紅茶

  午前中は、長形馬場でPooと一鞍。今日は、馬場内をなるべく同じ場所を通らないように、様々な図形をランダムに描く。それなりに落ち着いて、コミュニケーションができていたので、そのあとは外周を同じペースの速歩で続ける練習。なんとも言えず、安心感のあるのがPooさんだわ。

  午後はAliceを調馬策運動したあと、馬装して丸馬場で練習と思ったらっ、やたら頭絡を受け付けないで反抗する。いろいろとやりながら、よくよく口の中をみたら、歯茎になにやら傷がある。どうやらこれが痛くて、ハミを嫌がってるのかもしれない。ということで、今日は騎乗を中止。しばらく様子をみることにする。ちょっと心配ではあるけど、まぁ食欲もあるので、大丈夫だろう。

  というわけで、Aliceに乗れないかわりに、Aliceの紅茶をゲット。夜は、なんだかすっかり居酒屋メニュになってしまった。というのも、ちょうど読了したみおつくし料理帳にあったあさりの佃煮を作り出したら、なんだかんだ同じような味付け系のおかずとご飯になってしまった。

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2018-10-14 十馬十色

_ [] 十馬十色

  生憎とスッキリしない天気で、午前中はそれなりの雨も。もともと、Alice嬢は口内の怪我もあるので、今日はグラウンドワークだけを予定していたのだが、それも残念ながらお預け。とりあえず、Pooとミルキー嬢のお部屋掃除をして、競技会に向けた荷物の整理をする。

  それにしても、十人十色ならぬ十馬十色で、本当に馬によっていろいろな違いがある。馬房の汚れ方、飼葉の好み、食べ方など、全く違う。まぁ、生き物なんだから、当たり前ではあるけど、そういう違いの一つ一つがわかってくると、それに合わせての付き合い方もあって面白いものだ。

  昼前に家に戻って、午後は某財団の報告資料作成、調べ物の気晴らしにパイを焼いて自宅カフェ。夜、東京に戻ったら、なにやらクライマックスシリーズでの出来事のニュースが入って来た。ちょうど、外苑前の駅を降りたら、ニコニコ側のオレンジな人達がたくさん居た。まぁ、今年のスワローズは、交流戦までは、あまり期待していなかったのだが、後半は良かったし、来年に期待かな。

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_ [Health] 闘病シリーズ No.16 放射線治療の副作用

  8週間のIMRTによる放射線治療は、途中一度の休みもなく、月曜から金曜の平日毎日で、39回を無事に7月中旬に終えた。治療中の副作用も、多少あったのだが、おもったほど深刻なものはなかった。

  放射線治療というと、頭髪が抜けるという副作用を思い浮かべる人が多いようで、何人かの人に大丈夫なの的なことを実際に言われたりもした。僕が受けた強度偏重放射線治療(IMRT) は、照射する放射線の強度と形状を複雑に制御して、なるべく患部以外の照射量を抑える方式なので、副作用も少ない。ましてや、僕の場合は前立腺癌なので、頭部に照射するわけではないので、頭髪に対する影響は皆無だ。

  ただし、直腸や膀胱には、一定の照射が避けて通れないので、治療期間の後半は、やはり腸が傷んでるとを感じるようなヒリヒリ感があったりもした。また、膀胱の方も少しいきむ感じがしたり違和感はあった。

  それでも、放射線治療が終わって、1週間くらいで、その違和感もなくなり、深刻な副作用はなかった。....と思ったら、数週間の後に、排尿時に痛みを感じる現象に二度ほど見舞われた。二度とも数日で痛みが消えたのだが、八月の終わりには、再び発生して、この時はかなり痛みがあったので、急遽診察してもらった。結論からいうと、まぁ膀胱炎ということで、痛み止めをもらい、2週間くらいでなんとか治ったけど、これはもしかしたら治療の副作用だったのかもしれない。

  というわけで、放射線治療で頭髪が抜けるというのは、患部がどこかによって違います。


2018-10-15 Call Question!

_ [インターネット][仕事] Call Question!

  海賊版サイトをめぐるブロッキング問題は、両論併記ではなく報告書自体が承認されなかったようだ。これは、報告書と名のつくモノの重みというか、それを利用しうることに対する警戒があったかもしれない。

  それにしても、なんどもこの日記には書いたことがあるけれど、結局のところ白・黒はっきりさせない、空気を読むタイプの不思議な会議体方式は、もう限界なんではと思わせる事案だった。

  もし、これが構成員の権利と義務が明確になっていて、評決をするタイプだったら、もっとスッキリしたのではと、つくづく思う。日本の審議会とか検討会とかの類は、有識者とかの構成員の選任が密室だし、そのバランスも選任根拠も不明確すぎる。さらには、当たり前のようにどの委員会でも配られる設置要項には、意思決定ルールがないのだから、なかなか物事が決まらないわけだ。

  まぁ、白黒ハッキリさせないことが文化だという人も多いけど、様々なことが多様化した現在に、いつまでもこういう暗黙のUnanimous consent で というのは、限界があるんではないだろうか。僕が、この会議にいたらきっとCall Question!とか叫んじゃってたかもしれない....知らんけど。

  ちょうど、いまも関係する団体では、採決の仕方で一悶着してるけど、こちらもハッキリ言って、日頃からちゃんとルールに基づいた合意形成と、そのための管理をしていれば済む話だ。

  残念ながら、物事が決まってから実は云々とか言い出すのは、一番ずるいと思うのだけど、とにかく火がつかないと何も言わない人は多い。IEEE-SAの運用ルールに、"Don’t be silent if inappropriate topics are discussed … do formally object."というのがあるんだが、まさにこれが必要なはずだ。

  そういうのは、しゃちほこばってるとか、堅苦しいという人は、調和をとっているつもりなのだろうけど、そういう事をいうのは集団無責任体制なんだよね....


2018-10-16 Singapore

_ [仕事] Singapore

  今日は、朝からいくつかの来客があったのだが、なかなかに楽しい打ち合わせが多かった。特に某米国の証券市場の話は、なかなかに興味深かった。いまや、証券取引市場の収入って、多様化しているということを再認識した。

  そして、今日の最後は、シンガポール政府の若手官僚御一行様が、データ流通推進協議会に来訪された。これは、シンガポール政府関係機関「CIVIL SERVICE COLLEGE」の研修で、シンガポールの各省庁の若手官僚(日本だと補佐クラス)が35名ほどお見えになった。

  日本と違うなと思うのは、やはり圧倒的に女性比率が高い。そして、きちとん質問の時間に質問してくれる。

  データ流通推進協議会は、これから海外との連携をどうしていくかは、大きな課題で、シンガポールとはこれからもいろいろと連携をすることになるかもしれない。

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2018-10-17 5G Testing And Field Trials

_ [電波] 5G Testing And Field Trials

  最近は、データ流通なお仕事が多いけど、無線関係の仕事もまだやってます。今日の午前中は、某省のV2X系な検討会の打ち合わせ。前回の会議はリモートで入ったのだけど、正直かなり痛かった内容だった。

  今日は、前回の会議で差し込んだコメントを含めて、次にむけたすり合わせ。どうも、階層的なシステム設計の話が、みんな苦手なんだなと思う。その上、標準化されているものに対する調査も足りなかったりで、いろいろとコメントするところが後をたたない。まぁ、それでも真摯に取り組んでくれている担当者さんがいるので、いろいろと応援しがいはあるな。

  そういえば、去年まで3年間欧州と共同研究していた5G系の研究は、実験の内容をまとめた論文が、IEEE Wireless Communication 2018に5G Testing And Field Trialsの特集で収録されて、その早刷が確認のために送られて来た。IEEEの雑誌に掲載されるのは、なんかとても久しぶりだわ。

  ということで、まだ無線のお仕事もしてるからね...


2018-10-18 ネクタイ

_ [仕事] ネクタイ

  今朝は、データ流通関係で以前にも何度かご意見を伺っていた平井IT担当大臣の就任祝いをと表敬訪問。直前には、IT室の関係者と意見交換。とりあえず、Say Helloくらいかなと思っていたのだが、政策秘書やIT室の関係者も交えて、それなりに突っ込んだレクになった。もともと、データ流通と取引市場の役目などは、過去にも説明させていただいてきたので、一番理解があるのが大臣ご本人だったりする。

  ちょうど、内閣府のSIPというプログラムのSubPDに着任したのだけど、その担当官とも打ち合わせスペースでばったり、しばしそっちの話もできた。

  流石に、大臣室に伺うので、久しぶりに紺ブレ+レジメンタル+フラノ+タッセルという出で立ちにしたら、やっぱ暑い。その後に、インターネット協会の総会と、DTAの運用基準検討委員会があったのだが、会う人会う人にどうしたの? と突っ込まれるのは、なんなんだよ。昔は、いつもこんなの着てたけど、最近はジーンズ、スニカーが多かったからなぁ.....

  夜は、来日中のIEEE-SAのスタッフと打ち合わせ&会食。あっというもにToDoを意識合わせできるのが楽だなと感じた。やはり、英語のほうがものが決まりやすいのかな....


2018-10-19 入厩

_ [] 入厩

  明日の伊豆バノラマライドに出場するため、今日はおやすみをとって、伊豆ホースカントリーへ。今日は、日程の関係で電車での移動なのだが、例によって品川駅での新幹線乗り換えのめんど臭さにうんざり。

  昼過ぎに、無事に会場に到着し、今朝入厩したPooとご対面。なんだか、今日はとても落ち着いていて、馬体検査も無事に通過。僕自身は、エンデュランスに出るのが昨年の十二月以来で10ヶ月ぶり。しかも、今回はJEFの公認競技に初めて参加するので、相方と逆に僕はちょっと緊張気味。

  果たして、明日はどうなるんだろう。

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2018-10-20 伊豆バノラマライド

_ [] 伊豆バノラマライド

  今日は、伊豆パノラマイドの日本馬術連盟(JEF)公認競技の60kmにPooと出走。エンデュランス大会への出走は、病気の治療とか落馬とかもあって、昨年の12月に同じコースで開催された60kmのトレーニングライド以来、実に10ヶ月ぶり。

  60kmは、昨年の山梨エンデニュランスのトレイニングライドを完走していたのだけど、十二月の時はJEFへのライセンス移行をしていなかったので、トレイニングライドだったから、公認競技への出走は今回が初めてとなる。

  トレイニングライドの場合、早着時間の制限もあり、順位は付けないで、その名前のとおり馬とライダーのトレーニングが第一。これに対して、競技の場合には、早着の制限はなく、順位づけも行われるので、どうしても競い合って馬に負担をかけてしまうことなることもあるのだが、今回出走したJEF 60km競技は、全部で5人・馬が出走で、そのうち、アラビアン系は、僕をいれて3人・馬のいづれも山梨を拠点としている顔見知りの馬たちだったので、楽しく走れた。

  60kmは、30kmのコースを二回(2レグ)走り、1レグ終了後に獣医検査と強制休止時間が入る。結果は、合計で5時間33分53秒、平均時速10.8km で、無事に完走&3着入賞だった。

  今回は、FEI(国際馬術連盟)の公認競技80km/120kmも行われるので、審判、獣医師などもFEI資格を有する方々で、アメリカなどからも参加されている。また、順位とは別に表彰されるBestCondition賞の審査もあって、こちらは今までまったく経験のない歩様検査で、残念ながら60kmは該当なしだったけど、とても勉強になった。

  とはいえ、1レグ目は、自分としてもまぁ納得できたのだが、2レグ目は、やはり馬との折り合いやバランスなど、反省することが多い騎乗ではあった。もっとも、初めての公認競技&10ヶ月ぶりの復活戦なので、完走が第一目標だったので、まずは目標達成でもある。

  今日も、Sunny Fieldの仲間が、わざわざクルーに泊まりがけで参加してくれて、リカバリーのクールダウン体制もバッチリだった。そして、相方Pooは、唯一の20世紀生まれという高齢にも関わらず、本当に頑張ってくれた。

  天気も、昼間はかなり暑くなったけど、80kmのゴールまでは好天だった。ただ、夕方から激しい雷雨になり、120kmの最終レグの出発は、暫時延期となっていたのだが、結果的にどうなったのかは、僕は電車で帰ってきてしまったので、結果がきになる。

  毎度のことながら、エンデュランス競技は、ライダーと馬はもちろんだけど、チームのクルー、運営するスタッフの関係者、一緒に競技にでる人・馬の全てが調和して成り立つことを感じる二日間だった。改めて、関係者のみなさんに感謝・感謝だ。

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2018-10-21 タダ乗り野郎

_ [] タダ乗り野郎

  今日は、深夜便で出張ということもあり、週末なのに東京で過ごす。昨日のエンデュランス競技は、第二レグであまり良いライディングが出来なかったために、今日も筋肉痛が酷くて朝のジムは流石にパス。まずは、天気が良さそうなので、朝から洗濯機を二回ほど回して、洗濯モノを外干し。1週間の不在に合わせて冷蔵庫は空にしたので、朝食は近くのスタバで済まして、ついでにクリーニング屋さんに行ったり、掃除したりして、昼は近くの寿司屋ランチをして、ゆったりとした日曜日を堪能。

  深夜の羽田発で、フランクフルト経由で南仏のカンヌまで移動。フライトも順調で、睡眠もしっかり取れたのだけど、機内ですごいものを見てしまった。どうみても、搭乗券を持っていない輩が、キャビンの中にいるのだ。しかも単独ではない。

  片方は、まぁ無表情で、一瞬僕の座席の目の前に現れて、なにやらブツブツと呪文を唱えて、暫くしたら姿を消していた。なんだか、嫌なものを見てしまった感が否め無いのだが、これは何人かの知人からもたまに目撃情報があるので、そんなに稀なことではないのかもしれない。

  しかし、もう一方は、まったく臆することもなく、フラフラと僕の座席や通路の反対側の座席などを、ウロウロとしている。流石に、これはちょと気持ち悪いので、CAさんを読んで、大きな声では言え無いから、こっそりと教えたのだが....どうもさほど気にしてないみたいだった。でも、僕は長年、それなりの回数と時間を飛行機の中で過ごしてるけど、こんなことは初めての経験だった。これって、場合によっては、到着してから乗客が降りる前に何かの対応でもいる事態になったりしないのかと思ったのだが、結局はなにもなかった。

  フランクフルトには、定刻に到着してラウンジでメールの処理をしたあと、乗り継ぎ便のゲートで、同じ会議に向かう知り合いと遭遇。ニースまでのフライトでは、窓の外に広がるアルプスの山々をみて、先の便でみた嫌なバグのイメージを払拭。しかし、飛行機エンターテーメントシステムのバグは比較的よく見るけど、生き物のバグ(ハエ)が飛んでたのは、ほんと初めてだわ。こいつ、絶対タダ乗りだよな。

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2018-10-22 プロヴァンス

_ [][仕事] プロヴァンス

  東京の家を出て、22時間ほどで、ようやく今回のWi-Fi Allianceのヨーロッバメンバーズ会合の会場であるカンヌのホテルに到着。ニースとカンヌの距離感がいまひとつわからずに、ちと混乱していたのだが、フランクフルトで知り合いに会って聞いたらスッキリ。とりあえず、ニースの空港からカンヌのホテルまでは、同じ会議への参加者が三人いたので、割り勘のタクシーで移動。

  まずは、会議へのレジストレーションをして、昼ごはんを食べに街中へ。適当に見つけてイタリアンで、パスタでランチを済ませ、部屋に戻って一風呂あびて、少しだけ仮眠。宿泊してるホテルのアメニティのバスジェルの泡立ちがとても良くて、きめ細かい泡立ちに、いささか感動してしまった。

  メール処理などをしたあと、夕飯は再び街中に行って、仲間が見つけてくれたシーフードで、シーフードサンプラとヴィヤベース。考えたら昼はボンゴレを食べてしまったので、ひたすら魚介類な1日になってしまった。

  それにしても、カンヌというかプロヴァンスには、初めて来たのだが、いまひとつ落ち着か無い。ホノルルもそうだけど、どうして海沿いの巨大リゾート地というのは、こうも品のないというか猥雑な観光地臭が強いのだろう。特に、目抜き通りを埋め尽くすファッションブランドのブティックには、決してショッピング嫌いでないけど、まったく購買欲がそそられない。まぁ、若いうちはいいのだろうけど、歳をとった身には、いささかエネルギーが強すぎるのかもしれない。

  数年前にアテネから行った地中海の島々のこじんまりとした景色だったら、一夏をのんびりという魅力を感じるけど、この猥雑な景色には、いくら海が綺麗でもとても3日以上いれないかもしれない。

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2018-10-23 お一人様解消

_ [][電波] お一人様解消

  カンヌで開催されているWFA(Wi-Fi Alliance)のmembers meetingの初日。WFAは、Wi-Fi技術の成熟に合わせて、いまはかなりマーケティング戦略が強く打ち出されていて、先日発表のあったWi-Fi 6などは、まさにその代表だ。さらには、アメリカの6GHzのアンライセンス化に対するロビーも、強力でFCCのNPRMに対する6GHzの提案も佳境を迎えつつある。

  それにしても、相変わらず日本からの参加者は、不思議なビヘイビアの人が多くて、果たして何しに来てるんだと思うことは多いけど、まぁそれはそれぞれの会社のスタンスなのだろうなぁ。

  今回の会場のホテルは、建物自体は古いけど、天井も高くて、部屋は白と淡いブルーのカーテンというシックな内装で、いかもにフランスのリゾートって感じ。残念ながら海側ではなかったけど、十分な広さと洗練されたアメニティでかなり快適。

  しかし、こんなおしゃれな部屋に、いい歳したおっさんが一人で連泊するのはいささか寂しい。というわけで、実は今回は、とびっきりのおしゃれでキュートな彼女に一緒に来てもらった。まさに、この部屋にぴったりで、その存在だけで、とても心安らいでしまった。

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2018-10-24 テレカンの重み

_ [仕事][] テレカンの重み

  出張中は、国内の会議にはテレカン参加することが間々ある。今日もいくつかの会議にリモートで参加した。しかし、そのいづれもが、事前の準備が悪いのか、まとに音声が聞こえなかった。使ってるシステムは、世界的に安定して使われているもので、はっきり言って主催というか手配側の手抜き仕事でしかない。事前にきちんと準備し、確認していれば済むレベルだ。

  しかし、この背景にはどうも日本での実会合重視の傾向があるようだ。いま参加しているWFAでは、各グループの意思決定は、原則テレカンで進められているし、同様の会議は、欧米では多い。従って、もし準備がわるくて、音声がまともに繋がらなかったら、会議は中止だし、重要な意思決定は出来ない。

  さらに、この背景には、人の時間はタダという低レベルの問題があるかもしれない。今日も、とある会議で、大学の有識者と言われる先生に相談するという手段の提案があったのだが、何を相談するのか、それには何を準備するのかなどは、まったくない。大学の先生に、なにか聞けば答えが出るとでも思っているのかもしれないが、それだったらTakeばかりでGiveがない。

  細かいルールとかを確認しようとすると、二言目にそういう堅苦しいことでなくて、もうすこし簡単な方法でとか、とりあえず云々とか言う人が実に多い。

  結局、こういう人は、なにも責任ある行動を自らの名の下に行わない。 国際戦略とかなんとか言うなら、もう少ししっかりとテレカンとかもやればいいのになぁ....とつくづく感じた1日だった。


2018-10-25 Palme d'Or

_ [] Palme d'Or

  滞在しているのは言わずと知れた映画の聖地のカンヌだ。ホテルの廊下には、名画の写真が飾られているし、近くのホテルの前庭には、Palme d'Orにちなんで、黄金のシュロの葉を掲げる像のオブジェがあったりする。

  今朝は、ホテル近くのヨットハーバーから沖合に停泊するクルーザーなんぞが浮かぶ景色を見ながらの散歩。太陽の降り注ぐ中、地中海に浮かぶヨットなんてみると、僕らの世代は、アランドロンが主演した"太陽がいっぱい"のあの旋律が頭のなかに流れる。

  しかし、この景色のなかで、是枝監督の"万引き家族"がついこの前Palme d'Orに輝いたのだけど、映画と外の景色のギャップ感って、どうだったんだろうって思ってしまった。

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2018-10-26 情報は回る

_ [仕事][][電波] 情報は回る

  早朝の5時にホテルからタクシーで、ニースの空港に移動。当初は、ホテルのコンショルジェデスクでタクシーを当日朝に呼ぶつもりだったのだが、日本から参加している知人が紹介してくれたサイトから予約したら、とてもリーズナブル。ちょうど、IEEE802.11 のWGチェァが同じような朝のフライトで移動するというので、僕のタクシーに同乗することに。彼女は、IEEE802.11aiの設立の時にも、とても適切なアドバイスをしてくれ、いまでもいろいろと助けてもらっている。ちょうど、昨日も日本でリリースされたWi-Fi Halowの話とか、バンコクミーティングでのAPT関係のスピーチの話などすり合わせすることも多くて、車の中でラップアップ。

  今回は、ミーティング中にアメリカの6GHzの提案が動いたり、Halowの日本の推進団体のアナウンスがあったりと、様々な情報が飛び回った。しかし、日本の会社の人って英語が嫌いなのか、どうもちゃんとした情報を掴んでない。そんな人の精度の低い情報を、お客様的に来ている他の日本人の人が鵜呑みにしていたりで、今回はなかなかエグいものを見せてもらった。よく、国際会議ではコーヒーブレイクとかディナーを一緒にすることが重要とか宣う輩がいるけど、大事なのはそう言う日本的空気を読む話じゃなくて、しっかりとそれぞれがプロとして尊敬しあった上で、ルールに則った職責のある付き合いをすることなんだなけどぁ,,,,

  国際会議で、コーヒーブレイクとかオフライントークが大事とか言う人がいたら、その人はオフィシャルに何してるのかを確認することが重要で、知ったか振り大将には気をつけたほうがいい。

  ちょっと、ホテルに忘れ物をしたことを空港で気が付いたのだが、ホテルに電話したら丁寧な対応をしてくれたので、無事に予定通りにフランクフルトに移動。

  フランクフルトでの乗り継ぎが三時間以上あったので、キャビアハウスでキャビアサンドイッチを作ってもらって、ルフトのラウンジにあるスパークリングワインと合わせて朝食。最近、この組み合わせをする時間的余裕がなかったので、久しぶりでとても嬉しい。

  ついでに、食材を少し購入して、予定通り羽田便に騎乗。

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2018-10-27 帰国めし

_ [] 帰国めし

  帝国よりちょっと遅れて早朝の羽田に帰国。それにしても、最近の羽田の国際線ターミナルは、早朝も深夜も人が多い。その分、成田の方が落ち着いてる感があるな。

  すでに、電車が動いてる時間だったので、一旦アパートに戻って荷物を解いて、シャワーを浴びてから、山梨に移動。甲府に昼前についたので、途中で蕎麦屋で新蕎麦を堪能して、そのまま明野のサニーへ。

  先週60kmを完走したPooは、特に足の腫れもなくて、元気ということで、一安心。一方で、Alice嬢は、先々週から急にハミを受け付けなくなって、いまだに状況は変わっていないとのこと。とりあえず、人参のお土産でご機嫌伺い。まぁ、焦っても仕方ないけど、いろいろと作戦を考えねば。

  帰宅して、今回の出張先で入手してきた食材達を開封。でも、やはり帰国した日は、ご飯に走るので、今日は何も使いません。

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2018-10-28 ホワイト三昧

_ [] ホワイト三昧

  秋晴れの1日なので、SunnyでAliceと一鞍と行きたいのだが、まだハミ拒絶症候群が抜けない。無口も頭絡単体も平気、口周りを触るのも平気だし、口に指いれるのも平気、ハミを単体で鼻先や口周りに持っていくとペロペロする。でも、口開けてハミを入れようとすると歯を食いしばって抵抗する。無理やり入れることはできそうだけど、それではセクハラ・パワハラになってしまうし、これからの長い付き合いに影響するので、グッと我慢。

  というわけで、とりあえずブラッシングして、無口とリードロープで、牧場の周りをお散歩デート。なんかね、これだけでも可愛いんだよね......って親バカ。

  アラブ系は、ハミレスも多いので、ハミレスも検討する必要があるのかなぁなどと、Sunyのオーナーと色々と検討してみる。できれば、この秋冬に、しっかりと乗りたいものだ。

  しかし、四月に北海道から来て半年が経って、馬高も10センチくらい高くなった。来て直ぐの頃は、飼葉の食いも悪くて心配したけど、いまはすっかり食いしん坊。そして、この夏過ぎから、かなり白い毛が目立ってきて、徐々に徐々にだけど、芦毛さんらしい色合いになってきた。もう、口周りなんて本当に白くなってきた。

  というわけで、夕飯のあとは、一緒にトレイルに出れる日を願って、ホワイトガソリンのランタンの灯の下でホワイトレディーを一杯。でも、ホワイト家族じゃないからね。

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2018-10-29 闘病シリーズ No.17 ホルモン療法の副作用

_ [Health] 闘病シリーズ No.17 ホルモン療法の副作用

  以前にも少し書いたけど、前立腺癌の治療のためにホルモン療法を行なっているのだが、これはこれで副作用がきつい。去年の十二月末からホルンの経口投与と皮下注射の治療をしている。

  最初に、女性の更年期障害のような副作用があるという説明は受けていたが、最初の3ヶ月くいらはとくにそれらしい症状はなかったので、すっかり安心していた。ところが、3ヶ月毎に行う皮下注射の2回目の頃には、ホットフラッシュが現れだした。その後、ホットフラッシュは、少しずつ慣れてきたのだが、放射線治療の頃には、違う副作用が出てきた。

  指の関節が硬直してしまい、朝起きた時などは、まったく指が動かないという症状がでてきた。起きてから時間が経過すると、それなりに指は動くのだが、違和感は残る。

  ホルモン療法は、あと一年くらい続けるので、まだまだここの関節の強張りと付き合わなくてはならない。そして、なによりも困ったのは、女性ホルモンの影響で、とにかく体重が増えてしまったことだ。おかげで、スポンもシャツも買い換えなくては.....


2018-10-30 標準化への期待

_ [仕事][インターネット] 標準化への期待

  いままでは、無線とか通信関係での標準化に長年関わってきたのだが、最近はデータ流通の標準化関係を仕事がらフォローしていた。といっても、かなり上位層の話で、そんなに得意な分野ではない。

  そんななか、先月来日中のIEEE-SAのスタッフと話しをしてから、もともと頭の中にあったコンセプトがちょっと具体的なイメージになってきた。そうなると、次から次へと具体的なプロセスが浮かんでくる。

ちょうど、今日も明日も標準化関係の打ち合わせがあるので、周りの人の意見を聴きながらブラッシュアップしていこう。


2018-10-31 ピッチ

_ [仕事] ピッチ

  今日の夕方は、内閣府で平井内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策)の主催するHIRAI PITCH。国会の会期中にも限らず、大臣、副大臣をはじめ、内閣府の幹部の皆様が大臣室に集まってくださり、質疑応答を含めて1時間強のピッチ。

  もともと、平井大臣には、EverySenseの話を何度かさせていただいたこともあり、データ流通推進協議会の設立時には、祝電もいただいている。そんなわけで、居並ぶ幹部の皆様や主催のIT室の方々の中でも、一番データ流通市場については、大臣自身が一番ご理解があったりする。

  今日は、このピッチの直前まで、Society5.0にかかる国際標準化の打ち合わせもあったりで、今日のピッチでも国際標準化の戦略や重要性についても触れさせていただいた。

  夜には、早速に大臣のブログからツイターやフェイスブックにも、丁寧なコメントをいただいた。

  こういう機会をスタートアップに開いてくるのは、流石にIT担当大臣なわけだ。いままでも、内閣府や総務省、経産省とは、いろいろと情報交換も連携もしてきたが、他省庁にもデータ流通に関する理解が進んでくれることを期待したい。

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