出張中は、国内の会議にはテレカン参加することが間々ある。今日もいくつかの会議にリモートで参加した。しかし、そのいづれもが、事前の準備が悪いのか、まとに音声が聞こえなかった。使ってるシステムは、世界的に安定して使われているもので、はっきり言って主催というか手配側の手抜き仕事でしかない。事前にきちんと準備し、確認していれば済むレベルだ。
しかし、この背景にはどうも日本での実会合重視の傾向があるようだ。いま参加しているWFAでは、各グループの意思決定は、原則テレカンで進められているし、同様の会議は、欧米では多い。従って、もし準備がわるくて、音声がまともに繋がらなかったら、会議は中止だし、重要な意思決定は出来ない。
さらに、この背景には、人の時間はタダという低レベルの問題があるかもしれない。今日も、とある会議で、大学の有識者と言われる先生に相談するという手段の提案があったのだが、何を相談するのか、それには何を準備するのかなどは、まったくない。大学の先生に、なにか聞けば答えが出るとでも思っているのかもしれないが、それだったらTakeばかりでGiveがない。
細かいルールとかを確認しようとすると、二言目にそういう堅苦しいことでなくて、もうすこし簡単な方法でとか、とりあえず云々とか言う人が実に多い。
結局、こういう人は、なにも責任ある行動を自らの名の下に行わない。 国際戦略とかなんとか言うなら、もう少ししっかりとテレカンとかもやればいいのになぁ....とつくづく感じた1日だった。