朝、ホテルからテレカンにひとつ参加したあと、駅に向かう途中で三十三間堂に立ち寄る。修学旅行の学生さんがたくさんいる中、同じくらいの数の観音様御一行とご対面。こに宿るなにかと語らうのは、間違いなくそこを通して自分の内なる部分と向き合うことに他ならないなと感じる。ほんの短い間だけど、ひととき心鎮まる時間をもてたのが嬉しい。外に出たら、綺麗な秋空の下に横たわるお堂がなんとも言えず清々しく感じた。
昼はラーメンと思ったら、新福菜館は定休日、第一旭はすでに長蛇の列なので、あきらめて駅前の普通のお店ですませる。午後は、琵琶湖の湖畔にあるセンサー関係で有名なメーカーを訪問して打ち合わせ。しかし、僕らの世代では、"雄琴"というのは、特定の方面でとても有名だったけど、いまは"おごと温泉"に字面が変わって、幅広い観光客を得てる場所らしい。帰りに湖西線を待っていたら、反対方向を忍者が駆け抜けていって、さすが滋賀。
一旦ホテルに戻って荷物を置いた後、夜からは遊子庵という町家ベースの施設で、旧知の京都の仲間との勉強会。懐かしい顔ぶれにもあえて、楽しいひと時を過ごした。