午前中は、Society 5.0にかかる国際標準化の会合からスタート。いろいろな意味で、良い参考になる事例もあって、双方向に意味がある会議だった。
先日、米国での打ち合わせでも感じたのだが、国際標準化しましょうという抽象的な目的ではなく、きちんと成果物が何かを最初に示しているプロジェクトは強いなぁと思う。なんでもそうだけど、掛け声でなくて、ちゃんとプレイクダウンできるかがとても重要ということだ。
午後は、DTAの規定審議会で、運営規定の改定についての議論。ここに参加してくれる人たちは、各社の法務や知財部門の方なので、とても文言について適切な議論をしてくれる。だらだらとなにを言いたいのかわからない、独りよがりのコメントなどは、結局のところバッサリ削除されるのも、なかなかに素晴らしい。こちらの会議は、まさに出力がきちんと出て幸せだった。
そういえば、先月にNIRA 総合研究開発機構とドイツ研究所で行なったビッグテータの議論から書き起こしされた「ビッグデータの利活用を促進する安全で効率的なデータ取引市場」が公開された。短いページだけど、簡潔な内容でよくまとまっている。