今日の午後一は、内閣府にてIT担当の平井大臣と急遽面談。いろいろとデータ流通に対する意見交換しているなかで、なるほどなぁと思うことが一つ。なにかというと、個人情報を使うことで、なんらかの便宜をうけるべきは、その個人情報の提供者だという、すごく真っ当な話。しかし、匿名加工処理などをされると、当然ながらデータ提供者はわからないので、便益の返しができないではないかという指摘。
となると、結局は個人が明示的にデータ提供の許諾を、都度・個別合意ですることが適切なのではないだろうか。
こんな話しをした後に、夕方からはSIPのAIホスピタルの評価会議。医療関係の重鎮のみなさまに、PDの先生が進捗などを報告。質疑のあと、別室で評価を待ち、のちに講評を受けるという流れで、2時間半の会議が無事に終了。もっとも、このプロジェクトは、始まったばかりなので、今回は全体の始動状況の説明という感じだった。
こちらのプロジェクトでも、医療データは患者の利益のためにというあたりまえのポリシーが根底にあるのだが、データ所有欲が高い人が、まだまだ世の中には多い。
夜は、IEEEで標準化に携わっている仲間と忘年会。