ここのところ、立て続けに参加したAIホスピタルのサイトビジットにしても、今日行なわれた別の会議にしても、つくづく感じるの俯瞰的に全体をみて、大きな整理をするシステム屋さんの不在だ。
どうしても、特定の視座・視点から抜けない人も多くて、それを越えると、そこはもう少し時間をかけてとか、別な機会にとなる。でも、そういうのは、単なる問題の先送りでしかない。
大きな方向を決めるときには、もちろんボトムアップで積み上げることもあるけど、まずは大局的に方向性を示すことが重要だ。方針とか戦略を合議のうえで決める場合、なにをするか、したいか、などの意見はは、個々の立場や経験で、そのレイヤーが異なるので、なかなか収束しない。
こういうときに、別なアプローチとして、なにはしてはいけないのかということを決めるのは、以外と合意形成がしやすい。なので、しないことを、やってはいけないことを、合意するというのも、ひとつの戦略なのだ。