所謂、年金二千万円問題が騒がしいけど、根本的な部分でとても思うところがある。それは何かというと、役所などの検討会や審議会の運営だ。昨年は、ブロッキング問題で、報告書の取りまとめができないという事案もあった。
最近は、こういう審議会とか検討会が、それだけシャンシャンではなくなってきたということなのだろうか。だとすると、当の年金問題についていえば、この報告書のとりまとめに参加した、所謂有識者の方からなんの発言も出てこないのも不思議だ。
"委員の皆様の忌憚のない意見を伺うために、当委員会は非公開で"という委員会、検討会があるのだが、もうこれって限界じゃないのかな。はっきり行って、議事録に残されたり、公開されたら困るというような発言は、無責任なものでも、そういうのはまさにUnderTableでやってほしいものだ。
自由闊達と無責任を混同してる人もいるようだけど、公開の場で自己の責任の元に自由闊達な議論をしてほしいものだ。
DTAでも、会員に参加の機会を与えず、存在を特定の人しか知らない会議体があったとしたら、その会議体での議論を根拠に公の会議体での何らかの発言の正当性とすることはあってはならないと訴えてるのだけど、なかなか浸透しないなぁ。