午前中は、DTAの国際標準化セミナー。府省の標準化に関わる施策の話しを全体で講演していただき、後半IEEE CTS SocとP3800の話し。僕の、P3800の前半は、IEEE-SAでの標準化の基礎的な話しを入れてみた。というのは、結局ところルールに基づいて、いろいろな事を決めていく世界では、そのルールを正しく理解することが、すべてのスタートだからだ。
例えば、802.11みたない大所帯に長年関係している人でも、いろいろなルールの背景にあるポリシーまで理解しているかというと、必ずしもそうではない。すでに、先行者がいれば、その背中をみて進めばいいので、なんでかなんて疑問がおきないことも多い。
でも、初めて飛び込むには、どうしたってその根底にあることを理解しない怖い。十数年前に802.11でFIAのチェアになった時も、自分の無知が怖くてしかたなかった。今回も、P3800 WGチェアという別なスーテージなんで、またしても怖い。しかも、中途飯場な知識がついてるから、余計に怖い。
そんなときに、自分の理解をセミナーなどで、人に伝えるというのは、その聴衆の立場になって、これで伝わるだろうかと考えながら、資料を整理したりするので、自分の理解の復習でもあり確認にもなる。
久しぶりに、IEEE-SAやWGのPolicy & Procedureを読み直してみたけど、これはこれで本当に参考になるし、よく考えてるなと思う。
そんな準備をして望んだセミナーだけど、悲しいくらい質疑がなかった。僕のプレゼンがわかりにくかったのかと思うと辛すぎる。なので、みんながシャイなんだよねということにしておいた。
まぁ、なにはともかく、皆さんIEEE P3800よろしくね。