今日も病室でバタバタとウェブ会議に追われる。そんな中ウェブ会議の隙間時間に、理学療法士の指導で本格的なリハビリを今日から開始。
まずは、病室を出てリハビリ専用ルームの一階に移動。考えてみたら先週の土曜日に入院してから、病室、手術室、レントゲン室など以外に行く事はなかったので、外界との境界に接するのは初めて。なにしろ、COVID-19の関係で100%面会も禁止なので、ほとんど初めてのお散歩状態。
理学療法士の先生とマンツーマンで、ゆっくりと腕の可動領域の確認をしながら、無理のない範囲で動かす。といっても、まだ自分の力で動かせる範囲はとても少ない。というわけで理学療法士の先生が支えで動かすと思っていたより可動域が広い。角度や方向を変えながら、細かく確認しながらいくつかの運動すると、どうしてもある範囲のところで激痛が走るがそれ以外のところは比較的痛みもない。ちょうど、ストレッチのトレーニングを受けているような感じで、約40分ほどのリハビリが無事終了。やはり動かしたことによって、一気に可動範囲が広がったようで、キーボードの上に手首を乗せるのもとても楽になった。
ところで、最近少し血圧が傾向として高めだったのだけど、今まで薬などを飲んだ事は一切なかった。ずいぶん前に、BMIがとても高かった時に健康診断で血圧が高いと指摘され、ちょっとだけ痩せる努力をしたら血圧が戻たので気にしていなかった。この時は、なんと30年近く観測されていた WPW: Wolff Parkinson White syndromeが消えると言う不思議な副産物があった。これについては、バイパス信号経路の1つが、軽い壊死を起こして消えたのではないかと言う説もあり、ちょっと微妙なところはある。
この後、3年前からの前立腺がんの治療に伴う内分泌療法のホルモン投与でまた体重が増えてしまい、内脂肪も増えてから再び血圧も高くなってきたのは自覚していた。とは言え、血圧って測り方や測る時間によって変動するので、定常的に高いわけではなし、最高血圧は高くないので特段のケアはしていなかった。定期検診や人間ドックでも、特に言われてなかったのだけど、さすがに入院して1日何度も計測すると傾向的に高いと言う診断になり、主治医の先生から血圧を抑制する薬が処方された。もっとも、かなり緩やかな効果の薬らしい。とりあえず、血圧の高い低いは諸説いっぱいあるようだけども、この機会に素直に薬も飲んでみることにした。
 それにしても、リハビリのおかげで、患部の痛みがとても減った気がする。まだ左腕はかなり腫れてるけど、思った以上に内出血も少ない、今のところ採血や点滴の注射の跡が残る右腕の方が、内出血がひどい位だ。僕の場合、血管がとても見つけにくいらしく、結構失敗する人が多い。今回は、見事に何人かの方が複数回トライすることになってしまったのだ。
リハビリ兼ねて、キーボード叩けるので、少したまっている宿題の執筆に、明日から頑張ろう。